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「いまは施設や知人の家に身を寄せているけれど、いつまでもこのままではいられない」 「もう一度、自分の部屋で暮らしたい。でも、何から始めればいいのか分からない」 「お金も保証人もない状態から、本当に部屋を借りられるのだろうか」

強制執行や退去、病気や仕事の事情などで住まいを一時的に失うと、「元の暮らしに戻れるのか」という不安が大きくなります。宿泊施設や病院、知人の家で過ごしながら、先の見通しが立たずに焦りを感じている方も多いです。

まずお伝えしたいのは、一時的な住まいは「次の住まいへのつなぎ」であり、そこから賃貸住宅へ移る道はあるということです。生活保護を受けている方は、条件を満たせば、部屋を借りるための敷金などの支給が認められることがあります。大切なのは、いまの居場所に合った相談先を知り、移るための準備を一つずつ進めることです。

この記事では、岡山市北区・奉還町の不動産会社ミニクルホームが、住まいを一時的に失った方が、一時的な住まいから賃貸住宅へ移るまでの流れをまとめました。

この記事でわかること

  • いまの居場所ごとの、相談先と移るときのポイント
  • 生活保護を受けている方が、賃貸へ移るときの考え方
  • 生活保護を受けていない方が使える支援
  • 賃貸で暮らし始める前に整えておきたいこと
  • 一時的な住まいから、入居までの流れ

※この記事は2026年10月時点の情報をもとにしています。保護の内容や費用の支給は福祉事務所が判断します。

結論|一時的な住まいは「つなぎ」。移るための準備を一つずつ

先に、結論を3つにまとめます。

  1. いまの居場所に合った相談先に、「賃貸に移りたい」と伝えましょう。
    生活保護を受けている方は担当のケースワーカー、受けていない方は福祉事務所や岡山市寄り添いサポートセンターが窓口です。
  2. 生活保護を受けている方は、賃貸で暮らせると認められれば、敷金などの支給が認められることがあります。
    お金の管理や通院など、ひとりで暮らすための準備を整えておくことが大切です。
  3. 物件探しは、住宅扶助の範囲や家計に合わせて。契約は、ケースワーカーの了承を得てから。
    保証人や緊急連絡先がいない場合も、居住支援法人などの支援を組み合わせる方法があります。

いまの居場所ごとの、相談先と移るときのポイント

いまの居場所 主な相談先 移るときのポイント
無料低額宿泊所・日常生活支援住居施設など 担当のケースワーカー、施設の職員 施設はあくまで一時的な起居の場とされている。賃貸で暮らせるかを、ケースワーカーと一緒に確認する
病院(退院を控えている) 病院の医療ソーシャルワーカー、ケースワーカー 退院後に帰る住まいがない場合は、退院の日程に合わせて早めに部屋探しを始める
福祉施設(退所を控えている) 施設の相談員、ケースワーカー 退所の時期と、退所後に必要な支援(通院・介護など)をあわせて考える
知人・家族の家 福祉事務所(受けている方はケースワーカー) 一時的に身を寄せていることを伝える。長く続くと、相手との関係や世帯の扱いが難しくなることがある
ネットカフェ・車中・ホテルなど いまいる場所を担当する福祉事務所、岡山市寄り添いサポートセンター 費用がかさみ、体にも負担がかかるため、長く続ける前に相談する
DVなどから避難している 配偶者暴力相談支援センター、警察、福祉事務所 安全の確保が最優先。転居先の情報の扱いについても相談する

※岡山市の資料(2022年1月時点)では、市内の無料低額宿泊所は1か所(定員20名)とされており、数は多くありません。一時的な居場所について困ったときは、早めに福祉事務所に相談しましょう。

強制執行の前後で住む場所がなくなりそうな方は、強制執行で住む場所がなくなる|住所がなくても生活保護は申請できます【岡山市】もあわせてご覧ください。

生活保護を受けている方が、賃貸へ移るとき

敷金などの支給が認められることがある

生活保護の基準では、転居の際に敷金などの支給が認められる場合として、宿泊所などを一時的な居場所として利用していた方が、アパートなどで暮らせると認められる場合や、退院や施設の退所にあたって帰る住まいがない場合、知人宅などに一時的に身を寄せていた場合などが示されているとされています。

無料低額宿泊所を出てアパートなどを借りる場合について、国は、敷金などを支給できる場合として「居宅生活ができると認められること」を示しています。認められるかどうかは、福祉事務所が判断します。

「賃貸で暮らせる」と認められるために、整えておきたいこと

整えておきたいこと 具体的には
お金の管理 保護費のやりくりができるか。不安があれば、社会福祉協議会の日常生活自立支援事業など、金銭管理を手伝ってもらう仕組みを利用する
通院・服薬 必要な通院や服薬を続けられるか。通院先へ通いやすい場所を選ぶ
家事・身の回りのこと 食事、洗濯、掃除、ごみ出しなど。必要に応じてヘルパーなどのサービスを使う
困ったときの連絡先 体調が悪いとき、困ったときに連絡できる人や支援者がいるか
家賃の支払い 住宅扶助を大家さんへ直接支払う「代理納付」を利用すると、家賃の支払いの心配が減る

※判断のしかたは、福祉事務所によって異なります。上の表は、準備の目安としてご覧ください。代理納付については代理納付とは?岡山市で家賃が役所から直接払われる仕組みで解説しています。

対象になりうる費用

費用ごとの扱いは、生活保護で引っ越すときに出る費用・出ない費用の一覧|岡山市版チェックリストをご覧ください。

生活保護を受けていない方が使える支援

  • 住居確保給付金:仕事を失ったり収入が大きく減ったりして、住まいを失った方、または失うおそれのある方が対象になりうる制度です。家賃に相当する額が支給されます(条件や支給の範囲は、岡山市の案内で確認してください)。
  • 岡山市寄り添いサポートセンター:0800-200-8730(平日8時30分〜17時。土日祝は事前予約制)。仕事・家計・住まいの困りごとを、まとめて相談できます。
  • 生活保護の申請:収入や貯金がなく、暮らしていけない場合は、住む場所がなくても申請できます。

使える制度の全体像は、【岡山市】生活困窮でも部屋は借りられる?家賃が払えない・住所がない時の支援制度と相談先で紹介しています。

一時的な住まいから、入居までの流れ

段階 やること ポイント
① 相談 ケースワーカー(または福祉事務所)に「賃貸に移りたい」と伝える いまの居場所と、移りたい時期を伝える
② 準備 お金の管理、通院、困ったときの連絡先などを整える 必要な支援サービスを、移る前に決めておく
③ 条件の確認 家賃の上限、費用の扱いを確認する 岡山市の住宅扶助の目安は、単身で月3万7千円程度
④ 物件探し 不動産会社に事情を伝えて探す 「いまは一時的な住まいにいる」と最初に伝える
⑤ 見積り・了承 見積書をケースワーカーに出し、了承を得る 了承の前に契約しない
⑥ 契約・入居 契約し、入居する。住民票を移す 代理納付、支援サービスの開始日を確認する

部屋を探すときのポイント(岡山市の場合)

  • 保証人や緊急連絡先がいない場合:保証会社を利用できる物件を選び、居住支援法人の支援を組み合わせる方法があります(参考:岡山市で居住支援を受けるには?居住支援法人と不動産会社の役割の違い)。
  • 車がなくても暮らしやすい場所を:岡山市は車社会ですが、生活保護を受けている間は、通勤や通院などで認められる場合を除き、原則として自動車の保有は認められていません。バス停や駅、通院先、スーパーまでの距離を優先しましょう。北長瀬・大元・備前西市・東岡山など、駅に近いエリアも候補になります。
  • 支援を受けやすい場所を:いま利用している支援者や通院先に通いやすい地域を選ぶと、暮らしの立て直しが進めやすくなります。
  • 事情は最初に伝える:一時的な住まいにいること、生活保護を利用すること、過去の滞納や強制執行などがあれば、最初に不動産会社に伝えましょう。隠したまま進めると、審査の途中で話が止まることがあります。

よくあるご相談の例

※個人が特定されないよう、複数のご相談を組み合わせたイメージです。

50代・単身(岡山市北区)
強制執行で住まいを失い、宿泊施設で数か月過ごしていたケースです。施設の職員さんとケースワーカーさんが、金銭管理と通院の状況を見たうえで、アパートへの転居を進めることになりました。当社では、通院先にバスで通える住宅扶助の範囲の物件を探し、代理納付を利用できることを貸主に伝えて入居が決まりました。

60代・単身(岡山市東区)
入院中に住んでいた部屋の契約が終わり、退院後に帰る住まいがなかったケースです。病院の医療ソーシャルワーカーさんから当社に相談があり、退院の予定日から逆算して、段差の少ない1階の物件を探しました。ご本人の内見が難しかったため、写真と動画で確認していただき、ケースワーカーの了承を得てから契約しました。

よくある質問

Q. 施設や知人の家にいる状態からでも、賃貸住宅を借りられますか?

A. 借りられる可能性はあります。生活保護を受けている方は、賃貸で暮らせると認められれば、敷金などの支給が認められることがあります。まずはケースワーカー(受けていない方は福祉事務所や岡山市寄り添いサポートセンター)に、賃貸に移りたいことを伝えましょう。

Q. 無料低額宿泊所には、いつまでいられますか?

A. 無料低額宿泊所などは、あくまで一時的な起居の場として利用されるものとされています。いつ、どのように賃貸へ移るかは、ケースワーカーや施設の職員と相談しながら決めていきます。

Q. 「居宅生活ができる」とは、どういうことですか?

A. アパートなどで、ひとりで(または家族と)暮らしていけるかどうかということです。お金の管理、通院や服薬、身の回りのこと、困ったときの連絡先などが見られることがあります。判断のしかたは福祉事務所によって異なるため、ケースワーカーに確認してください。

Q. お金の管理に自信がありません。賃貸は無理でしょうか?

A. 無理とは限りません。社会福祉協議会の日常生活自立支援事業など、金銭管理を手伝ってもらえる仕組みがあります。家賃は代理納付を利用すると、福祉事務所から大家さんへ直接支払われます。こうした支援を組み合わせることを、ケースワーカーに相談してみましょう。

Q. 退院後に帰る家がありません。いつから部屋探しを始めればいいですか?

A. 退院の日程が見えてきたら、できるだけ早く、病院の医療ソーシャルワーカーとケースワーカーに相談しましょう。退院の予定日から逆算して物件を探します。内見が難しい場合は、写真や動画で確認できるよう不動産会社に相談できます。

Q. 家具や家電が何もありません。

A. 生活保護を受けている方は、事情によって家具什器費を相談できることがあります。何が必要かを書き出して、ケースワーカーに相談してみましょう。

Q. 生活保護を受けていませんが、使える支援はありますか?

A. 仕事を失ったり収入が大きく減ったりして、住まいを失った方や失うおそれのある方は、住居確保給付金の対象になりうるとされています。まずは岡山市寄り添いサポートセンター(0800-200-8730)に相談してみてください。収入や貯金がなく暮らしていけない場合は、生活保護を申請することもできます。

Q. 申込書の「現住所」には、何を書けばいいですか?

A. 実際にいま過ごしている場所や、これまでの住所の扱いは、状況によって異なります。実際には住んでいない場所を住所として書かないよう注意し、不動産会社に事情を伝えて相談しましょう。

Q. 保証人も緊急連絡先もいません。

A. 保証会社を利用できる物件を選び、居住支援法人の支援を組み合わせる方法があります。いま支援を受けている施設や支援者に、緊急時の連絡についても相談してみましょう。

Q. ミニクルホームには、何を相談できますか?

A. 一時的な住まいからの部屋探し、住宅扶助の範囲での物件探し、見積書の作成、入居日の調整などをご相談いただけます。ケースワーカーや施設・病院の相談員の方からのご相談もお受けしています。保護の内容や費用の支給は福祉事務所が判断します。

まとめ|つなぎの住まいから、自分の部屋へ

  • 一時的な住まいは「次の住まいへのつなぎ」です。いまの居場所に合った相談先に、「賃貸に移りたい」と伝えましょう。
  • 生活保護を受けている方は、賃貸で暮らせると認められれば、敷金などの支給が認められることがあります。
  • お金の管理、通院、困ったときの連絡先などを、移る前に整えておきましょう。
  • 物件探しは住宅扶助の範囲で。契約は、ケースワーカーの了承を得てから。

もう一度自分の部屋で暮らしたいという気持ちを、あきらめないでください。ミニクルホームでは、ケースワーカーや支援者の方と連携しながら、一時的な住まいからの部屋探しをお手伝いします。言いにくい事情も、最初から隠さずにご相談ください。

気持ちがしんどいときの相談先

住まいを失った経験は、心にも体にも大きな負担を残します。ひとりで抱え込まずに、話せる相手を見つけてください。

  • 担当のケースワーカー・施設や病院の相談員:住まいのことと一緒に、いまの気持ちも話してみてください。
  • DV相談ナビ:#8008(はれれば)
    お近くの配偶者暴力相談支援センターにつながります。
  • こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556
    岡山県内からは、平日9時30分〜12時・13時〜16時、平日夜18時30分〜22時30分(22時まで受付)に相談できます。

※受付時間は変更されることがあります。最新の情報は、各窓口の公式サイトでご確認ください。

参考にした公的な情報

※当社は不動産会社です。保護の内容や費用の支給は福祉事務所が判断します。生活保護のことは福祉事務所(ケースワーカー)にご相談ください。

 

この記事を書いた人

城井 仁(株式会社ミニクルホーム 代表)

宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士・FP・住宅ローンアドバイザー。岡山で不動産の実務に携わって25年以上。生活保護、高齢、保証人なし、債務整理など、審査に不安のある方のお部屋探しのご相談を日々受けています。

手続きのことは専門家に、住まいのことは私たちに。これまでの事情を責めることなく、次の住まいを一緒に探します。

会社概要

会社名
株式会社ミニクルホーム
代表者
城井 仁
所在地
〒700-0026 岡山県岡山市北区奉還町二丁目19番14号(JR岡山駅西口から徒歩7分)
電話・FAX
086-239-3296(FAX 086-239-3323)
メール
minikuru@bc.wakwak.com
営業時間
10:00〜18:00(定休日:水曜日・不定休・GW・年末年始)
免許・許可
宅地建物取引業免許 岡山県知事(3)第5473号/古物商許可 岡山県公安委員会 第721020023380号
対応エリア
岡山市北区・中区・南区・東区、倉敷市、玉野市、瀬戸内市、備前市、総社市
業務内容
賃貸仲介・売買仲介・賃貸管理・空室対策コンサル・不動産投資コンサル・内外装リフォーム/リノベーション・古民家再生・空き家管理と対策相談・保険代理店

CUSTOMER VOICE

お客様の声

Googleマップへ寄せられたミニクルホームのお客様の声を、 プライバシーに配慮して一部抜粋・匿名化してご紹介します。

正直な物件説明 ★★★★★

まさに正直不動産。注意点まで教えてくれました

まさに正直不動産。気になっていた物件について、 事故物件であることや管理面の注意点なども教えてくれました。 安心して物件探しを任せられました。

A
ご利用者A様Googleマップの口コミより一部抜粋
入居・退去の対応 ★★★★★

入居時も退去時も丁寧に対応してくれました

入居時も退去時も丁寧に対応してくださり助かりました。 LINEでの対応も文字に残るので、 電話だけより確認しやすいです。

B
ご利用者B様Googleマップの口コミより一部抜粋
難しい条件の部屋探し ★★★★★

難しい条件でも迅速かつ柔軟に対応

難しい条件の中、迅速かつ柔軟な対応で、 ようやく住めるところが見つかりました。 不安なこともLINEで相談できて助かりました。

C
ご利用者C様Googleマップの口コミより一部抜粋
遠方からの引越し ★★★★★

遠方からの引越しも丁寧にサポート

遠方からの引越しで分からないことだらけでしたが、 何から何まで丁寧に対応してくださり、 本当に助かりました。

D
ご利用者D様Googleマップの口コミより一部抜粋
地域情報・物件提案 ★★★★★

土地の事情も分かり、納得して決められました

難しい条件での物件探しでしたが、 多数の物件をご案内いただき、 納得して決めることができました。 土地の事情も参考になりました。

E
ご利用者E様Googleマップの口コミより一部抜粋
親身な対応 ★★★★★

借りる側の目線で考えてくれました

借りる側の目線で考えてくださるので有り難かったです。 気さくな不動産屋さんで、 希望もお願いしやすく助かりました。

F
ご利用者F様Googleマップの口コミより一部抜粋
 

※Googleマップに投稿された口コミの一部を、 意味を変えない範囲で抜粋・匿名化して掲載しています。 口コミは個人の感想です。

株式会社ミニクルホーム

住所:岡山県岡山市北区奉還町二丁目19番14号

電話番号:

tel:0862393296

不動産探し・お部屋探しでのご相談はこちらからどうぞ

岡山県知事(3)第5473号

会社概要

株式会社ミニクルホーム

業務内容:

売買仲介・賃貸仲介・管理・賃貸空室対策コンサルタント・内装リフォーム保険代理店 

住所:岡山県岡山市北区奉還町二丁目19番14号

JR岡山駅西口徒歩7分

FAX  :086-239-3323

メールアドレス:minikuru@bc.wakwak.com

しかける賃貸満室マン 城井 仁 (しろい ひとし)

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