大家から突然退去を求められた生活保護受給者の対応|岡山市で最初にすること
生活保護を受給しながら賃貸住宅に住んでいて、大家さんから突然、
「この部屋を出てほしい」
と言われたら、どうすればよいのでしょうか。
「今月中に出ないといけない?」
「生活保護でも次の部屋は借りられる?」
「引っ越し費用を持っていない」
「大家さんに言われたら断れない?」
と不安になる方もいると思います。
大家さんから突然退去を求められても、 すべてのケースで直ちに部屋を出なければならないわけではありません。
まず、
① なぜ退去を求められているのか確認する
② 賃貸借契約書と通知書を確認する
③ 担当ケースワーカーへ連絡する
④ 必要なら法律相談を利用する
⑤ 同時に次の住居探しを始める
という順番で進めましょう。
大家から「出てほしい」と言われたら、その日に退去?
いいえ。必ずしもそうではありません。
特に普通借家契約で、大家さん側の事情から契約を終了させようとする場合は、 借地借家法上の「正当事由」などが問題になります。
大家さんが、
「自分で使いたいから来月出て」
「売却するからすぐ退去して」
「何となく入居者を変えたい」
と言っただけで、当然に即日退去になるとは限りません。
一方で、次のようなケースは状況が異なります。
| 状況 | 確認すること |
|---|---|
| 大家さん都合 | 退去理由、契約種類、通知時期、正当事由など |
| 建物の建替え・取り壊し | 理由、時期、通知内容、退去条件 |
| 家賃滞納 | 滞納額、督促、契約解除通知、保証会社 |
| 重大な契約違反 | 契約内容と具体的な違反内容 |
| 定期借家契約 | 契約期間と終了通知 |
| 裁判になっている | 訴状・判決・裁判所から届いた書類 |
最初に確認するのは「退去理由」
まず大家さんや管理会社へ、
と確認してみましょう。
口頭だけで話を進めるより、
- いつ言われたか
- 誰から言われたか
- 退去理由
- 希望退去日
- 契約解除なのか単なる相談なのか
を明確にしておくことが大切です。
賃貸借契約書を確認する
次に現在の賃貸借契約書を確認します。
特に見ておきたいのは、
- 普通借家契約か定期借家契約か
- 契約期間
- 契約更新について
- 貸主からの解約について
- 契約解除事由
- 家賃滞納について
です。
契約書を読んでも意味が分からない場合は、自己判断で結論を出さず、管理会社・不動産会社や法律相談先へ確認してください。
その場で「分かりました。出ます」と約束しない
突然言われると、
「大家さんに逆らえない」
と思って、その場で退去を約束してしまう方もいます。
大家さんから、
- 退去合意書
- 解約届
- 明渡し合意書
- 退去確認書
などへ署名を求められた場合は、内容を理解できないまま署名しないようにしましょう。
一度合意してしまうと、その後の話が変わる可能性があります。
生活保護受給中ならケースワーカーへすぐ相談する
大家さんから退去を求められたら、 担当ケースワーカーへ早めに連絡してください。
伝えるときは、
と具体的に説明します。
ケースワーカーへ確認すること
- 今回の転居について必要な手続き
- 住宅扶助の家賃条件
- 転居費用の扱い
- 賃貸契約の初期費用
- 引っ越し業者費用
- 物件見積書の提出方法
- 代理納付を利用できるか
退去を求められたら新しい部屋を探していい?
はい。不動産会社への相談や物件探しは早めに始めた方がよいでしょう。
ただし、 ケースワーカーへ確認する前に新しい賃貸を勝手に契約・支払いするのは避けてください。
生活保護受給中の転居では、転居理由や家賃、初期費用などについて確認が必要になる場合があります。
おすすめの流れは、
大家都合の退去なら引っ越し費用はどうなる?
大家さん都合での退去では、状況によって立退料などが問題になる場合があります。
ただし、
- 必ず立退料がもらえる
- 必ず○か月分もらえる
と一律に決まっているものではありません。
契約内容、退去理由、大家さん側・借主側の事情などによって変わります。
立退料や退去義務について争いがある場合は、不動産会社だけで判断せず、弁護士などへ相談してください。
生活保護の転居費用は相談できる?
生活保護受給中で、転居の必要性が認められた場合は、 転居に必要となる費用が支給対象になることがあります。
たとえば、状況によって、
- 敷金
- 礼金
- 仲介手数料
- 保証会社の初回保証料
- 火災保険料
- 前家賃など
- 引っ越しに必要な費用
について確認することになります。
転居理由・費用内容・物件条件などによって判断されます。契約前に担当ケースワーカーへ確認してください。
家賃滞納が原因で退去を求められている場合
大家さんが突然言い出したように感じても、実際には家賃滞納が続いている場合は注意が必要です。
次の内容を確認してください。
- 何か月分滞納しているか
- 滞納額はいくらか
- 保証会社を利用しているか
- 保証会社が家賃を立て替えているか
- 契約解除通知が届いているか
- 裁判所から書類が来ていないか
家賃滞納によって裁判や明け渡し手続きまで進んでいる場合は、 通常の大家都合の退去とは状況が異なります。
保証会社への滞納がある場合は次の審査にも注意
家賃滞納があり、保証会社が大家さんへ代わりに家賃を支払っている場合、保証会社への未払いが残っていることがあります。
その状態で同じ保証会社を利用する新しい物件へ申し込むと、過去の契約状況が審査へ影響する可能性があります。
以前利用していた保証会社が分かる場合は、不動産会社へ伝えてください。
ただし、 別の保証会社なら必ず審査に通るという意味ではありません。
退去期限を一方的に「1週間後」と言われた場合
大家さんから、
「来週までに出て」
と言われても、その言葉だけで直ちに法的な退去義務が確定するとは限りません。
特に普通借家契約で大家さん側の事情による退去の場合は、契約終了の条件を確認する必要があります。
一方で、家賃滞納による解除、定期借家の終了、裁判所の判決などがある場合は別です。
「大家さんが言った日」と「実際に退去義務が生じる日」を同じだと自己判断しないようにしましょう。
鍵を勝手に交換されたら?
大家さんから退去を求められたあと、
- 勝手に鍵を交換された
- 荷物を外へ出された
- 無断で室内へ入られた
- 電気・水道を止めると言われた
など、通常の退去要請を超える行為が起きた場合は、早めに法律相談を利用してください。
賃貸の明け渡しを強制的に行う場合には、原則として裁判・強制執行など所定の手続きがあります。
次の部屋探しで優先する条件
退去期限が迫っている場合は、希望条件に優先順位をつけます。
最優先
- 生活保護で相談できる
- 住宅扶助などの家賃条件に合う
- 保証会社の審査に進める
- 退去期限までの入居を相談できる
- 緊急連絡先などの条件を満たせる
次に確認
- 通院しやすい
- スーパーが近い
- バスなど交通手段がある
- 身体状況に合っている
余裕があれば比較
- 築浅
- 南向き
- 角部屋
- 独立洗面台
- オートロック
不動産会社へ伝えるとスムーズな内容
- 生活保護受給中であること
- 大家さんから退去を求められていること
- 退去を言われた日
- 大家さんが希望している退去日
- 退去理由
- 世帯人数
- 住宅扶助の家賃条件
- 希望エリア
- 保証人の有無
- 緊急連絡先の有無
- 家賃滞納の有無
- 以前利用していた保証会社
- ケースワーカーへ相談済みか
よくある質問
Q.大家さんから突然「出て」と言われたらすぐ退去ですか?
必ずしもそうではありません。普通借家で大家さん側の事情から退去を求める場合などは、契約内容や正当事由、通知などを確認する必要があります。
Q.生活保護だから退去を断れないですか?
生活保護を受給していること自体で、大家さんの退去要請が自動的に有効になるわけではありません。契約内容と退去理由を確認してください。
Q.大家さんから退去を言われたらケースワーカーへ相談できますか?
はい。むしろ早めに相談してください。退去理由、期限、通知書などがあれば担当ケースワーカーへ伝えましょう。
Q.次の部屋をすぐ探してもいいですか?
不動産会社への相談や物件探しは早めに始めて構いません。ただし契約・費用の支払い前に、必要な行政確認を行いましょう。
Q.大家都合なら立退料は必ずもらえますか?
必ず支払われると一律に決まっているわけではありません。契約・退去理由・双方の事情などによって異なるため、法律上の判断が必要な場合は専門家へ相談してください。
Q.家賃を滞納しています。
滞納による契約解除や裁判手続きが進んでいる場合は、大家都合による通常の退去要請とは異なる可能性があります。督促・解除通知・裁判所からの書類を確認してください。
まとめ|突然の退去要請でも、焦ってその場で決めない
生活保護受給中に大家さんから突然退去を求められた場合は、
- 退去理由を確認する
- 退去期限を書面で確認する
- 賃貸借契約書を確認する
- その場で解約や退去へ同意しない
- ケースワーカーへ連絡する
- 必要なら法律相談を利用する
- 同時に新しい住居探しを始める
- 住宅扶助・初期費用を確認する
ことが重要です。
大家さんから「出てほしい」と言われたからといって、 何も確認せず、その日のうちに退去を約束する必要はありません。
一方で、退去問題が長期化してから慌てて新居を探すのも避けたいところです。
現在の契約を確認しながら、次の住居を確保する準備も同時に進めましょう。
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大家さんから突然退去を求められてお困りの方へ
ミニクルホームでは、岡山市を中心に、生活保護受給中で急な退去や住み替えが必要になった方のお部屋探しをご相談いただけます。
「突然出てほしいと言われた」
「今月中に退去と言われた」
「次の部屋がまだない」
「引っ越し費用がない」
「保証人がいない」
「家賃滞納がある」
このような場合は、まず 「いつ・誰から・なぜ・いつまでに退去と言われたか」 をお知らせください。
☎ 電話で相談する086-239-3296 LINEで部屋探しを相談する ✉ メールで相談する
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岡山県岡山市北区奉還町二丁目19番14号
電話:086-239-3296
岡山県知事(3)第5473号
※退去義務、契約解除、立退料等の法律上の判断は、賃貸借契約の種類・退去理由・通知内容・家賃滞納・裁判手続き等によって異なります。法律判断が必要な場合は弁護士等へご相談ください。生活保護の住宅扶助・転居費・初期費用等については担当ケースワーカー・福祉事務所へ契約前にご確認ください。
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