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「目が見えにくくて、物件の資料や契約書を読むのが大変」

「耳が聞こえにくいので、不動産会社に電話するのがむずかしい」
「障害があると言ったら、断られてしまうのでは」

目や耳が不自由な方の部屋探しでは、家賃や間取りに加えて、毎日の暮らしで困らない設備かどうか、そして不動産会社とのやりとりの方法が大切になります。どちらも、遠慮せずに伝えていただいてよいことです。

この記事では、岡山市北区奉還町で生活保護の方のお部屋探しをお手伝いしている不動産会社の立場から、視覚・聴覚それぞれで確認したい設備、不動産会社への伝え方、契約のときにお願いできる配慮を整理します。

この記事で分かること

  1. 目が不自由な方・耳が不自由な方、それぞれが確認したい設備
  2. 不動産会社への困りごとの伝え方と、やりとりの方法
  3. 内見・契約・重要事項説明でお願いできる配慮と、使える制度

結論

① 2024年4月から、不動産会社などの事業者にも障害のある方への合理的配慮の提供が義務になりました。困りごとと、してほしい配慮を具体的に伝えて大丈夫です

② 目が不自由な方は段差・照明・駅やバス停からの道・設備の操作のしやすさ、耳が不自由な方は光や振動で知らせるインターホン・火災警報器・連絡の手段を確認しましょう。岡山市の日常生活用具給付は、生活保護世帯は自己負担なしとされています

③ やりとりはLINE・メール・筆談・電話リレーサービスなども使えます。書類は事前にデータでもらう、支援者に同席してもらうなどの工夫をして、契約は必ずケースワーカーの了承を得てから進めましょう

障害があると、部屋を借りにくい?

2024年(令和6年)4月1日から、改正障害者差別解消法により、不動産会社などの事業者にも合理的配慮の提供が義務になりました。国土交通省の対応指針では、次のようなことが不当な差別的取扱いの例として挙げられています。

  • 広告などに「障害者不可」と書くこと
  • 障害を理由に、大家さんや保証会社と調整しないまま仲介を断ること
  • 障害があることだけを理由に、一律に説明を省くこと

また、筆談やわかりやすい言葉への言い換え、IT機器を使ったやりとりなど、相手に合わせた方法で話すことは、合理的配慮の例とされています。

ただし、最終的に貸すかどうかは、大家さんや保証会社の審査によって決まります。だからこそ、「何に困るのか」「どうすれば大丈夫か」を具体的に伝えることが、部屋探しをスムーズに進める近道になります。

目が不自由な方が確認したい設備は?

確認したいところ チェックすること
駅・バス停からの道 歩道があるか、段差や車の多い交差点がないか、点字ブロックや音の出る信号があるか
建物の入口・共用部分 入口や階段の段差、手すり、廊下や階段の照明の明るさ
部屋の中 室内の段差、つまずきやすい敷居、照明の明るさ(見えにくさによっては明るさが大切)
設備の操作 給湯器のリモコンに音声案内があるか、ボタン式か(タッチパネルは操作しにくいことも)、コンロの種類
鍵・郵便受け 鍵の差しやすさ、郵便受けの位置(部屋から近いか)
ゴミ出し ゴミ置き場までの道のり、分別のルール

コンロは、火を使うガスコンロより、IHや安全装置付きのコンロのほうが安心という方もいらっしゃいます。間取りは、シンプルで家具を置きやすい部屋のほうが、動きやすく暮らしやすいことが多いです。

耳が不自由な方が確認したい設備は?

確認したいところ チェックすること
インターホン モニター付きか、光や振動で知らせる受信機を付けられるか
火災警報器 光や振動で知らせるタイプを付けられるか(付ける場所に大家さんの同意が必要かも確認)
給湯器・家電のお知らせ 音だけでなく、表示ランプなどで分かるか
管理会社との連絡手段 電話以外(メール・LINE・FAXなど)で連絡や修理の依頼ができるか
周りの環境 車の通りが多い道に面していないか、窓からの見通し
生活音 テレビの音量などが隣に伝わりにくい建物か(鉄筋コンクリート造など)

聞こえにくいと、自分の生活音の大きさに気づきにくいこともあります。壁の厚い建物や、角部屋・1階などを選ぶと、ご近所とのトラブルを防ぎやすくなります。

使える制度は? 日常生活用具給付

岡山市では、障害者手帳をお持ちの方などを対象に、暮らしに必要な用具を給付する日常生活用具給付等事業があります。生活保護世帯や市民税非課税世帯は、自己負担は0円とされています。

  • 申請には、障害者手帳と、登録業者の見積書などが必要です
  • 対象の品目は障害の種類や程度によって異なります。光で知らせる装置や、音声で読み上げる機器などがあるかどうかは、岡山市の種目一覧や窓口で確認しましょう
  • 購入する前に、窓口に相談・申請しておきましょう

※ 2026年10月時点で確認できた岡山市の公表情報(2026年8月26日更新)にもとづきます。窓口は岡山市障害福祉課(086-803-1236)、身体障害の方は各区の福祉事務所です。対象品目や手続きは窓口で確認してください。

用具を壁に取り付けるなど工事が必要な場合は、大家さんの同意が必要です。契約の前に、不動産会社を通して確認しておくと安心です。

家賃の上限は?

岡山市の家賃(住宅扶助)の上限の目安は、単身でおおむね37,000円、2人世帯でおおむね44,000円です。障害などの事情で、上限内では暮らせる部屋が見つからない場合などに、特別な基準が認められることもありますが、福祉事務所が個別に判断します。

※ 2026年10月時点で確認できた岡山市の公表情報にもとづく目安です。正確な金額は担当の福祉事務所・ケースワーカーに確認してください。

不動産会社には、どう伝えればいい?

最初の連絡のときに、障害のこと・困ること・してほしい配慮・連絡の方法の4つを伝えると、話がスムーズに進みます。たとえば、次のような伝え方があります。

目が不自由な方の伝え方の例

「生活保護を受けていて、部屋を探しています。目が見えにくく、細かい文字が読めません。資料は大きな文字か、データで送ってもらえると助かります。段差が少なく、バス停から近い部屋を希望します。連絡は電話でお願いします。」

耳が不自由な方の伝え方の例

「生活保護を受けていて、部屋を探しています。耳が聞こえにくいので、連絡はLINEかメールでお願いします。内見や説明のときは、筆談か、ゆっくり口元を見せて話していただけると助かります。インターホンは光で知らせる受信機を付けたいです。」

やりとりの方法

  • LINE・メール:文字で残るので、あとから見返せます。物件の写真や間取り図も送ってもらえます
  • 電話リレーサービス:耳が不自由な方が、通訳オペレーターを通して電話をかけられる公共のサービスです
  • 筆談・タブレット:店頭や内見で、紙やタブレットに書いてやりとりする方法です
  • 電話・音声:目が不自由な方は、文字より電話のほうが早いことも。資料の内容を読み上げてもらうこともできます
  • 支援者の同席:ヘルパーさん、相談支援専門員さん、ご家族などに同席してもらう方法もあります

内見・契約のときにお願いできることは?

  1. 内見の時間を長めにとってもらう:設備の操作や、部屋の中の動き方をゆっくり確かめましょう
  2. 駅やバス停からの道も一緒に歩く:実際に通う道で、段差や危ない場所を確認できます
  3. 書類を事前にデータでもらう:読み上げソフトや拡大で、前もって内容を確認できます
  4. 重要事項説明の配慮:ゆっくり読み上げる、要点を言い換える、筆談で補う、オンライン(画面共有)で説明するなどをお願いできます
  5. 署名の配慮:自分で書くのが難しい場合は、本人の意思を確認したうえでの代筆などを相談できます

分からないことがあれば、分からないまま署名しないことが大切です。何度でも確認してください。

盲導犬・聴導犬と暮らしたいときは?

盲導犬・介助犬・聴導犬などの身体障害者補助犬については、住宅を管理する方も、受け入れに努めるよう法律で定められています。ペット不可の物件でも、補助犬であることを伝えて相談できる場合があります。部屋探しの最初に、補助犬と暮らすことを伝えましょう。

部屋探しから契約までの手順は?

  1. ケースワーカーに、転居と家賃の上限を確認する
    障害のことで部屋の条件に希望がある場合は、そのことも伝えておきましょう。
  2. 不動産会社に、困りごと・してほしい配慮・連絡の方法を伝える
  3. 内見で、設備と駅・バス停からの道を確認する
    必要な用具を付けられるかも確認します。
  4. 見積書をケースワーカーに出す
    保証会社や緊急連絡先のことも、このときに相談できます。
  5. 了承を得てから契約する
    日常生活用具の申請も、入居の時期にあわせて進めましょう。

大切なこと:契約は、必ずケースワーカーの了承を得てから。
気に入った部屋が見つかっても、先に契約せず、見積書を出して相談してから進めましょう。

実際のご相談で多いのは? 現場で感じること

実際のご相談では、「電話がむずかしいので、なかなか不動産会社に問い合わせられなかった」「資料の文字が小さくて、比べるのが大変だった」といった声を伺います。最初に連絡の方法や困りごとを教えていただければ、やりとりの方法を合わせることができます。

当社では、LINEでのやりとりや、オンラインでの重要事項説明にも対応しています。物件のメリットだけでなくデメリット(段差・道の危ないところなど)もお伝えしながら、暮らしやすいお部屋を一緒に探します。対応できる方法は、遠慮なくご相談ください。

ミニクルホームがお手伝いできること・できないこと

お手伝いできること

  • 家賃の上限内で、障害に合わせた設備や周りの環境を考えたお部屋探し
  • LINE・メール・電話など、ご希望に合わせたやりとり(オンラインでの重要事項説明にも対応)
  • 申込前の、設備・用具の取り付けの可否・大家さんの考え方の確認と、管理会社・大家さんの傾向や注意点のお伝え
  • 入居費用の計算と、福祉事務所提出用の見積書の作成、相談〜退去後までのLINEでの継続サポート

当社ではできないこと

  • 住宅扶助の上限・特別基準や日常生活用具の給付に関する判断(福祉事務所・市の窓口が判断します)、福祉事務所との交渉の代理
  • 入居の審査の結果のお約束(大家さんや保証会社が判断します)

よくある質問

Q. 目や耳が不自由だと、部屋を借りるときに断られますか?

A. 障害があることだけを理由に、一律に仲介や案内を断ることは、不当な差別的取扱いにあたるとされています。2024年4月からは、不動産会社などの事業者にも、障害のある方への合理的配慮の提供が義務になりました。ただし、最終的に貸すかどうかは大家さんや保証会社の審査によるため、困りごとと必要な配慮を具体的に伝えて、一緒に探してもらいましょう。

Q. 不動産会社とは、電話以外の方法でやりとりできますか?

A. 多くの不動産会社で、メールやLINE、筆談などでのやりとりができます。耳が不自由な方は、電話リレーサービスを使って電話をかける方法もあります。最初の連絡のときに、「LINEでやりとりしたい」など、希望する連絡の方法を伝えておくとスムーズです。

Q. 契約書や重要事項説明書が読めないときは、どうすればいいですか?

A. 事前に書類のデータを送ってもらい、読み上げソフトや拡大で確認する方法があります。説明のときに、ゆっくり読み上げてもらう、要点を分かりやすく言い換えてもらう、支援者に同席してもらうなどの配慮をお願いすることもできます。分からないまま署名しないことが大切です。

Q. 聞こえにくい場合、インターホンや火災警報器はどうすればいいですか?

A. 光や振動で知らせるインターホンの受信機や火災警報器があります。障害者手帳をお持ちの方は、岡山市の日常生活用具給付の対象になる場合があり、生活保護世帯は自己負担がないとされています。対象品目や手続きは、区役所・福祉事務所の障害福祉の窓口で確認してください。

Q. 盲導犬や聴導犬と一緒に住める部屋はありますか?

A. 身体障害者補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)については、住宅を管理する方も受け入れに努めるよう法律で定められています。ペット不可の物件でも、補助犬であることを伝えて相談できる場合があります。部屋探しの最初に、補助犬と暮らすことを伝えましょう。

Q. 手すりを付けるなど、部屋を工事してもいいですか?

A. 賃貸物件の工事には、大家さんの同意が必要です。退去のときに元に戻す必要があるかも確認しておきましょう。工事が必要な場合は、契約の前に不動産会社を通して大家さんに相談するのがおすすめです。住宅の改修に使える制度があるかどうかは、区役所・福祉事務所の障害福祉の窓口で確認してください。

Q. 家賃の上限は、障害があると変わりますか?

A. 家賃の上限の目安は、基本的に世帯の人数で決まります。障害などの事情で、上限内では住める部屋が見つからない場合などに、特別な基準が認められることもありますが、福祉事務所が個別に判断します。困っていることを具体的にケースワーカーに伝えて相談しましょう。

まとめ:目や耳が不自由な方の部屋探しは「困りごとを具体的に伝える」ことから

  • 2024年4月から、事業者にも合理的配慮の提供が義務になりました。困りごとと必要な配慮は遠慮せず伝えましょう
  • 目が不自由な方は段差・照明・道・設備の操作、耳が不自由な方は光や振動で知らせる設備と連絡の手段を確認
  • 岡山市の日常生活用具給付は、生活保護世帯は自己負担なしとされています。窓口で品目を確認しましょう
  • やりとりはLINE・メール・筆談・電話リレーサービスも使えます。書類は事前にデータでもらう工夫も
  • 岡山市の家賃上限の目安は単身おおむね37,000円。契約は必ずケースワーカーの了承を得てから進めましょう

見えにくさや聞こえにくさがあると、部屋探しのひとつひとつに時間や手間がかかって、疲れてしまうこともあると思います。一人で抱え込まず、ケースワーカーさん、支援者の方、そして私たちを頼ってください。つらいときは、身近な人や相談窓口を頼ってくださいね。

※ 本記事は、2026年10月時点で確認できた岡山市・国土交通省などの公表情報と、生活保護の一般的な取扱いにもとづく解説です。住宅扶助の上限・特別基準や日常生活用具の給付は、担当の福祉事務所・市の窓口が判断します。入居の審査の結果をお約束するものではありません。

目や耳が不自由な方の部屋探しも

一人で悩まず、まずはご相談ください

困りごとや希望する連絡の方法をお聞きしたうえで、暮らしやすいお部屋を一緒に探します。相談は無料です。

✉️ メール:minikuru@bc.wakwak.com

※ 審査の結果や制度の適用をお約束するものではありません。生活保護の可否や費用の支給は福祉事務所が判断します。
※ 法律・税務の個別判断は、専門家・関係機関へのご確認をお願いします。

株式会社ミニクルホーム(お部屋探し探検隊 岡山市北区)

代表:城井 仁
〒700-0026 岡山県岡山市北区奉還町二丁目19番14号(JR岡山駅西口から徒歩7分)
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CUSTOMER VOICE

お客様の声

Googleマップへ寄せられたミニクルホームのお客様の声を、 プライバシーに配慮して一部抜粋・匿名化してご紹介します。

正直な物件説明 ★★★★★

まさに正直不動産。注意点まで教えてくれました

まさに正直不動産。気になっていた物件について、 事故物件であることや管理面の注意点なども教えてくれました。 安心して物件探しを任せられました。

A
ご利用者A様Googleマップの口コミより一部抜粋
入居・退去の対応 ★★★★★

入居時も退去時も丁寧に対応してくれました

入居時も退去時も丁寧に対応してくださり助かりました。 LINEでの対応も文字に残るので、 電話だけより確認しやすいです。

B
ご利用者B様Googleマップの口コミより一部抜粋
難しい条件の部屋探し ★★★★★

難しい条件でも迅速かつ柔軟に対応

難しい条件の中、迅速かつ柔軟な対応で、 ようやく住めるところが見つかりました。 不安なこともLINEで相談できて助かりました。

C
ご利用者C様Googleマップの口コミより一部抜粋
遠方からの引越し ★★★★★

遠方からの引越しも丁寧にサポート

遠方からの引越しで分からないことだらけでしたが、 何から何まで丁寧に対応してくださり、 本当に助かりました。

D
ご利用者D様Googleマップの口コミより一部抜粋
地域情報・物件提案 ★★★★★

土地の事情も分かり、納得して決められました

難しい条件での物件探しでしたが、 多数の物件をご案内いただき、 納得して決めることができました。 土地の事情も参考になりました。

E
ご利用者E様Googleマップの口コミより一部抜粋
親身な対応 ★★★★★

借りる側の目線で考えてくれました

借りる側の目線で考えてくださるので有り難かったです。 気さくな不動産屋さんで、 希望もお願いしやすく助かりました。

F
ご利用者F様Googleマップの口コミより一部抜粋
 

※Googleマップに投稿された口コミの一部を、 意味を変えない範囲で抜粋・匿名化して掲載しています。 口コミは個人の感想です。

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