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施設職員が退所者の部屋探しを手伝うとき|岡山市での注意点

岡山市の福祉施設・障害者支援施設・グループホーム・高齢者施設などで働く職員の方が、 退所予定者から、

  • 施設を出て自分のアパートで暮らしたい
  • 退所日までに住む場所を探したい
  • 生活保護で一般賃貸を借りたい
  • 不動産会社へ一人で相談するのが不安
  • 保証人や緊急連絡先がいない

と相談されることがあります。

施設職員が不動産会社へ問い合わせたり、 内見へ同行したりすることで、 住居探しが進みやすくなる場合があります。

一方で、

「支援のためだから」と施設職員が本人に代わって物件・申込み・契約をすべて決める

という進め方には注意が必要です。

先に結論|施設職員が押さえたい10項目

① 本人が一般賃貸を希望しているか
② 本人の了承を得て不動産会社へ相談しているか
③ 退所予定日・希望入居日
④ 生活保護・年金・給与などの収入
⑤ 家賃条件
⑥ 保証人・緊急連絡先
⑦ 本人確認書類・電話対応
⑧ 施設で受けている支援のうち退所後も必要なもの
⑨ 家具家電・引越し準備
⑩ 入居後に誰が何を支援するか


です。

施設職員の重要な役割は、 「本人の代わりに部屋を決めること」ではなく、 本人・福祉・不動産の間で必要な情報と日程を整理すること です。

施設退所から一般賃貸へ移ると何が変わる?

施設にいる間は、 生活上のさまざまな場面で職員による支援があります。

一般賃貸へ移ると、 施設内で当然に行われていた支援がそのまま続くとは限りません。

生活項目 施設利用中 一般賃貸へ移った後
食事 施設で提供・支援されている場合がある 本人・配食・居宅介護等で準備
服薬 職員が確認している場合がある 本人管理、訪問看護等を検討
金銭管理 施設が支援している場合がある 本人または地域支援で管理
掃除・洗濯 職員の支援がある場合がある 本人・居宅介護等で対応
通院 送迎・同行等がある場合がある 公共交通・支援サービス等を確認
夜間・緊急時 施設職員がいる場合がある 地域支援・緊急時連絡方法を準備
家賃 施設利用料等として管理 賃貸借契約に従って継続して支払う

「一人で全部できるか」ではなく支援を組み合わせて考える

一般賃貸への移行では、

「一人で全部できなければ退所できない」

と考える必要はありません。

大切なのは、 本人が苦手な部分を、

  • 相談支援
  • 自立生活援助
  • 居宅介護
  • 訪問看護
  • 地域定着支援
  • ケースワーカー
  • 医療機関
  • 家族等

の支援で補いながら地域生活を継続できるかを確認することです。

STEP1|まず本人の意思を確認する

1 「施設を出せる」ではなく「本人が出たいか」

最初に確認するのは、 本人が一般の賃貸住宅で生活することを希望しているかです。

例えば、

  • 本人から一人暮らしの希望がある
  • グループホームではなく一般アパートを希望している
  • 施設の利用期間終了に合わせて地域移行を検討している
  • 家族・支援者から一人暮らしを提案されている

など、背景はさまざまです。

施設側の都合や空床確保だけを理由に、本人の意向を確認せず賃貸住宅を決めないことが重要です。

本人が理解できる方法で物件・家賃・地域・一人暮らし後の生活を説明し、 本人の意思を確認しながら進めます。

STEP2|退所予定日を具体的な日付にする

2 「来月頃」より「10月31日退所予定」

不動産会社へ相談する際、 特に重要なのが退所予定日です。

整理例

退所予定日:10月31日
希望入居日:10月25日~31日
現在の施設:岡山市○区
新居希望:岡山市北区・中区
生活保護:受給中

という形で伝えると、 物件側が実際に間に合うか判断しやすくなります。

退所日だけ先に確定させるのは注意

一般賃貸へ入るには、

  • 物件探し
  • 内見
  • 申込み
  • 保証会社審査
  • 大家・管理会社確認
  • 初期費用見積書
  • 生活保護の場合の行政確認
  • 賃貸借契約
  • 鍵渡し

などが必要です。

「退所日10月31日、まだ10月25日時点で部屋が決まっていない」

という状態になると、 本人の住居が途切れるおそれがあります。

可能であれば、 新居の見通しと退所日の両方を調整 しながら進めてください。

STEP3|生活保護ならケースワーカーへ早めに共有

3 施設職員と不動産会社だけで契約まで進めない

退所予定者が生活保護受給中なら、 担当ケースワーカーへ、 一般賃貸へ移る予定を早めに共有します。

確認したいのは、

  • 一般賃貸への転居について
  • 住宅扶助の家賃条件
  • 初期費用
  • 引越しに必要な費用
  • 必要な見積書
  • 家具什器費等を相談する事情があるか
  • 契約前に必要な確認

です。

ケースワーカーへの共有例

「現在施設を利用している○○さんについて、 本人が一般賃貸での一人暮らしを希望しています。

退所予定は○月○日です。

本人の了承を得て住居探しを支援しています。

一般賃貸への転居について、 家賃条件、初期費用、引越し費用、 契約前に必要な手続きを確認したいです。」

施設職員がケースワーカーの代わりに判断しない

施設職員が、

  • 住宅扶助上限を決定する
  • 初期費用が支給されると約束する
  • 引越し費用が全部支給されると説明する

ことは避けます。

制度上の認定・支給可否は、 福祉事務所が個別に確認します。

STEP4|施設で受けている支援を書き出す

4 退所すると失われる支援を確認する
  • □ 食事
  • □ 服薬確認
  • □ 金銭管理
  • □ 掃除
  • □ 洗濯
  • □ ゴミ出し
  • □ 買い物
  • □ 通院
  • □ 行政手続き
  • □ 体調悪化時の相談
  • □ 夜間・緊急時対応

それぞれについて、

「退所後は誰が対応するのか」

を決めていきます。

岡山市の自立生活援助も確認

岡山市が案内する障害福祉サービスには 自立生活援助 があります。

施設・グループホーム等を利用していた障害のある方が、 居宅で自立した生活を営む際に、 定期的な巡回訪問や随時の相談、情報提供・助言等を行うサービスです。

利用できるかどうかは本人の状況や支給決定等によるため、 相談支援専門員等と確認してください。

住宅入居等支援(居住サポート)もある

岡山市の障害者基幹相談支援センターサブセンターでは、 一般住宅への入居等を支援する 住宅入居等支援(居住サポート) が案内されています。

施設職員だけでは住居調整が難しい場合は、 相談できる地域資源を確認する方法があります。

STEP5|本人の生活課題を「物件条件」に変える

5 病名や要介護度だけを不動産会社へ伝えない

不動産会社が物件を探すためには、 具体的な住宅条件が必要です。

本人の状態 住宅条件への変換
階段が難しい 1階またはエレベーター付き
車がない スーパー・病院・バス停が利用しやすい
精神科通院あり 通院先への公共交通を確認
騒音への負担が大きい 幹線道路・線路等との位置関係を確認
車椅子 建物入口、段差、玄関、浴室、トイレ等を確認
訪問サービスを利用 支援者が訪問可能な地域か確認

施設職員から医療情報を全部伝えない

住居探しを手伝うためであっても、 本人の病歴・診断・服薬内容等を、 不動産会社へ必要以上に伝えることは避けます。

まず本人の意向・同意を確認し、 住居探しや審査に必要な範囲へ整理します。

例えば

「○○という病気があります」
だけではなく、

「月2回○○病院へ通院しており、 車を持っていないため、 バスで通院しやすい地域を希望しています」

というように、 生活上必要な住宅条件へ変換 すると分かりやすくなります。

STEP6|保証人と緊急連絡先を先に確認する

6 内見後まで後回しにしない

施設退所者の賃貸審査で止まりやすいのが、

  • 連帯保証人
  • 緊急連絡先

です。

特に、

  • 身寄りがない
  • 親族と疎遠
  • 家族も高齢
  • 家族も生活保護
  • 頼める友人・知人がいない

という場合は、 部屋探しの最初に不動産会社へ伝えます。

施設職員を勝手に緊急連絡先へ書かない

本人に緊急連絡先がいないからといって、 担当施設職員の名前を申込書へ記載すればよいとは限りません。

特に注意

× 本人だけの判断で施設職員を書く
× 施設代表電話を無断で記載する
× 退所後も施設が対応すると約束する
× ケースワーカーを勝手に緊急連絡先にする

緊急連絡先として対応できるかは、 本人、職員、施設、管理会社、保証会社等で確認してください。

施設の電話番号を退所後も使える?

賃貸申込時に、 現在住んでいる施設の電話番号が本人の連絡先になっていることがあります。

しかし、退所後にその施設へ電話されても、 本人へ取り次げなくなる場合があります。

そこで、

  • 本人の携帯電話
  • 新しい電話番号
  • 支援機関への連絡方法

を入居前に整理します。

STEP7|本人確認書類を準備する

7 物件が見つかってから探し始めない

賃貸申込みでは、 物件・保証会社に応じて本人確認資料等が必要になります。

  • □ 本人確認書類
  • □ 現在住所・居所
  • □ 本人の電話番号
  • □ 生活保護受給状況が分かる資料
  • □ 年金・給与等の収入資料
  • □ 緊急連絡先
  • □ その他保証会社指定書類

施設に入る前の住所と、 住民票・本人確認書類・現在居所が異なる場合は、 適当に住所を合わせず不動産会社へ説明します。

本人確認電話への対応も準備する

保証会社等から、 本人へ電話確認が入る場合があります。

確認したいのは、

  • 本人が携帯電話を持っているか
  • 知らない番号へ出られるか
  • 氏名・生年月日・申込物件等を答えられるか
  • 電話対応に配慮が必要か

です。

対応が難しい場合は、 申込み前に本人の同意を得て不動産会社へ相談しましょう。

STEP8|施設職員から不動産会社へ相談する

8 最初の問い合わせで必要情報をまとめる
施設職員からの相談例

岡山市内の施設を利用している方について、 本人の了承を得て住居相談をしています。

本人は一般賃貸で一人暮らしを希望しており、 ○月○日に退所予定です。

生活保護は受給中で、 転居について担当ケースワーカーへ相談中/確認済みです。

希望家賃は○円程度です。

保証人は○○、 緊急連絡先は○○の状況です。

住宅条件として、 1階/エレベーター/○○病院への通院しやすさ等を希望しています。

退所後は○○の支援を利用予定です。

この条件で相談可能な物件があるか確認をお願いします。

不動産会社へ最初に伝えたい12項目

  • □ 本人の了承を得て相談している
  • □ 年齢
  • □ 入居人数
  • □ 施設退所予定日
  • □ 希望入居日
  • □ 生活保護・年金・給与等
  • □ 希望家賃
  • □ 保証人あり/なし
  • □ 緊急連絡先あり/なし
  • □ 本人の携帯電話
  • □ 必須住宅条件
  • □ 入居後の支援予定

STEP9|内見は本人参加を基本に考える

9 施設職員だけで「ここにしましょう」と決めない

可能であれば、 本人が実際に物件を見て、

  • 室内
  • 階段
  • 玄関
  • 浴室
  • トイレ
  • 周辺環境
  • スーパー
  • 病院
  • バス停

などを確認します。

本人が内見できない場合は?

外出困難、入院中、体調不良等で、 本人が現地内見できない場合もあります。

不動産会社へ、

  • 施設職員による代理内見
  • 家族による代理内見
  • 写真
  • 動画
  • オンライン内見

などが可能か相談します。

代理内見=施設職員が本人の代わりに物件を決定することではありません。

写真・動画等を使い、 本人が可能な範囲で物件内容を理解し、 入居意思を確認できるようにします。

STEP10|施設職員が申込書を全部代筆していい?

10 本人の申込内容として正確に作成する

本人が文字を書くことに困難があるなど、 申込書作成を支援する場面があります。

その場合でも、

  • 施設職員が勝手に勤務先を作る
  • 緊急連絡先を無断で記載する
  • 過去の家賃滞納を推測で回答する
  • 本人が知らない内容を入力する

ことは避けます。

入力・代筆の方法について不動産会社へ確認し、 本人の申込内容として事実に基づいて作成 します。

施設職員が賃貸借契約へ署名していい?

施設職員だからという理由だけで、 本人に代わって賃貸借契約を締結できるとは限りません。

原則として、 賃貸借契約の内容を本人へ説明し、 本人が契約当事者として手続きを進めます。

本人による契約手続きに支援が必要な場合は、

  • 不動産会社
  • 相談支援
  • 家族
  • 必要に応じ成年後見制度等の支援

について確認します。

「本人がうまく契約できないから、施設職員が代わりに名前を書いておく」という自己判断は避けてください。

STEP11|初期費用見積書を作成する

11 生活保護なら契約前に福祉事務所へ確認

候補物件が決まったら、 初期費用の内訳が分かる見積書を作成します。

  • □ 家賃
  • □ 共益費
  • □ 日割り家賃
  • □ 前家賃
  • □ 敷金
  • □ 礼金
  • □ 仲介手数料
  • □ 保証会社初回保証料
  • □ 火災保険料
  • □ 鍵関係費用
  • □ その他契約費用

生活保護による転居の場合は、 必要な確認を行ってから契約・支払いへ進みます。

施設職員が「この費用は生活保護から出ます」と約束しない

生活保護の初期費用は、 必要性や費目等について個別に確認されます。

「敷金も礼金も保証料も全部役所から出るので大丈夫です」

と施設職員や不動産会社が先に断定することは避けます。

見積書を準備し、 ケースワーカー・福祉事務所へ確認してください。

STEP12|家具家電の有無を確認する

12 新居だけ決まっても生活開始できないことがある

施設から一般賃貸へ移る方は、 家具家電をほとんど所有していないことがあります。

  • □ 寝具
  • □ 冷蔵庫
  • □ 洗濯機
  • □ 照明
  • □ カーテン
  • □ 調理用品
  • □ 食器
  • □ エアコン

新居に何が設備として付いているかを確認し、 不足するものを一覧にします。

生活保護なら家具什器費を相談できる場合もある

施設等から退所して新たに居宅生活を始める場合など、 一定の事情で最低生活に直接必要な家具什器を持っていないときは、 家具什器費を相談できる場合があります。

ただし、

施設を退所すれば冷蔵庫・洗濯機・テレビなど一式が必ず支給されるわけではありません。

購入前に、 現在持っている物、新居の設備、必要品を整理してケースワーカーへ確認してください。

家具家電付き物件も比較する

退所者が家具家電をほとんど持っていない場合は、 家具家電付き賃貸が候補になることがあります。

ただし、

  • 家賃が高くないか
  • 住宅扶助条件に合うか
  • 設備か残置物か
  • 故障時に誰が修理するか

を確認します。

STEP13|鍵渡し日と退所日をつなぐ

13 退所日=新居へ入れる日とは限らない

日程では、 次の5つを並べて確認します。

  • □ 新居の契約開始日
  • □ 鍵渡し日
  • □ 引越し日
  • □ 施設退所日
  • □ 福祉サービス開始日
新居契約

鍵渡し

家具家電・荷物搬入

施設退所

新居入居

地域支援開始

「施設退所日」と「鍵渡し日」が逆にならないようにする

避けたい例

10月31日 施設退所
11月2日 新居契約
11月3日 鍵渡し

この場合、 10月31日から11月3日までの居場所がありません。

退所前に、 本人が実際に新居へ入れる日 まで確認してください。

STEP14|退所後の支援開始日まで決める

14 賃貸契約で居住支援を終了しない

一般賃貸へ移った後に、

  • 相談支援
  • 訪問看護
  • 居宅介護
  • 自立生活援助
  • 地域定着支援
  • 通院
  • 配食

などが必要なら、 新居入居日から途切れないよう調整します。

施設職員が退所後も対応できることを曖昧にしない

大家さん・管理会社から、

「何かあったら施設へ連絡していいですか?」

と聞かれることがあります。

その際、 その場で安易に

「何かあれば全部施設で対応します」

と約束しないようにしましょう。

退所後の役割例

施設:退所日までの生活支援
相談支援:地域生活全体の調整
訪問看護:健康・医療面の支援
居宅介護:家事・生活支援
ケースワーカー:生活保護制度
不動産管理会社:建物・賃貸管理

退所後の連絡先・役割を明確にすることが、 本人にも施設にも重要です。

施設職員は連帯保証人にならないといけない?

施設職員だからという理由で、 本人の賃貸借契約の連帯保証人になる義務があるわけではありません。

施設や法人の方針にも関係するため、 個人判断で引き受けないようにしてください。

連帯保証人が用意できない場合は、 保証会社利用が可能な物件を不動産会社へ相談します。

保証会社があれば緊急連絡先も不要?

そうとは限りません。

保証会社を利用して連帯保証人が不要でも、 別途緊急連絡先を求められることがあります。

その条件は、 保証会社・管理会社ごとに異なります。

緊急連絡先がいないことが分かっているなら、 物件を内見する前から不動産会社へ伝える 方が手戻りを減らしやすくなります。

施設職員がやってよいこと・慎重にしたいこと

行動 考え方
不動産会社へ相談 本人の了承を確認して行う
物件条件を整理 本人の希望・生活上の必要条件を反映
内見へ同行 本人の意思決定を支える
代理内見 本人が確認できるよう写真・動画等を活用
申込書の記入補助 事実に基づき、代筆方法等を不動産会社へ確認
支援情報の共有 本人の意向・同意を確認し必要な範囲で共有
緊急連絡先になる 個人判断せず施設・保証会社等の条件を確認
連帯保証人になる 施設職員だから当然に引き受けるものではない
本人の代わりに契約 自己判断せず契約権限・必要な支援を確認
生活保護費用を約束 支給可否は福祉事務所へ確認

不動産会社へ渡す「退所者住居相談シート」

基本情報
  • □ 年齢
  • □ 入居人数
  • □ 現在の施設
  • □ 退所予定日
  • □ 希望入居日
  • □ 本人が一般賃貸を希望している
  • □ 本人の了承を得て相談している
収入・制度
  • □ 生活保護受給中/申請中/なし
  • □ 年金
  • □ 給与
  • □ ケースワーカー相談済み/未相談
  • □ 家賃条件
審査
  • □ 本人確認書類
  • □ 本人携帯電話
  • □ 本人確認電話への対応
  • □ 保証人あり/なし
  • □ 緊急連絡先あり/なし
  • □ 過去の保証会社が分かる/不明
住居条件
  • □ 希望地域
  • □ 希望家賃
  • □ 1階
  • □ エレベーター
  • □ 通院先
  • □ 車あり/なし
  • □ スーパー・薬局
  • □ その他必須条件
退所後
  • □ 相談支援
  • □ 自立生活援助
  • □ 訪問看護
  • □ 居宅介護
  • □ 地域定着支援
  • □ ケースワーカー
  • □ 医療機関
  • □ 家具家電準備

退所まで1か月ならどう動く?

退所日まで1か月程度しかない場合は、 一つずつ終わらせるより同時進行します。

本人意思確認

ケースワーカー確認

相談支援・退所後支援調整

保証人・緊急連絡先確認

不動産会社へ相談

物件候補が出たら、 内見・申込み・保証会社審査・見積書作成を早く進めます。

退所まで2週間しかない場合

2週間でも相談はできますが、 一般賃貸への入居が必ず間に合うとは限りません。

保証会社審査、本人確認、必要書類、生活保護の確認、大家さん判断等があるためです。

「2週間しかないので不動産会社へ相談しても無駄」ではなく、 2週間しかないからこそ当日から複数の確認を並行する ことが重要です。

退所日までに部屋が決まらない可能性が出たら

退所日直前まで 「何とかなるだろう」 と待たないでください。

一般賃貸への入居が間に合わない可能性が分かった時点で、

  • 施設内での退所日調整が可能か
  • ケースワーカー
  • 相談支援専門員
  • その他関係機関

へ共有します。

住居が途切れる可能性への対応と、 通常の賃貸探しを分けて考えます。

本人が「どこでもいい」と言った場合

退所期限が迫ると本人が、

「どこでもいいです」

と言う場合があります。

しかし、

  • 通院できない
  • スーパーへ行けない
  • 階段を上れない
  • 支援者が訪問できない
  • 家賃負担が高い

物件では、入居後の生活継続が難しくなります。

「どこでもいい」ではなく「最低限外せない条件」を3~5個だけ決める と探しやすくなります。

施設退所者の部屋探しでよくある失敗

  1. 本人の意思確認前に物件を探す
  2. 退所日だけ先に確定する
  3. 生活保護なのにケースワーカーへ相談しない
  4. 保証人・緊急連絡先を後回しにする
  5. 施設職員を無断で緊急連絡先へ書く
  6. 病名・医療情報を必要以上に不動産会社へ伝える
  7. 施設職員だけで物件を決める
  8. 初期費用確認前に契約する
  9. 家具家電を確認しない
  10. 退所後の支援が未定のまま鍵を渡す

施設退所から一般賃貸への理想的な流れ

本人が地域生活を希望

本人の意思・同意確認

退所予定日確認

現在の生活支援を整理

退所後の支援を調整

生活保護ならケースワーカー確認

家賃条件確認

保証人・緊急連絡先確認

本人確認書類準備

不動産会社へ相談

候補物件・本人確認

内見

申込み・保証会社審査

初期費用見積書

必要な行政確認

契約

家具家電・ライフライン準備

鍵渡し

施設退所・引越し

地域支援開始

生活状況を確認

よくある質問

Q.施設職員から不動産会社へ直接相談してもいいですか?

本人の意向・了承を確認したうえで、 住居探しについて事前相談することはできます。 本人が一般賃貸を希望していること、退所日、家賃、収入、保証人・緊急連絡先、必要な住宅条件などを整理して伝えると進めやすくなります。

Q.本人の代わりに施設職員だけで内見できますか?

物件・不動産会社によっては代理内見を相談できます。 ただし、本人が住む住宅なので、写真・動画等を利用して本人が物件内容を確認し、入居意思を示せるようにすることが重要です。

Q.施設職員が申込書を書いてもいいですか?

本人の記入を支援する場面はありますが、 代筆方法や申込方法は不動産会社へ確認してください。 施設職員の判断で事実と異なる勤務先、収入、緊急連絡先等を記載しないでください。

Q.施設職員が緊急連絡先になれますか?

自動的になれるわけではありません。 本人・職員・施設側の了承と、管理会社・保証会社側の条件を確認してください。 退所後の担当変更や職員退職時の扱いも考える必要があります。

Q.施設職員が保証人になる必要がありますか?

施設職員だからという理由だけで連帯保証人になる必要があるわけではありません。 保証会社を利用して保証人なしで相談できる物件もあります。 個人判断で保証人を引き受けず、施設の方針や不動産会社の条件を確認してください。

Q.本人の病名を不動産会社へ伝えた方がよいですか?

詳細な医療情報を一律にすべて伝えることが目的ではありません。 本人の意向・同意を確認し、住居探しに必要な情報を、通院・階数・騒音・支援体制など具体的な生活条件として整理しましょう。

Q.生活保護の方なら先に部屋を申し込んでもいいですか?

物件相談はできますが、 生活保護による転居費用・初期費用等を希望する場合は、 契約・費用支払い前に担当ケースワーカーへ必要な確認を行ってください。

Q.退所者が家具家電を何も持っていません。

まず新居に何が付いているか確認し、 不足する寝具、冷蔵庫、洗濯機、照明、カーテン等を整理します。 生活保護の場合は、一定の事情で家具什器費を相談できることがありますので、購入前にケースワーカーへ確認してください。

Q.一般賃貸へ移った後も支援を受けられますか?

本人の状況によっては、相談支援、自立生活援助、居宅介護、訪問看護、地域定着支援等を利用できる場合があります。 利用要件・支給決定等は関係機関へ確認してください。

Q.退所日までに部屋が見つかりません。

退所当日まで待たず、 一般賃貸への入居が間に合わない可能性が分かった時点で、 ケースワーカー、相談支援、施設内の担当者等へ共有してください。 住居が途切れる可能性への対応と通常の部屋探しを並行して考えます。

まとめ|施設職員の役割は「本人・福祉・不動産をつなぐこと」

施設退所者の部屋探しでは、 施設職員が積極的に動くことで手続きが進みやすくなることがあります。

しかし、

「支援しているから本人の代わりに全部決める」

という進め方ではありません。

大切なのは、

本人の意思

退所期限

家賃・生活保護

保証人・緊急連絡先

本人確認

住宅条件

家具家電

退所後支援

を整理したうえで、

本人 + 施設 + 相談支援 + ケースワーカー + 不動産会社

がそれぞれの役割を分担することです。

特に、

  • 生活保護受給中
  • 保証人なし
  • 緊急連絡先なし
  • 身寄りなし
  • 精神疾患・障害あり
  • 家具家電なし
  • 退所期限が迫っている

という条件が重なる場合は、 物件を探し始める前から情報を整理しておくことで、 申込み後の手戻りを減らしやすくなります。

施設職員・生活相談員・福祉支援者からの住居相談もミニクルホームへ

ミニクルホームでは、 岡山市北区・中区・南区・東区を中心に、 施設・グループホーム等から一般賃貸へ移る方のお部屋探しをご相談いただけます。

本人の了承を得たうえで、

  • 施設職員
  • 生活相談員
  • 相談支援専門員
  • ケアマネジャー
  • 医療ソーシャルワーカー
  • 訪問看護等の支援者

からの事前相談も可能です。

例えば、

  • 退所日までに一般賃貸を探したい
  • 生活保護受給中
  • 保証人がいない
  • 緊急連絡先がいない
  • 本人だけでは不動産会社とのやり取りが難しい
  • 代理内見を相談したい
  • 精神疾患・障害があり物件条件を整理したい
  • 家具家電を持っていない
  • 入居後も福祉サービスを利用する
  • 退所期限が迫っている

という場合も、 まず現在の状況を整理して物件条件を確認します。

施設・支援者様からお問い合わせ時に分かると進めやすい情報

・本人が一般賃貸を希望しているか
・本人の了承を得て相談しているか
・退所予定日
・希望入居日
・生活保護:受給中/申請中/なし
・希望家賃
・保証人:あり/なし
・緊急連絡先:あり/なし
・本人確認書類
・本人の携帯電話
・1階、通院など必須住宅条件
・退所後に予定している支援
・家具家電の有無
☎ 電話で相談する 086-239-3296 LINEで相談する ✉ メールで相談する

株式会社ミニクルホーム
〒700-0026
岡山県岡山市北区奉還町二丁目19番14号
JR岡山駅西口徒歩7分
TEL:086-239-3296
岡山県知事(3)第5473号

参考|岡山市・厚生労働省

岡山市|障害福祉サービス
https://www.city.okayama.jp/kurashi/0000007678.html

岡山市|障害/相談窓口(障害者基幹相談支援センター等)
https://www.city.okayama.jp/kurashi/0000057770.html

岡山市|計画相談支援・障害児相談支援・地域生活支援拠点
https://www.city.okayama.jp/kurashi/0000007955.html

岡山市|生活保護の相談・申請
https://www.city.okayama.jp/kurashi/0000003637.html

厚生労働省|障害福祉サービスについて
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/service/naiyou.html

※この記事は2026年8月時点で確認できる岡山市・厚生労働省等の公開情報と一般的な賃貸実務を参考に作成しています。
※「施設」には障害者支援施設、グループホーム、保護施設、高齢者施設、その他福祉施設等さまざまな種類があり、退所手続きや利用できる支援制度は施設種別・本人の状況によって異なります。
※一般賃貸への移行は本人の意思・希望を確認して進めることが重要です。施設職員が支援目的で関わる場合でも、本人の意思を確認せず物件・申込み・契約を決定することは避けてください。
※本人の障害、病歴、服薬、医療情報、支援者情報等を不動産会社・管理会社等へ共有する場合は、本人の意向・同意を確認し、住居選定・審査・地域生活に必要な範囲に整理してください。
※施設職員、相談支援専門員、ケースワーカー、訪問看護、医療機関等が当然に連帯保証人・緊急連絡先になるものではありません。本人・支援者・所属法人・保証会社・管理会社等の確認なく申込書へ記載しないでください。
※施設職員が本人に代わって賃貸借契約へ署名・締結できるとは限りません。本人による契約手続きが難しい場合は、不動産会社、関係支援者、家族、必要に応じ成年後見制度等を含めて適切な方法を確認してください。
※生活保護を利用した転居の場合、住宅扶助、転居の必要性、初期費用、引越し費用、家具什器費等について、契約・購入・支払い前に担当ケースワーカー・福祉事務所へ確認してください。
※自立生活援助、地域移行支援、地域定着支援その他障害福祉サービスを利用できるかは、対象要件・本人の状況・支給決定等によって異なります。
※保証会社審査、保証人、緊急連絡先、必要書類、本人確認方法等は物件・管理会社・保証会社によって異なります。
※賃貸審査・生活保護上の費用支給・障害福祉サービス利用を保証するものではありません。

Customer Voice

お客様の声

Googleマップへ寄せられたミニクルホームのお客様の声を、 プライバシーに配慮して一部抜粋・匿名化してご紹介します。

  • 正直な物件説明 ★★★★★

    まさに正直不動産。注意点まで教えてくれました

    まさに正直不動産。気になっていた物件について、事故物件であることや管理面の注意点なども教えてくれました。 安心して物件探しを任せられました。

    ご利用者A様

    Googleマップの口コミより一部抜粋

  • 入居・退去の対応 ★★★★★

    入居時も退去時も丁寧に対応してくれました

    入居時も退去時も丁寧に対応してくださり助かりました。 LINEでの対応も文字に残るので、電話だけより確認しやすいです。

    ご利用者B様

    Googleマップの口コミより一部抜粋

  • 難しい条件の部屋探し ★★★★★

    難しい条件でも迅速かつ柔軟に対応

    難しい条件の中、迅速かつ柔軟な対応で、ようやく住めるところが見つかりました。 不安なこともLINEで相談できて助かりました。

    ご利用者C様

    Googleマップの口コミより一部抜粋

  • 遠方からの引越し ★★★★★

    遠方からの引越しも丁寧にサポート

    遠方からの引越しで分からないことだらけでしたが、 何から何まで丁寧に対応してくださり、本当に助かりました。

    ご利用者D様

    Googleマップの口コミより一部抜粋

  • 地域情報・物件提案 ★★★★★

    土地の事情も分かり、納得して決められました

    難しい条件での物件探しでしたが、多数の物件をご案内いただき、納得して決めることができました。 土地の事情も参考になりました。

    ご利用者E様

    Googleマップの口コミより一部抜粋

  • 親身な対応 ★★★★★

    借りる側の目線で考えてくれました

    借りる側の目線で考えてくださるので有り難かったです。 気さくな不動産屋さんで、希望もお願いしやすく助かりました。

    ご利用者F様

    Googleマップの口コミより一部抜粋

 

※Googleマップに投稿された口コミの一部を、意味を変えない範囲で抜粋・匿名化しています。
※口コミは個人の感想であり、同じ結果を保証するものではありません。口コミ確認日:2026年6月29日

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