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「久しぶりに実家の空き家を開けたら、モワッとした臭いがした」
「押し入れや畳がカビ臭い」
「誰も住んでいないだけなのに、こんなに空気が悪くなるとは思わなかった」

岡山市でも、相続した実家や長期間使っていない空き家について、このようなご相談はよくあります。

空き家は、人が住まなくなると一気に空気の流れが止まります。窓を開ける人も、水を流す人も、換気扇を回す人もいなくなるため、室内に湿気がこもりやすくなります。

厚生労働省の建築物環境衛生管理基準では、相対湿度の基準として40%以上70%以下が示されています。空き家はこの湿度管理がされにくいため、梅雨・夏場・北側の部屋・押し入れなどでカビや異臭が出やすくなります。

この記事では、岡山市で空き家を所有している方に向けて、カビ臭さの原因、封水切れによる下水臭、換気・通水・除湿でできる対策、プロに管理を任せるメリットをわかりやすく解説します。


空き家がカビ臭くなる主な原因

空き家の臭いは、ひとつの原因だけで起こるわけではありません。

多くの場合、次のような原因が重なっています。

  • 締め切りによる湿気
  • 換気不足
  • 押し入れや畳のカビ
  • 雨漏りや結露
  • 排水口の封水切れ
  • 長期間残った家財や布団の湿気
  • 床下から上がる湿気
  • 掃除不足によるホコリや汚れ

特に多いのが、カビ臭+下水臭の組み合わせです。

玄関を開けた瞬間に「モワッ」とする臭いがある場合、単なる空気のこもりだけでなく、湿気・カビ・排水口の問題が起きている可能性があります。


なぜ空き家はカビが発生しやすいのか?

1. 空気が動かない

人が住んでいる家では、自然と空気が動きます。

  • 玄関を開け閉めする
  • 窓を開ける
  • エアコンを使う
  • 換気扇を回す
  • 室内ドアを開ける
  • 掃除をする

こうした日常の動きが、湿気を逃がす役割をしています。

しかし空き家になると、家の中の空気が止まります。空気が動かないと、湿気が一か所にたまりやすくなり、カビが発生しやすくなります。


2. 湿気が逃げない

空き家では、窓を閉めっぱなしにすることが多いため、湿気が逃げにくくなります。

特に注意したい場所は次のとおりです。

  • 押し入れ
  • クローゼット
  • 靴箱
  • 洗面所
  • 浴室
  • 畳の部屋
  • 北側の部屋
  • 床下
  • シンク下
  • 家具の裏

押し入れやクローゼットは、扉を閉めていると空気がほとんど動きません。中に布団や衣類が残っていると、それ自体が湿気を吸ってカビ臭さの原因になります。


3. ホコリや畳、壁紙がカビの栄養になる

カビは、湿気だけでなく栄養分も必要です。

空き家には、カビの栄養になりやすいものがたくさんあります。

  • ホコリ
  • 木材
  • 壁紙
  • 布団
  • 衣類
  • 革製品
  • 段ボール
  • 紙類
  • 家具

特に、残置物が多い空き家はカビのリスクが高くなります。

「まだ片付けていない実家」は、空気が動かないうえに、布団・衣類・段ボールなどが湿気を吸いやすいため、カビ臭さが出やすい状態です。


空き家の異臭は「封水切れ」も原因になる

空き家の臭いで見落としやすいのが、排水口から上がってくる下水臭です。

封水とは?

キッチン、洗面台、浴室、トイレ、洗濯機の排水口には、排水トラップという仕組みがあります。

排水トラップには水がたまっており、この水がフタの役割をして、下水の臭いや害虫が室内に上がってくるのを防いでいます。

この水を「封水」といいます。

空き家では封水が蒸発する

人が住んでいる家なら、毎日水を使うため、封水は自然に保たれます。

しかし空き家では、何週間も何か月も水を使わないことがあります。

その結果、排水トラップの水が蒸発し、下水の臭いが室内に上がってくることがあります。

下水臭とカビ臭が混ざると、強い異臭になる

空き家独特の嫌な臭いは、カビ臭だけではありません。

  • カビ臭
  • 下水臭
  • ホコリ臭
  • 古い畳や木材の臭い
  • 残置物の臭い

これらが混ざることで、玄関を開けた瞬間に「うわっ」と感じるような臭いになります。


空き家でカビが出やすい場所

押し入れ・クローゼット

空き家のカビで特に多いのが、押し入れやクローゼットです。

扉を閉めっぱなしにしていると空気が動かず、布団や衣類に湿気がたまります。

押し入れの奥、下段、壁側、布団の裏側は特に注意が必要です。


畳の部屋

畳は湿気を吸いやすい素材です。

空き家で換気されない状態が続くと、畳の表面や裏側にカビが発生することがあります。

初期なら清掃で改善できる場合もありますが、畳の内部までカビが入ると、表替えや交換が必要になることもあります。


浴室・洗面所

浴室や洗面所は、もともと湿気が多い場所です。

換気扇を止めたまま長期間放置すると、壁・天井・目地・排水口まわりにカビが出やすくなります。


北側の部屋

北側の部屋は日当たりが弱く、冬場は結露も起きやすい場所です。

壁紙の裏や家具の裏にカビが出ることもあるため、見た目だけで判断しない方が安心です。


床下

床下は、地面からの湿気が上がりやすい場所です。

築年数の古い木造住宅では、防湿対策が十分でない場合もあり、床下の湿気がカビやシロアリ被害につながることがあります。

木造住宅では、腐朽やシロアリによる蟻害などの生物劣化が耐久性に影響することが示されており、湿気を放置しないことが建物を守るうえで大切です。


カビ・異臭を放置するとどうなる?

1. 建物の印象が悪くなる

空き家を売却したり、賃貸に出したりする場合、内覧時の第一印象はとても大切です。

玄関を開けた瞬間にカビ臭いと、買主や借主は不安になります。

「この家、大丈夫かな」
「雨漏りしているのでは」
「リフォーム費用が高そう」
「管理されていない家なのでは」

このように思われると、価格交渉や申込み見送りにつながることがあります。


2. 修繕費が高くなる

表面のカビなら、掃除で改善できる場合もあります。

しかし、壁紙の裏、畳の内部、床下、木材の内部まで進んでいる場合は、簡単には戻せません。

必要になる可能性がある工事は次のとおりです。

  • 壁紙の張り替え
  • 畳の表替え・交換
  • 床材の張り替え
  • 押し入れ内部の補修
  • 木部の補修
  • カビ除去作業
  • 床下の湿気対策
  • シロアリ点検・駆除

早めに換気・通水・除湿をしていれば防げたものが、放置によって大きな費用になることがあります。


3. シロアリ被害につながることがある

カビが出るような湿気の多い環境は、シロアリにも好まれやすい環境です。

特に、床下や水回り付近の木材が湿っている場合は注意が必要です。

カビ臭さがある空き家では、単に臭いだけでなく、雨漏り・床下湿気・水回り劣化などが隠れている可能性もあります。


4. 管理不全空家のリスクにもつながる

カビ臭いというだけで、すぐに管理不全空家になるわけではありません。

ただし、湿気やカビを放置した結果、建物の劣化、外壁や屋根の傷み、害虫発生、近隣への悪影響などが重なると、空き家の管理状態が問題視される可能性があります。

令和5年12月13日に施行された改正空家法では、特定空家になる前段階の「管理不全空家」への対応も制度化されています。

岡山市でも、令和7年4月に管理不全空家等の認定基準が定められています。


今日からできる空き家のカビ・異臭対策

対策1. 対角線上の窓を開けて換気する

換気で大切なのは、ただ窓を開けることではありません。

風の通り道を作ることです。

1か所だけ窓を開けても、空気はあまり動きません。

おすすめは、対角線上にある窓を2か所以上開ける方法です。

たとえば、

  • 南側のリビング窓
  • 北側の部屋の窓
  • 玄関
  • 勝手口

などを組み合わせると、家の中に空気の流れができやすくなります。

換気のポイント

  • 晴れた日に行う
  • 風がある日を選ぶ
  • 1回1〜2時間を目安にする
  • 押し入れやクローゼットも開ける
  • 靴箱やシンク下も開ける
  • 雨の日や湿度が高い日は無理に開けない

外の湿度が高い日に窓を開けると、逆に湿気を入れてしまうことがあります。

「空気を入れ替える日」を選ぶことも大切です。


対策2. 押し入れ・クローゼットを開放する

空き家の換気でよくある失敗が、窓だけ開けて、押し入れやクローゼットを閉めたままにすることです。

カビが出やすいのは、むしろ閉め切った収納内部です。

換気するときは、

  • 押し入れ
  • クローゼット
  • 靴箱
  • シンク下
  • 洗面台下
  • 収納棚

も開けて、空気を通しましょう。

布団や衣類が残っている場合は、可能であれば一度出して風を当てるのが理想です。


対策3. すべての水回りで通水する

異臭対策で欠かせないのが通水です。

通水は、すべての水回りで行います。

  • キッチン
  • 洗面台
  • 浴室の洗い場
  • 浴槽の排水口
  • トイレ
  • 洗濯機の排水口

各場所で30秒〜1分程度、水を流します。

よくある失敗は、キッチンだけ水を流して終わることです。

封水切れは、洗面台・浴室・洗濯機排水口でも起こります。すべての排水口を確認することが大切です。


対策4. 除湿剤を置く

換気だけでは、押し入れや収納の奥まで湿気を取りきれないことがあります。

その場合は、市販の除湿剤を活用しましょう。

おすすめの設置場所は、

  • 押し入れ
  • クローゼット
  • 靴箱
  • シンク下
  • 洗面台下
  • 北側の部屋
  • 床下収納

です。

除湿剤は、置いて終わりではありません。

水がたまったまま放置すると効果がなくなるため、定期的に交換する必要があります。


対策5. 残置物を減らす

空き家に荷物が多いほど、湿気と臭いはこもりやすくなります。

特に注意したい残置物は、

  • 布団
  • 衣類
  • 段ボール
  • 紙類
  • 革製品
  • 古い家具
  • カーペット
  • ぬいぐるみ

です。

すぐに全部片付けるのが難しい場合でも、カビが出やすいものから減らしていくと効果があります。


対策6. 雨漏りや結露がないか確認する

換気や除湿をしてもカビが再発する場合、雨漏りや結露が原因かもしれません。

次のようなサインがある場合は注意してください。

  • 天井にシミがある
  • 壁紙がふくらんでいる
  • 窓枠に水跡がある
  • 床がブカブカする
  • 押し入れの奥だけカビが強い
  • 北側の壁が湿っている
  • カビ臭が何度も戻る

この場合、表面的にカビを拭いても根本解決になりません。

雨漏り・結露・床下湿気の原因を確認する必要があります。


カビ取りを自分でするときの注意点

軽い表面カビであれば、自分で掃除できる場合もあります。

ただし、カビ取り剤の使い方には注意が必要です。

国民生活センターは、住宅用塩素系洗浄剤を酸性洗浄剤などと混ぜると有害な塩素ガスが発生する危険があるとして注意喚起しています。塩素系洗浄剤は単独で使い、換気を十分に行い、保護具を着用することが重要です。

自分で作業するときの注意点

  • マスクを着用する
  • ゴム手袋を使う
  • 換気しながら作業する
  • 塩素系と酸性洗剤を混ぜない
  • 広範囲のカビは無理に触らない
  • 天井や壁内部のカビはプロに相談する
  • 作業後はしっかり乾燥させる

カビを拭き取っても、原因となる湿気が残っていれば再発します。

「カビを取る」よりも、カビが出にくい状態を作ることが大切です。


カビ・異臭対策の頻度目安

空き家の管理は、完璧を目指すよりも、継続できる頻度で行うことが大切です。

管理内容 目安頻度
換気 月1〜2回
通水 月1〜2回
除湿剤の確認 月1回
押し入れ・収納の確認 月1回
雨漏り・シミ確認 月1回
梅雨前の重点確認 5月〜6月
夏場の封水確認 7月〜9月
冬場の結露確認 12月〜2月

特に、岡山市周辺では梅雨前から夏場にかけて湿気対策が重要です。

梅雨入り前に一度しっかり換気・除湿剤交換・通水をしておくと、カビの発生リスクを下げやすくなります。


自分で管理するのが難しい場合はどうする?

空き家のカビ対策は、やること自体は難しくありません。

しかし、実際に続けるのが大変です。

  • 県外に住んでいる
  • 岡山まで通う時間がない
  • 月1回の管理が続かない
  • 何を見ればいいかわからない
  • カビが出ているか判断できない
  • 床下や雨漏りまでは確認できない
  • 高齢で作業が負担
  • 親族の誰が管理するか決まっていない

このような場合は、空き家管理サービスを利用するのも現実的です。


ミニクルホームでできる空き家管理サポート

ミニクルホームでは、岡山市を中心に、空き家管理・空き家相談・売却・賃貸活用・リフォーム相談まで対応しています。

カビや異臭が気になる空き家についても、まずは現地確認からご相談いただけます。

対応できること

  • 空き家の現地確認
  • 室内のカビ臭確認
  • 通風・換気
  • 水回りの通水
  • 封水切れの確認
  • 押し入れ・収納の確認
  • 除湿剤の設置・交換相談
  • 雨漏り・シミの目視確認
  • 床下湿気・シロアリリスクの相談
  • 写真付き報告
  • 定期巡回管理
  • 売却・賃貸・リフォームの相談
  • 相続した実家の今後の相談

「カビ臭い気がする」
「しばらく見に行けていない」
「梅雨前に一度確認してほしい」
「売るか貸すか決まっていない」
「県外に住んでいて管理できない」

このような段階でも大丈夫です。

いきなり売却や工事を決める必要はありません。まずは今の状態を確認し、必要な管理方法を一緒に整理していきましょう。


まとめ|空き家のカビ・異臭は、早めの換気と通水が大切です

空き家のカビや異臭は、放置すると建物の劣化、シロアリ被害、売却時の印象低下、修繕費の増加につながることがあります。

今回のポイントを整理します。

  • 空き家は空気が動かず、湿気がこもりやすい
  • カビ臭さの原因は、換気不足・湿気・残置物・雨漏りなどが多い
  • 下水臭の原因は、排水口の封水切れの可能性がある
  • 換気は対角線上の窓を開け、風の通り道を作る
  • 押し入れ・クローゼット・靴箱も開ける
  • 通水はキッチンだけでなく、すべての水回りで行う
  • 除湿剤は押し入れや収納など、湿気がこもる場所に置く
  • カビ取り剤は混ぜない・換気する・無理をしない
  • 月1〜2回の定期管理で、カビと異臭のリスクは下げやすくなる

空き家管理は、難しいことから始める必要はありません。

まずは、
換気する
通水する
湿気がこもる場所を確認する
この3つから始めるだけでも、建物の状態は変わります。

岡山市で空き家のカビ・異臭・湿気対策にお困りの方は、ミニクルホームへお気軽にご相談ください。


 

岡山市の空き家、カビ臭くなっていませんか?

玄関を開けた瞬間のモワッとした臭い。
押し入れのカビ。
排水口からの下水臭。
畳や壁紙の湿気。

そのまま放置すると、建物の劣化や修繕費の増加につながることがあります。

ミニクルホームでは、岡山市を中心に、空き家の現地確認・定期管理・売却・賃貸活用のご相談を受け付けています。

「最近見に行けていない」
「梅雨前に確認してほしい」
「カビ臭い原因を見てほしい」
「県外に住んでいて管理できない」
「まずは現地を見てほしい」

このような段階でも大丈夫です。

LINE・お電話・お問い合わせフォームから、お気軽にご相談ください。
無理な営業ではなく、今の状態に合わせた現実的な方法をご提案します。

対応エリア:岡山市北区・中区・南区・東区、玉野市、瀬戸内市、倉敷市、備前市、総社市 ほか


FAQ

Q1. 空き家のカビ臭さは換気だけで改善できますか?

軽いこもり臭であれば、換気と通水で改善することがあります。ただし、壁紙・畳・押し入れ・床下にカビが広がっている場合は、換気だけでは不十分です。原因確認が必要です。

Q2. 空き家はどのくらいの頻度で換気すればいいですか?

目安は月1〜2回です。梅雨前、夏場、冬の結露時期は特に注意が必要です。晴れて風のある日に、対角線上の窓を開けて空気の通り道を作りましょう。

Q3. 通水はどこを確認すればいいですか?

キッチン、洗面台、浴室、トイレ、洗濯機排水口を確認します。各場所で30秒〜1分ほど水を流すと、封水切れによる下水臭を防ぎやすくなります。

Q4. 除湿剤はどこに置くのが効果的ですか?

押し入れ、クローゼット、靴箱、シンク下、洗面台下、北側の部屋など、空気が動きにくい場所に置くのがおすすめです。水がたまったら交換しましょう。

Q5. カビ取り剤を使うときの注意点はありますか?

塩素系洗浄剤と酸性洗浄剤を混ぜないこと、換気すること、マスクや手袋を使うことが大切です。広範囲のカビや壁内部のカビは、無理に自分で処理せず専門家へ相談してください。

Q6. 県外に住んでいても、岡山市の空き家管理を依頼できますか?

はい、可能です。県外や遠方にお住まいで、岡山市の実家を見に行けない方からのご相談は多いです。写真付き報告を活用すれば、現地に行けなくても状態を確認しやすくなります。

まずは空き家の所在地、建物の状態、最後に見に行った時期、今後の希望を整理してご相談ください。現地確認を行い、管理・売却・賃貸・リフォームなど、現実的な選択肢をご提案します。

 

 

 

 

 

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