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空き家のシロアリ被害を見逃さない点検ポイント

「久しぶりに実家へ入ると、床が少し沈むように感じる」

「玄関や浴室の近くに、土で作った細い筋のようなものがある」

「窓際に羽の付いた虫が大量に落ちていた」

このような変化は、シロアリ被害や木材腐朽のサインかもしれません。

シロアリ被害は、床下、壁の内部、柱の内側など、普段は見えない場所で進行することがあります。

表面の木材がきれいでも、内部だけが食べられて空洞になっている場合があり、床が沈む、敷居が割れる、柱の強度が低下する段階まで気づかないこともあります。

特に空き家は、人の出入り、換気、通水、清掃が少ないため、雨漏り、水漏れ、床下の湿気、雑草による換気口の閉塞などを長期間発見できません。

そのため、シロアリだけを探すのではなく、蟻道・羽アリ・床の異常・木部の変化・雨漏り・水回り・床下環境をセットで点検することが大切です。

この記事の結論

  • 基礎や配管周辺にある土の筋「蟻道」は重要な侵入サイン
  • 室内や窓際に大量の羽アリ・抜け落ちた羽があれば早めに調査する
  • 床の沈み・ふかつき・きしみは、床下の食害や腐朽の可能性がある
  • 柱・敷居を軽くたたいて空洞音がする場合は内部被害に注意する
  • 玄関、浴室、洗面所、台所、トイレは重点的に確認する
  • 雨漏りや配管漏水で湿った木材は、腐朽・シロアリ被害につながりやすい
  • 床下換気口を雑草・荷物・増築物で塞がない
  • 庭の切り株、廃材、木製杭、段ボールを建物周辺へ放置しない
  • 蟻道を見つけても、すぐ壊したり殺虫剤を大量散布したりしない
  • 売却予定でも、被害の有無と範囲を確認して買主へ説明する
この記事の主な内容
  1. 空き家でシロアリ被害を見逃しやすい理由
  2. 自分で確認できる10の危険サイン
  3. 室内・外周・床下の点検場所
  4. 羽アリを見つけたときの対応
  5. 被害を広げる雨漏り・湿気・残置物
  6. 専門調査を依頼するタイミング
  7. シロアリ業者を選ぶポイント
  8. 駆除・補修・売却を判断する方法

なぜ空き家はシロアリ被害を見逃しやすいのか

空き家特有の状況 起こりやすい問題 点検方法
人が歩かない 床の沈み・きしみに気づかない 訪問時に各部屋をゆっくり歩く
閉め切っている 床下・収納に湿気がこもる 換気、湿度、カビ臭を確認する
水道を使わない 配管漏水や水回りの異常発見が遅れる 通水時にメーター・床の湿りを確認する
雨漏りに気づかない 木部が濡れ、腐朽や食害が進む 大雨後に天井・壁・床を確認する
庭が荒れる 換気口が塞がり、建物周辺が湿る 基礎周辺の雑草・落ち葉を除去する
家財が多い 床・柱・壁の変化が隠れる 壁際や水回りの荷物を移動する
増築履歴が不明 床下へ入れず、被害範囲を確認できない 図面・点検口・増築部分を確認する

シロアリや腐朽による劣化は目視だけでは分かりにくく、増改築や売却準備の際に初めて大きな被害が判明することがあります。

空き家では、年に一度見るだけではなく、雨漏りや床の変化など、訪問するたびに同じ場所を確認し、写真を比較する方法が有効です。

見逃したくない10のシロアリ被害サイン

1.基礎に土で作った筋「蟻道」がある

蟻道は、シロアリが乾燥や光を避けながら、地中から建物へ移動するために作る土の通路です。

特に次の場所を確認します。

  • コンクリート基礎の表面
  • 基礎と土台の境目
  • 配管が基礎を貫通する部分
  • 玄関ポーチ・勝手口の周辺
  • 浴室・洗面所・台所の床下
  • 増築部分との接続部

蟻道を見つけても、すぐに全部壊さないでください。

活動中かどうか、どの方向から侵入しているかを専門業者が確認する手掛かりになります。場所と全体像を写真で残し、触らずに相談する方法が安全です。

2.室内や窓際に羽アリ・抜けた羽がある

窓枠、玄関、浴室、洗面所、照明器具の下などに、同じ形の羽が大量に落ちている場合は注意が必要です。

羽アリが1匹入ってきただけでは、建物内部に巣があるとは断定できません。

しかし、室内からまとまって発生した、毎年同じ場所で見つかる、床や壁の隙間から出てくる場合は、専門調査を検討しましょう。

3.床が沈む・ふかふかする

廊下、洗面所、浴室前、台所、トイレ、玄関付近を歩いたときに、床が沈む、柔らかい、以前よりきしむ場合は、床材や下地の腐朽・食害が考えられます。

床の異常はシロアリだけでなく、漏水、湿気、木材腐朽、施工上の問題でも起こります。

体重をかけて強く踏み込むと床が抜ける危険があるため、異常を感じたら無理に確認しないでください。

4.柱・敷居・木枠をたたくと空洞音がする

シロアリは木材の内部を食べ進むため、表面が残っていても内部が空洞になっている場合があります。

柱、敷居、窓枠などを指の関節や軽い道具で優しくたたき、周囲と比べて軽い音や空洞音がする場合は注意が必要です。

ドライバーで強く突いたり、木部を壊したりしないでください。

被害部分が崩れる、建物を傷める、証拠が分かりにくくなる可能性があります。所有者による確認は、見て・軽く触れる程度にとどめます。

5.木部に筋状の傷・波状の食害がある

敷居、柱、床板、畳の下などに、木の表面が薄く残り、内部に筋状・波状の食害が見える場合があります。

木くずが落ちている場合は、シロアリ以外の木材害虫の可能性もあるため、虫の種類を決めつけずに確認します。

6.建具が閉まりにくい・敷居が割れている

襖、障子、室内ドア、引き戸が急に動きにくくなった場合、湿気による膨張だけでなく、床や柱の変形が影響している可能性があります。

建具の不具合と一緒に床の沈み、柱の空洞音、雨漏りがある場合は、早めの調査が必要です。

7.畳が沈む・裏側が湿っている

和室では、畳表だけでなく、畳の縁、畳寄せ、敷居、畳下の床板を確認します。

畳を自分で大量に持ち上げると、カビや虫を飛散させる可能性があるため、強い臭いや床の沈みがある場合は専門業者へ相談します。

8.浴室・洗面所・台所の木部が黒く変色している

水回りは、配管漏水、結露、排水不良などにより木部が湿りやすい場所です。

シロアリ被害と木材腐朽が同時に進むこともあるため、床の変色、巾木の浮き、カビ臭、水道メーターも確認します。

9.床下換気口が塞がれている

床下換気口の前に、雑草、植木鉢、タイヤ、木材、倉庫、増築物などがあると、床下の通気が悪くなります。

換気口の金網が外れている場合は、害虫や小動物の侵入口にもなるため、破損を確認しましょう。

10.庭や建物周辺に木材・切り株が放置されている

庭の枕木、木杭、切り株、廃材、段ボール、古い家具などは、シロアリやその他の害虫が活動する環境になり得ます。

建物の外壁や基礎へ木材を直接立てかけず、不要な木材は適切に処分します。

室内で重点的に確認したい場所

  • 玄関框・上がり口・靴箱の下
  • 浴室入口・脱衣所・洗面台の下
  • 台所のシンク下・床下収納
  • トイレ周辺の床・巾木
  • 和室の畳・敷居・押し入れ
  • 窓枠・掃き出し窓の下部
  • 柱・建具枠・木製巾木
  • 雨漏り跡がある部屋
  • 増築部分・リフォーム部分
  • 段ボール・家具を長期間置いている場所

建物外周で確認したい場所

  • 基礎表面の蟻道
  • 基礎のひび割れ・配管貫通部
  • 床下換気口の閉塞・破損
  • 外壁と地面が近すぎる部分
  • 雨どいから水があふれる場所
  • 給湯器・屋外水栓の周辺
  • 浴室・台所・トイレの外側
  • ウッドデッキ・木製濡れ縁
  • 切り株・枕木・木杭・廃材
  • 物置・植木鉢・落ち葉・雑草

自分で床下へ入ってもよい?

床下は、狭さ、暗さ、ほこり、カビ、害虫、配線、配管、釘、床抜けなどの危険があります。

古い空き家では、点検口から入っても途中が塞がっていたり、増築部分へ移動できなかったりすることがあります。

床下へ無理に潜る必要はありません。

所有者が確認するのは、点検口から見える範囲、基礎外周、室内の床・柱・水回りまでにとどめ、詳細な床下調査は専門業者へ依頼しましょう。

羽アリを見つけたときに行うこと

  1. 虫と落ちた羽を撮影する
    大きさが分かるよう、定規や硬貨と一緒に撮影します。
  2. 発見場所と日時を記録する
    窓際、浴室、玄関、照明付近など、発生した場所を残します。
  3. 数匹を袋や容器へ保管する
    種類を確認できるよう、つぶさずに保管します。
  4. 発生箇所を塞がない
    殺虫剤、コーキング、テープで隠すと、活動場所が分かりにくくなる場合があります。
  5. 床・柱・基礎を確認する
    蟻道、床の沈み、木部の異常がないか確認します。
  6. 専門調査を依頼する
    室内から大量発生した場合や、毎年発生する場合は早めに相談します。

雨漏り・水漏れは同時に確認する

シロアリ被害を見つけた場合は、害虫だけでなく、水分の原因も調べる必要があります。

次の症状がないか確認しましょう。

  • 天井や壁に雨染みがある
  • 壁紙が浮いている
  • 押し入れがカビ臭い
  • 床・畳が湿っている
  • 水道を使っていないのにメーターが動く
  • 雨どいが詰まっている
  • 基礎周辺に水たまりができる
  • 浴室や洗面所の床が柔らかい

シロアリを駆除しても、雨漏りや漏水が残れば建物の劣化は続きます。

防除工事だけでなく、屋根、外壁、配管、排水、床下換気の改善が必要か確認しましょう。

空き家を訪問した日の点検手順

  1. 外周を一周する
    基礎、換気口、配管、木材、雑草、雨どいを確認します。
  2. 玄関周辺を確認する
    框、靴箱、床の沈み、木枠、蟻道を確認します。
  3. 各部屋をゆっくり歩く
    床のふかつき、きしみ、傾きの変化を確認します。
  4. 水回りを重点点検する
    浴室、洗面所、台所、トイレの床・巾木・配管を確認します。
  5. 和室・収納を開ける
    畳、敷居、押し入れ、段ボール、カビ臭を確認します。
  6. 雨漏り跡を確認する
    天井、壁、窓、屋根裏を安全な範囲で確認します。
  7. 床下点検口から見える範囲を撮影する
    無理に潜らず、懐中電灯やカメラを使います。
  8. 前回写真と比較する
    新しい蟻道、変色、ひび、床の変化がないか確認します。

どのくらいの頻度で点検する?

時期・状況 点検の考え方
通常時 定期巡回時に床・柱・水回り・基礎を確認する
春から夏 羽アリ、抜け落ちた羽、床下の湿気に注意する
梅雨・長雨の後 雨漏り、床の湿り、カビ臭、水たまりを確認する
台風・豪雨の後 屋根・雨どい・外壁・床下への浸水を確認する
羽アリを見つけた場合 次回巡回まで待たず、早めに専門調査を依頼する
床が沈む場合 立入り範囲を限定し、建築・防除の専門家へ相談する

国土交通省の木造建築物の維持保全資料では、基礎内壁に蟻道がないか、少なくとも年1回は目視観察する考え方が示されています。

空き家では、年1回の床下確認だけでなく、毎回の巡回で室内の床・水回り・雨漏りを簡易確認すると、変化を見つけやすくなります。

専門業者へ調査を依頼する基準

  • 蟻道を見つけた
  • 室内から大量の羽アリが発生した
  • 窓際に大量の羽が落ちている
  • 床が沈む・抜けそうになっている
  • 柱・敷居に空洞音がある
  • 木材内部に筋状の食害がある
  • 雨漏り・漏水が長期間続いている
  • 浴室・洗面所・玄関の床が柔らかい
  • 過去の防除施工時期が分からない
  • 売却・賃貸・大規模改修を予定している

シロアリ調査では何を確認する?

調査項目 主な確認内容
建物外周 基礎、蟻道、配管、木材、床下換気口
床下 土台、大引、根太、束、湿気、漏水、食害
室内 床の沈み、柱、敷居、畳、水回り、羽アリ
雨漏り・腐朽 木部の変色、含水、カビ、腐朽、屋根・外壁
被害範囲 一部屋か、複数箇所か、構造材へ及んでいるか
侵入原因 蟻道、基礎の隙間、配管貫通部、増築部分
対応方法 駆除、予防、修繕、湿気対策、経過観察

シロアリ業者を選ぶときの確認ポイント

公益社団法人日本しろあり対策協会では、専門資格として「しろあり防除施工士」と「蟻害・腐朽検査士」を設けています。

調査・工事を依頼する際は、資格名だけでなく、実際の調査内容と報告方法を確認しましょう。

  • 現地調査後に写真付き報告書を出すか
  • 蟻道・食害・腐朽の場所を図面で示すか
  • 駆除と予防の範囲が分かれているか
  • 使用する薬剤名・認定・安全説明があるか
  • 施工面積と単価が記載されているか
  • 床下へ入れない場所の扱いが明確か
  • 穿孔・薬剤注入する場所を説明するか
  • 雨漏り・腐朽の修繕は別見積りか
  • 保証期間・対象・免責事項が書面で分かるか
  • 施工後の点検内容が明確か
  • 契約をその場で急がせないか
  • 日本しろあり対策協会の登録施工業者名簿を確認できるか

「無料点検だから」と、その場で高額な契約を結ぶ必要はありません。

写真、被害場所、施工範囲、薬剤、保証、追加費用を確認し、必要に応じて複数社の調査・見積りを比較しましょう。

駆除費だけでなく修繕費も確認する

シロアリ被害が見つかった場合、必要になる費用は薬剤処理だけとは限りません。

費用項目 主な内容
調査費 外周・室内・床下の点検、写真報告
駆除費 活動中のシロアリへの薬剤処理等
予防処理費 土壌・木部への防蟻処理
木部補修費 土台、柱、根太、大引、床材等の補強・交換
雨漏り修理費 屋根、外壁、サッシ、防水の補修
配管修理費 給排水管・水回りの漏水修理
湿気対策費 換気口、床下環境、排水、家財整理
復旧費 畳、床、壁、収納、内装の復旧

被害が軽いうちに発見できれば、防除処理と小規模な補修で済む可能性があります。

床や構造材まで傷んでいる場合は、駆除費よりも大工工事・床工事・水漏れ修理の費用が大きくなることがあります。

やってはいけない自己判断

  • 蟻道を全部壊してしまう
  • 市販の殺虫剤を大量に散布する
  • 床下へ一人で潜る
  • 腐った床を強く踏む
  • 被害箇所を板やクロスで隠す
  • 羽アリを掃除して記録を残さない
  • 水漏れを直さず駆除だけ行う
  • 売却時に把握している被害を説明しない
  • 調査写真を確認せず契約する
  • 保証内容を口頭だけで済ませる

シロアリ被害がある空き家は売却できる?

シロアリ被害がある空き家でも、売却できる可能性はあります。

ただし、把握している被害を隠したまま売却することは避け、被害範囲、調査結果、駆除履歴、修繕履歴を買主へ説明します。

売却方法 向いている状況 注意点
駆除・補修後に売却 建物状態が比較的良く、中古住宅需要がある 工事費を売却価格で回収できるか確認する
調査後に現状売却 修繕費を負担できない、買主が改修予定 調査報告書と被害状況を開示する
不動産買取 早く手放したい、家財・修繕問題が複数ある 一般売却より価格が低くなる可能性がある
古家付き土地・解体前提 構造材の被害が大きく、再利用が難しい 解体費、残置物、境界、固定資産税を確認する

高額な工事を決める前に比較したいこと

  • 現状の査定価格
  • 駆除・補修に必要な総額
  • 修繕後の査定価格
  • 古家付き土地としての価格
  • 解体後の土地価格と解体費
  • 今後の管理費・固定資産税・保険料

修繕費をかけても、その費用分だけ売却価格が上がるとは限りません。まず被害範囲を確認し、売却方法と一緒に比較しましょう。

遠方に住んでいる場合の管理方法

県外や市外に住んでいる場合、羽アリの時期や大雨後にすぐ実家を確認できないことがあります。

次の方法を組み合わせると、異常を早く発見しやすくなります。

  • 月1回程度の室内・外観確認を依頼する
  • 床・水回り・基礎の写真報告を受ける
  • 大雨・台風後に臨時点検を依頼する
  • 羽アリ・蟻道・床の沈みを報告項目に入れる
  • 雨漏り・漏水の有無を確認する
  • 床下換気口周辺の草を刈る
  • 廃材・段ボール・切り株を整理する
  • 管理を終了する売却期限を決める

相談前に準備したい写真・資料

  • 空き家の所在地
  • 建物の構造・築年数
  • 現在の登記名義人
  • 空き家になった時期
  • 羽アリ・抜けた羽の写真
  • 蟻道の近接写真と全体写真
  • 床が沈む部屋・位置
  • 柱・敷居・畳の写真
  • 基礎・床下換気口の写真
  • 天井・壁の雨漏り跡
  • 過去の防除工事・保証書
  • 雨漏り・配管修理の履歴
  • 売却・管理・賃貸・解体の希望

よくある質問

羽アリを1匹見ただけでシロアリ被害ですか?

1匹だけでは、建物内部に被害があるとは断定できません。ただし、室内から大量発生した、同じ場所で毎年見つかる、大量の羽が落ちている場合は専門調査をおすすめします。

蟻道を見つけたら壊して確認してもよいですか?

調査前は壊さず、場所と状態を写真に残してください。活動状況や侵入経路を確認する手掛かりになるため、専門業者へ見てもらう方法が安全です。

床がふかふかするのは必ずシロアリですか?

必ずではありません。木材腐朽、漏水、床材の劣化、施工不良などでも起こります。ただし、床抜けの危険があるため、無理に歩き回らず調査を依頼しましょう。

雨漏りがあると必ずシロアリが発生しますか?

必ず発生するわけではありません。ただし、木材が湿った状態が続くと、腐朽やシロアリ被害を受けやすい環境になるため、雨漏り修理と床下点検を一緒に検討します。

市販の殺虫剤で駆除できますか?

表面に出ている虫を減らせても、床下や壁内部の活動まで止められるとは限りません。活動場所を分散させ、調査が難しくなる場合もあるため、先に専門業者へ相談してください。

シロアリ点検はどの業者へ頼めばよいですか?

しろあり防除施工士や蟻害・腐朽検査士の在籍、写真付き報告書、使用薬剤、施工範囲、保証内容を確認します。日本しろあり対策協会の登録施工業者会員名簿も参考にできます。

一度駆除すれば二度と発生しませんか?

再発しないと断定はできません。雨漏り、漏水、床下の湿気、建物周辺の木材など、侵入・発生しやすい原因を改善し、施工後も定期点検を行います。

シロアリ被害がある家は売れませんか?

被害があっても売却できる可能性があります。駆除・修繕後に売る方法、調査結果を開示して現状で売る方法、買取、古家付き土地として売る方法を比較します。

売却前に必ず駆除しなければいけませんか?

必ずとは限りません。建物の利用予定、被害範囲、駆除・補修費、買主の意向によって異なります。ただし、把握している被害は買主へ説明する必要があります。

床下点検口がない場合はどうしますか?

無理に床を開けず、建物構造と調査方法を専門業者へ確認します。必要に応じて点検口の設置や、建築士・大工を含めた調査を検討します。

空き家管理サービスでシロアリ調査もできますか?

通常の管理サービスは、蟻道、羽アリ、床の沈みなどの異常を簡易確認するものです。正式な被害診断・駆除工事は、専門資格や知識を持つ業者へ依頼します。

ミニクルホームでは何を相談できますか?

空き家の現地確認、床・柱・水回り・基礎の簡易確認、写真報告、専門業者への相談、空き家管理、修繕と現状売却の比較、古家付き土地、解体前後の査定について、不動産実務の範囲でご相談いただけます。

まとめ|蟻道・羽アリ・床の変化を見逃さない

空き家のシロアリ被害は、目に見える虫がいなくても進行している場合があります。

特に注意したいのは、次のサインです。

  • 基礎・配管周辺の蟻道
  • 室内の羽アリ・抜けた羽
  • 床の沈み・ふかつき
  • 柱・敷居の空洞音
  • 木部の筋状の食害
  • 建具の動きにくさ
  • 浴室・洗面所・台所の湿気
  • 雨漏り・漏水・カビ臭
  • 床下換気口の閉塞
  • 建物周辺の廃材・切り株

空き家を訪問したら、次の順番で確認しましょう。

  1. 建物外周と基礎を確認する
  2. 床下換気口と配管周辺を見る
  3. 各部屋をゆっくり歩く
  4. 玄関・水回り・和室を重点確認する
  5. 柱・敷居・畳の変化を見る
  6. 雨漏り・漏水・カビ臭を確認する
  7. 写真を残して前回と比較する
  8. 異常があれば専門調査を依頼する

シロアリ被害を見つけても、すぐに高額な駆除・全面改修を決める必要はありません。

まず被害の種類と範囲、水分の原因、必要な補修費を確認し、修繕後の価値と現状売却した場合の価格を比較することが大切です。

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ご相談時に分かる範囲でお伝えください

  • 空き家・実家の所在地
  • 木造・鉄骨造などの構造
  • 築年数
  • 空き家になった時期
  • 羽アリを見つけた場所・時期
  • 蟻道らしきものがある場所
  • 床が沈む部屋
  • 柱・敷居・畳の状態
  • 雨漏り・漏水・カビ臭の有無
  • 過去の防除工事・保証書
  • 現在の登記名義人
  • 管理・修繕・売却・解体の希望

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