岡山市で、配偶者・交際相手・元配偶者・親族などからの暴力や脅迫を避け、 新しい住まいを探さなければならない方がいます。
このような状況での部屋探しは、 通常の賃貸探しとは優先順位が違います。
家賃、築年数、駅からの距離より先に考えるべきなのは、 本人や子どもの安全を確保し、新しい居場所を知られにくい形で生活を立て直すこと です。
部屋探しを始めることよりも、まず安全な場所へ避難してください。
緊急の場合は警察への通報を優先してください。
新しい賃貸住宅は、安全が確保されたあとで探す方が適切です。
①現在の安全を確保する
②DV・暴力等の相談窓口や警察へ相談する
③新住所の情報管理について確認する
④生活費がない場合は福祉事務所へ相談する
⑤不動産会社へ安全面への配慮が必要と伝える
⑥家賃・初期費用・保証会社等を整理する
⑦防犯・立地・管理状況を確認して内見する
⑧契約前に住所を扱う関係者を整理する
⑨必要な行政手続きを行う
⑩安全を確認しながら新生活を始める
最初に「部屋探し」ではなく「安全確保」をする
暴力から避難するとき、 「今夜泊まるところがないので、とにかくアパートを借りたい」 と考えることがあります。
しかし賃貸住宅は、
- 物件選定
- 申込み
- 保証会社審査
- 本人確認
- 契約
- 契約金支払い
- 鍵渡し
などの手続きがあるため、 必ずその日のうちに入居できるわけではありません。
今夜・今日中の安全確保が必要な状況なら、 賃貸探しより先に警察や公的な相談支援窓口へ相談することが重要です。
岡山市にはDV・暴力の相談窓口がある
岡山市男女共同参画相談支援センターは、 配偶者暴力相談支援センターの機能を持ち、 配偶者・パートナー・交際相手などからの暴力について相談を受け付けています。
「これくらいなら相談するほどではない」 と自己判断せず、 危険や不安を感じていること自体を相談して構いません。
暴力には身体的暴力以外もある
避難を考える原因は、殴る・蹴るといった身体的な暴力だけではありません。
例えば、
- 脅迫される
- 怒鳴られる
- 外出を制限される
- お金を渡してもらえない
- 通帳やカードを取り上げられる
- 仕事を辞めさせられる
- スマートフォンを確認される
- 交友関係を制限される
- 別れた後もつきまとわれる
- 子どもを利用して脅される
など、さまざまな事情があります。
自分だけで「DVに該当するか」を決める必要はありません。 相談機関へ状況をそのまま伝えてください。
新住所を知られないための手続きを確認する
新しいアパートを借りても、 住所情報が相手へ伝わってしまうと安全を維持できない場合があります。
岡山市では、DVやストーカー被害等の場合、 住民票の写しや戸籍の附票の取得を制限するための支援について案内しています。
・住民票
・戸籍の附票
・学校・保育園
・勤務先
・郵便物
・各種契約
・緊急連絡先
・SNSや写真の位置情報等
どの手続きが必要かは状況によって異なります。 DV相談窓口、市役所等へ相談しながら進めましょう。
不動産会社には最初に「安全への配慮が必要」と伝える
通常の部屋探しと同じように、
「1LDK、家賃4万円台、岡山市北区で探してください」
だけを伝えるのではなく、 安全面への配慮が必要であることを最初に伝えた方がよい場合があります。
「暴力から避難して新しい住まいを探しています。
新しい住所や連絡先の取扱いには配慮が必要です。
支援機関や福祉事務所とも相談しながら進めています。」
詳細な事情をすべて説明する必要はありません。
ただし、 住所や連絡先の情報管理に注意が必要であること は伝えておく方が安全です。
安全を優先した物件選び7項目
1.建物の管理状況
防犯設備だけではなく、 建物が適切に管理されているか確認します。
- 共用廊下が整理されている
- 共用灯が切れていない
- 壊れた設備が放置されていない
- 管理会社へ連絡しやすい
といった点も確認します。
2.モニター付きインターホン
玄関を開ける前に訪問者を確認できる設備は、 一人暮らしや母子世帯でも役立ちます。
ただし、設備があるだけで安全が完全に確保されるわけではありません。
3.オートロック
オートロックも候補になりますが、 「オートロックだから絶対安全」とは考えないようにしましょう。
建物全体の管理状態や共用部分も合わせて確認します。
4.窓・ベランダ
低層階の場合は、 窓やベランダからの侵入対策も確認します。
一方で高齢・障害・子育て等の事情から1階が適している場合もあるため、 単純に階数だけで決めないことが重要です。
5.共用部分の見通し
玄関や廊下、駐輪場、駐車場など、 人目がまったくない場所になっていないか現地で確認します。
6.夜間の周辺環境
昼間の内見だけでは分からないことがあります。
- 街灯
- 人通り
- バス停からの道
- コンビニ等
- 周囲の建物
なども確認しておきましょう。
7.管理会社への連絡方法
万一、不審者やトラブルが発生した場合に、 管理会社へ連絡しやすい物件かも確認します。
「相手から遠い場所」だけで物件を選ばない
避難後の部屋探しでは、 「できるだけ遠くへ行けば安全」 と考えることがあります。
しかし、新生活を継続するには、
- 仕事
- 子どもの学校
- 病院
- 買い物
- 公共交通
- 支援機関
などへの移動も必要です。
安全性と生活の継続性を両方考え、 支援者と相談しながらエリアを決めることが重要です。
相手が知っている場所との関係も確認する
新居を選ぶ際は、 家賃や設備だけでなく、本人の生活圏との関係も整理します。
例えば、
- 現在の勤務先
- 実家
- 子どもの学校
- いつも利用している店舗
- 共通の知人
などを通じて居場所が分かる可能性がないか、 支援者と一緒に確認しましょう。
緊急連絡先は慎重に決める
賃貸契約では、 保証会社を利用して連帯保証人が不要でも、 緊急連絡先を求められる場合があります。
暴力から避難している場合は、 緊急連絡先を誰にするかも重要です。
例えば、
- 相手と頻繁に連絡を取っている人
- 相手と共通の知人
- 避難事情を理解していない人
を緊急連絡先にすると、 本人の状況について問い合わせを受けた際に問題になる可能性があります。
不安がある場合は、 申込み前に不動産会社・支援機関へ相談しましょう。
保証人がいなくても相談できる?
保証会社を利用する賃貸では、 連帯保証人なしで相談できる場合があります。
ただし、
- 保証会社の審査
- 本人確認
- 収入状況
- 生活保護受給状況
- 緊急連絡先
などを確認されます。
避難によって収入がなくなった、 勤務先を辞めた、 身分証や通帳を十分持ち出せなかった場合も、 その状況を支援機関や不動産会社へ伝えながら進めます。
生活費がなくなった場合は生活保護も相談する
暴力から避難すると、
- 仕事を続けられない
- 預金を自由に使えない
- 住居を失う
- 子どもと避難する
- 新しい賃貸の初期費用を用意できない
といった状況になる場合があります。
収入や資産だけでは生活ができない場合は、 生活保護について福祉事務所へ相談する方法があります。
生活保護で確認したい費用
- 住宅扶助の家賃条件
- 敷金
- 礼金
- 仲介手数料
- 保証会社料
- 火災保険料
- 引っ越し費用等
「今夜泊まる場所」と「長く住む賃貸」を分けて考える
緊急避難時に重要なのは、 長期的な理想の物件をすぐ決めることではありません。
| 段階 | 目的 | 考えること |
|---|---|---|
| 緊急避難 | 生命・身体の安全 | 警察・相談支援機関等 |
| 一時的な居所 | 落ち着いて今後を整理 | 福祉・支援機関と連携 |
| 賃貸探し | 長期的な生活再建 | 家賃・審査・安全性・生活環境 |
| 入居後 | 居場所を守りながら生活 | 住所情報・学校・職場等の管理 |
この順番で考えることで、 危険な状況の中で慌てて条件の合わない賃貸を契約することを防ぎやすくなります。
子どもと避難する場合は学校・保育園にも配慮する
子どもと一緒に避難する場合は、 住宅だけではなく学校や保育園等の情報管理も重要です。
岡山市では、DV等の被害者の子どもについて、 安全面に配慮した就学に関する支援が案内されています。
子どもがいる場合は、
- 学校・保育園への相談
- 転校・転園
- 住所情報の取扱い
- 迎えに来る人の確認
- 緊急時の連絡方法
について支援機関等と一緒に整理しましょう。
SNSから新しい居場所が分からないよう注意する
新しい住所そのものを書いていなくても、 SNSの投稿内容から生活圏を推測される可能性があります。
例えば、
- 自宅周辺の写真
- 学校・保育園名
- よく行く店
- 最寄り駅・バス停
- 写真に含まれる位置情報
などです。
本人だけでなく、 子どもや家族のSNSについても必要に応じて確認しましょう。
郵便物・各種契約の住所変更も慎重に
新居へ移ったあとは、
- 銀行
- 携帯電話
- クレジットカード
- 保険
- 勤務先
- 学校
- 行政
- 通販
など、さまざまな場所で住所変更が必要になります。
DV・ストーカー等で新住所の秘匿が重要な場合は、 住所変更を一括して自己判断で進める前に、 支援機関へ確認しておくと安心です。
安全な部屋を選ぶチェックリスト
- □ 現在の安全が確保されている
- □ DV・暴力等の相談窓口へ相談した
- □ 新住所の取扱いについて確認した
- □ 必要なら住民票等の支援措置を相談した
- □ 不動産会社へ住所情報への配慮を伝えた
- □ 家賃が無理のない範囲
- □ 生活保護の場合は住宅扶助条件を確認した
- □ 保証会社条件を確認した
- □ 緊急連絡先を慎重に選んだ
- □ モニター付きインターホン等を確認した
- □ 共用部分の管理状態を確認した
- □ 夜間の周辺環境を確認した
- □ 窓・ベランダ等を確認した
- □ 管理会社の連絡先を確認した
- □ 学校・保育園の情報管理を相談した
- □ SNS・位置情報について確認した
- □ 契約前に必要な行政確認を済ませた
暴力から避難した後の部屋探し10ステップ
危険が続いている場合は、まず警察・相談支援機関等へ相談します。
暴力、つきまとい、子どもの有無、現在の居所、所持金等を整理します。
住民票等の支援措置や、今後の住所情報の取扱いを確認します。
収入がない場合は福祉事務所へ生活保護等を相談します。
「安全面への配慮が必要」と最初に伝えます。
借りられる可能性がある物件へ絞ります。
建物、周辺、共用部分、防犯設備、交通等を確認します。
生活保護の場合はケースワーカーへの確認も行います。
住所秘匿等に配慮しながら必要な手続きを行います。
学校・勤務先・郵便・SNS等も含めて、新住所の扱いを確認します。
よくある質問
Q.暴力から逃げています。先に不動産会社へ行けばいいですか?
現在も身の危険がある場合は、 不動産会社より先に警察やDV等の相談支援機関へ相談し、 安全を確保することを優先してください。
Q.今日家を出なければなりません。今日アパートへ入れますか?
賃貸契約には審査・契約・入金・鍵渡し等があるため、 必ず当日入居できるとは限りません。 緊急時の一時的な安全確保と、長期的な賃貸探しを分けて考えましょう。
Q.新しい住所を相手に知られたくありません。
岡山市ではDVやストーカー等の被害者について、 住民票や戸籍附票等の取得制限に関する支援があります。 賃貸契約前後にDV相談窓口や市役所へ相談してください。
Q.生活保護でも新しい部屋を借りられますか?
生活保護を利用しながら民間賃貸を探せる場合があります。 家賃の住宅扶助条件、大家さん・管理会社、保証会社、緊急連絡先等を確認しながら進めます。
Q.逃げたので初期費用がありません。
生活保護を利用する場合、 転居の必要性が認められれば敷金等の契約費用について相談できる場合があります。 先に契約・支払いを行わず、福祉事務所へ確認してください。
Q.保証人がいません。
保証会社を利用して連帯保証人なしで相談できる賃貸があります。 ただし緊急連絡先を求められる場合があります。
Q.緊急連絡先に共通の知人を使ってもいいですか?
安全面の事情がある場合は慎重に判断してください。 相手とつながっている人から情報が伝わることが心配な場合は、 不動産会社や支援機関へ事前に相談しましょう。
Q.オートロックなら安全ですか?
オートロックは防犯設備の一つですが、それだけで安全が保証されるわけではありません。 モニター付きインターホン、窓、共用部分、管理状況、周辺環境なども合わせて確認しましょう。
Q.子どもの学校から住所が分かるのが心配です。
DV等の事情がある場合は、 学校・岡山市教育委員会・支援機関等へ安全面の事情を伝え、 就学や住所情報の取扱いについて相談してください。
まとめ|「早く借りる」より「安全に住み続ける」ことを優先
暴力から避難した直後は、 「早くアパートを決めなければ」 という気持ちになりやすい状況です。
しかし、最も重要なのは契約スピードだけではありません。
危険な状況から離れる
②支援につながる
警察・DV相談・福祉等へ相談
③住所を守る
住民票・学校・各種住所情報を確認
④生活費を確保する
必要なら生活保護等を相談
⑤借りられる条件を整理
家賃・保証会社・緊急連絡先
⑥安全な物件を探す
建物・周辺・防犯設備・管理状況
⑦契約後も情報管理
学校・勤務先・SNS等にも注意
暴力から避難している方の部屋探しでは、 「どの物件が一番きれいか」ではなく、 「安全に生活を立て直し、長く住み続けられるか」 という視点が重要です。
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岡山市で安全に新しい住まいを探したい方へ
ミニクルホームでは、 岡山市を中心に、生活保護・保証人なし・緊急連絡先なし・ DV等からの避難・離婚後・住居を失った方などの賃貸相談に対応しています。
例えば、
- 暴力から避難して新しい部屋を探したい
- 新住所の取扱いに配慮してほしい
- 今日・数日以内に今の家を出る必要がある
- 子どもと一緒に住める部屋を探したい
- 生活保護を申請したい
- 初期費用がない
- 保証人がいない
- 緊急連絡先が不安
- 保証会社の審査が心配
- 支援者・ケースワーカーと連携して探したい
といった場合も、 安全面を確認しながら家賃・入居時期・保証会社・初期費用等を整理して、 現実的な住まい探しを進めます。
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参考|公的情報
岡山市|男女共同参画相談支援センター(配偶者暴力相談支援センター)
https://www.city.okayama.jp/kurashi/0000005387.html
岡山市|犯罪被害者等支援の概要
https://www.city.okayama.jp/kurashi/0000035084.html
岡山県警察|各種相談窓口
https://www.pref.okayama.jp/site/kenkei/818193.html
厚生労働省|困難な問題を抱える女性への支援
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/dv/index_00023.html
厚生労働省|生活保護制度の概要
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatuhogo/index.html
厚生労働省|生活保護法による保護の実施要領の取扱いについて
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00ta8433&dataType=1&pageNo=1
※この記事は2026年8月時点で確認できる公的情報等を参考に作成しています。 DV・ストーカー・親族等からの暴力に関する安全対策や行政手続きは、被害状況によって異なります。 現在も危険がある場合は賃貸探しを優先せず、警察や公的な相談支援機関へご相談ください。 生活保護の住宅扶助、敷金等、転居費用についても個別判断となるため、 賃貸契約や契約金の支払い前に担当ケースワーカー・福祉事務所へ確認してください。
お客様の声
Googleマップへ寄せられたミニクルホームのお客様の声を、 プライバシーに配慮して一部抜粋・匿名化してご紹介します。
※Googleマップに投稿された口コミの一部を、意味を変えない範囲で抜粋・匿名化しています。
※口コミは個人の感想であり、同じ結果を保証するものではありません。口コミ確認日:2026年6月29日






