「債務整理を考えているけれど、引っ越しの予定もある。どちらを先にすればいいの?」
「手続きをしたら、しばらく部屋を借りられなくなるのでは」
借金の返済に悩みながら、住まいのことも考えなければならない状況は、とても心細いものです。どちらも生活に関わる大切なことだからこそ、焦って決める前に、一度整理してみましょう。
この記事では、債務整理を考えている方が「引っ越しは手続きの前か、後か」を考えるときの判断の軸と、手続きごとの注意点を、岡山で部屋探しをサポートしている不動産会社の立場からお伝えします。なお、債務整理の手続きそのものについては、弁護士・司法書士にご相談ください。
結論:「前か後か」は一律には決まりません。まず依頼先に相談を
- 引っ越しを債務整理の前にするか後にするかは、今の延滞の状況、今の住まいの退去期限、手続きの種類、費用の準備などによって変わり、一律に「こちらが正解」とはいえません。
- 債務整理の手続きは、住まいの契約や家賃の支払い、引っ越し費用の用意のしかたに関係することがあります。引っ越しの予定があることは、最初に依頼先(弁護士・司法書士)へ伝えましょう。
- どのタイミングでも、返済や手続きを続けながら払い続けられる家賃の部屋を選ぶことが大切です。
- 手続きの後でも、信用情報を確認しない保証会社を使う物件などで、賃貸を借りられる可能性はあります。
審査の結果は保証会社・物件・大家さん・申込者の状況によって異なり、必ず借りられるというものではありません。
判断するときの5つの軸
| 確認すること | 考え方 |
|---|---|
| ①今、延滞しているか | すでに数か月の延滞がある場合、信用情報にはすでに記録が残っている可能性があります。「手続きの前なら記録がない」とは限りません。 |
| ②今の住まいを出る期限があるか | 退去期限や転勤・転校など、動かせない予定があるかどうか。 |
| ③どの手続きを考えているか | 任意整理・個人再生・自己破産で、手続き中の引っ越しの注意点が違います(次の章)。 |
| ④引っ越し費用を無理なく用意できるか | 初期費用や引っ越し代を、新たな借入れやカードの分割払いで用意する方法は避けましょう。 |
| ⑤新しい家賃を払い続けられるか | 返済額(または手続き後の家計)を差し引いても無理のない家賃かどうか。 |
この5つを整理したうえで、依頼先の弁護士・司法書士と、不動産会社の両方に相談すると、進め方が決めやすくなります。
手続き別|引っ越しで気をつけたいこと
任意整理の場合
- 裁判所を通さない手続きのため、手続き中の引っ越しに裁判所の許可は必要ありません。
- 任意整理の対象にしたカードは使えなくなることが多いため、家賃や初期費用をカードで払う予定の方は、支払い方法を見直す必要があります。
- 和解後の毎月の返済額を差し引いて、家賃を決めましょう。
任意整理中の部屋探しは任意整理中の部屋探しの記事で詳しく解説しています。
個人再生の場合
- 個人再生では、家計の収支をもとに返済の計画が立てられます。家賃が変わる引っ越しや住所の変更は、手続きや計画に関係することがあります。
- 手続きの前・途中に引っ越しの予定がある場合は、依頼先に早めに伝えて、進め方を相談しましょう。
自己破産の場合
- 破産管財人が選ばれる手続き(管財事件)では、破産法第37条により、破産者は裁判所の許可がなければ居住地を離れることができないとされています。手続き中に引っ越す場合は、依頼先を通じて必要な手続きを確認しましょう。
- 今の住まいの敷金や家賃の滞納の扱いも、手続きに関係することがあります。自己判断で進めず、依頼先に確認してください。
自己破産の前後での部屋探しは、自己破産後でも部屋は借りられる?岡山市の賃貸審査で確認される7項目もあわせてご覧ください。
審査や部屋探しに不安がある方へ
ブラックリスト、自己破産、債務整理中、無職、保証人なしなど、事情がある方の部屋探しもご相談ください。現在の状況を確認しながら、岡山市で考えられる探し方を一緒に整理します。
株式会社ミニクルホーム
岡山県岡山市北区奉還町二丁目19番14号
※物件や申込条件によって審査結果は異なります。入居や審査通過を保証するものではありません。
「手続きの前に引っ越せば審査に通りやすい?」について
このご質問はよくいただきます。考えておきたいのは次の点です。
- すでに延滞がある場合:信用情報にはすでに記録が残っている可能性があり、手続きの前でも影響が出ることがあります。
- 契約した後に家賃を払い続けられるか:審査に通ることよりも、入居後に家賃と返済の両方を続けられるかの方が大切です。
- 申込書には事実のとおりに記入する:聞かれた内容に事実と異なる記入をすると、契約後のトラブルにつながるおそれがあります。
- 費用の用意のしかたに注意する:初期費用を新たな借入れやカードで用意し、その後に債務整理の対象にするような進め方は、手続きに悪い影響が出るおそれがあります。必ず依頼先に相談してください。
「どちらが審査に有利か」だけで決めるのではなく、手続きと暮らしの両方が無理なく続けられる順番を選びましょう。
手続きの後に引っ越す場合の探し方
- 信用情報を確認しない保証会社を使う物件を中心に探す(信販系と独立系保証会社の違い)
- 家賃は手続き後の家計で決める:家賃(共益費込み)は手取り月収の3分の1程度までが一つの目安です。返済がある場合は、返済額を差し引いて考えます。
- 預貯金や収入の書類をそろえる(「預貯金審査」の記事)
- 初期費用は現金で用意する前提で考える(引っ越し費用が足りないときの制度・相談先)
例:任意整理の返済が月3万円、手取り月21万円の場合
- 返済を差し引いた手取り:21万円 − 3万円 = 18万円
- 18万円の3分の1:6万円
- → 家賃は6万円前後までが目安。生活費に余裕を持たせるなら5万円台も候補に
依頼先と不動産会社に確認したいこと
弁護士・司法書士に確認したいこと
- 引っ越しの予定があること、希望の時期
- 手続きの前・途中・後のどのタイミングで引っ越すのがよいか
- 今の住まいの家賃・敷金・滞納分の扱い
- 引っ越し費用・初期費用の用意のしかた
- 住所が変わるときに必要な手続き
不動産会社に伝えたいこと
- 債務整理を考えている(または手続き中である)こと
- 引っ越したい時期と、今の住まいの退去期限
- 毎月の返済額(または見込み)と、希望の家賃
- クレジットカードが使えるかどうか
- 家族構成と、学校・駐車場などの条件
伺った内容は、部屋探しに必要な範囲で扱います。弊社は法律の判断や交渉の代理を行うことはできませんが、住まい探しの面から一緒に整理します。
一人暮らし・家族で考える場合のポイント
一人暮らしの場合
ご本人の信用情報と収入で審査されます。手続き中・手続き後は、信用情報を確認しない保証会社の物件を中心に、家賃を抑えて探すのが現実的です。
家族で住み替える場合
債務整理をしない、実際に一緒に住む家族が契約者になる考え方もあります。ただし、住まない人の名前を借りる「名義貸し」は避けてください。子どもの転校や退去期限など、動かせない予定がある場合は、依頼先と不動産会社の両方に早めにお伝えください(名義人の考え方)。
よくある質問
Q. 債務整理の前と後、どちらに引っ越す方がよいですか?
A. 一律には決まりません。今の延滞の状況、退去期限、手続きの種類、費用の準備によって変わります。引っ越しの予定があることを、まず依頼先の弁護士・司法書士に伝えて相談しましょう。
Q. 債務整理をしたら、部屋はもう借りられませんか?
A. そうとは限りません。信用情報を確認しない保証会社を使う物件などで、手続きの後でも借りられる可能性があります。
Q. 自己破産の手続き中に引っ越しはできますか?
A. 破産管財人が選ばれる手続きでは、居住地を離れるには裁判所の許可が必要とされています。依頼先を通じて確認してください。
Q. 引っ越し費用をカードで払ってもよいですか?
A. 債務整理を考えている時期に、カードや借入れで費用を用意すると、手続きに影響するおそれがあります。必ず依頼先に相談してください。
Q. 今の家賃を滞納しています。先に引っ越すべきですか?
A. 滞納分の扱いは手続きに関係することがあるため、自己判断で進めず、依頼先に相談しましょう。退去期限がある場合は、住まい探しを早めに始められるよう、弊社にもご相談ください。
Q. 債務整理のことを不動産会社に話す必要はありますか?
A. 事前に伝えていただく方が、合う保証会社や物件を選びやすくなります。申込書で聞かれた内容には、事実のとおりに記入してください。
まとめ
- 引っ越しを債務整理の前にするか後にするかは、延滞の状況・退去期限・手続きの種類・費用の準備によって変わります。
- 引っ越しの予定があることは、まず依頼先の弁護士・司法書士に伝えましょう。自己破産(管財事件)では、手続き中の転居に裁判所の許可が必要です。
- 「審査に通りやすいか」よりも、「家賃と返済を続けられるか」を基準に考えましょう。
- 手続きの後でも、保証会社の選び方と家賃の設定しだいで、部屋を借りられる可能性はあります。
借金と住まいの悩みが重なると、ひとりで抱え込んでしまいがちです。法律のことは専門家に、住まいのことはミニクルホームに、それぞれ分けて相談すれば、進め方が見えてきます。相談だけでも大丈夫です。
審査や部屋探しに不安がある方へ
ブラックリスト、自己破産、債務整理中、無職、保証人なしなど、事情がある方の部屋探しもご相談ください。現在の状況を確認しながら、岡山市で考えられる探し方を一緒に整理します。
株式会社ミニクルホーム
岡山県岡山市北区奉還町二丁目19番14号
※物件や申込条件によって審査結果は異なります。入居や審査通過を保証するものではありません。
※本記事は2026年9月19日時点の情報をもとにした一般的な情報提供であり、債務整理の手続きや時期について法的な判断を行うものではありません。手続きについては、依頼している弁護士・司法書士、または法テラスなどの専門窓口にご相談ください。弊社は法律の判断や交渉の代理を行うことはできません。
お客様の声
岡山市でのお部屋探しや住まいのご相談をお手伝いしたお客様から、 うれしいお声をいただいています。
※掲載内容はプライバシーに配慮し、個人が特定されない範囲で表現を整えています。
LINEで事前相談
電話で相談する
tel:0862393296
株式会社ミニクルホーム
住所:岡山県岡山市北区奉還町二丁目19番14号
電話番号:
tel:0862393296
不動産探し・お部屋探しでのご相談はこちらからどうぞ
岡山県知事(3)第5473号
会社概要
株式会社ミニクルホーム
業務内容:
売買仲介・賃貸仲介・管理・賃貸空室対策コンサルタント・内装リフォーム保険代理店
住所:岡山県岡山市北区奉還町二丁目19番14号
JR岡山駅西口徒歩7分
FAX :086-239-3323
メールアドレス:minikuru@bc.wakwak.com
しかける賃貸満室マン 城井 仁 (しろい ひとし)
LINEで事前診断







