Spread the love

セーフティネット住宅と居住サポート住宅、どう違うのか分からない」

うちのアパートは、どちらかに登録したほうがいいのだろうか」

登録したら、どんな人でも受け入れないといけなくなるのでは」

住宅セーフティネット法には、大家さんが使える制度が2つあります。セーフティネット登録住宅と、2025年10月に始まった居住サポート住宅です。名前が似ているので混同されがちですが、役割ははっきり違います。

先に結論

セーフティネット登録住宅は、高齢の方や障害のある方などの入居を拒まない賃貸住宅として登録する制度で、入居の間口を広げるためのものです。見守りの仕組みは制度上の必須ではありません。居住サポート住宅は、居住支援法人などと組んで、1日1回以上の安否確認、月1回以上の訪問などによる見守り、福祉サービスへのつなぎを提供する住宅として認定を受ける制度で、入居中を支えるためのものです。床面積の基準も違い、居住サポート住宅は既存の住宅なら18平方メートル以上から対象になります。どちらも義務ではなく、どちらも選ばないことも選択肢です。岡山市内の物件の窓口は岡山市住宅課 計画係(086-803-1466)です。

ひと目で比べる

  セーフティネット登録住宅 居住サポート住宅
役割 入居の間口を広げる 入居中を支える
法律上の名称 住宅確保要配慮者円滑入居賃貸住宅 居住安定援助賃貸住宅
手続き 登録 認定
始まった時期 2017年 2025年10月
岡山市内の物件の窓口 岡山市(住宅課) 岡山市(住宅課)
申請する人 大家さん 大家さんと援助を行う者(居住支援法人など)の共同
入居者の範囲 入居を拒まない要配慮者の範囲を決めて登録できる 範囲を定める場合は、要配慮者の入居を不当に制限しないこと
見守り 制度上の必須ではない 1日1回以上の安否確認、月1回以上の訪問等による見守り、福祉へのつなぎが必須
床面積(一般の住宅) 25平方メートル以上 新築25平方メートル以上、既存18平方メートル以上
耐震性 必要 必要
家賃 近傍同種の住宅と均衡 近傍同種の住宅と均衡
経済的な支援 要配慮者専用として登録した住宅は、改修費などの補助の対象になりうる 生活保護を受けている入居者の家賃は、原則として代理納付
保証会社 通常どおり 認定家賃債務保証業者は、正当な理由なく保証を断らない

以下、違いの大きい点を順に説明します。

違い1|「拒まない」と「支える」

セーフティネット登録住宅は、大家さんが「この住宅は、高齢の方(や障害のある方など)の入居を拒みません」と約束して、自治体に登録するものです。登録された住宅は国の情報提供システムに掲載され、住まいを探している要配慮者の方の目に届きやすくなります。

居住サポート住宅は、それに加えて、入居してからの暮らしを支える仕組みがあることを自治体が認定するものです。居住支援法人などが、次のようなサポートを行います。

  • 安否確認:1日1回以上。通信機器(センサーなど)や訪問による
  • 見守り:月1回以上。訪問などで入居者の心身や生活の状況を把握する
  • 福祉サービスへのつなぎ:必要に応じて、行政や福祉サービスの事業者につなぐ

大家さんから見ると、登録住宅は「入居の入口」の制度、居住サポート住宅は「入居後の見守り」の制度、と整理すると分かりやすいと思います。

違い2|誰が申請するか

登録住宅は、大家さんが申請します。

居住サポート住宅は、大家さんと、サポートを行う者(居住支援法人など)が共同で申請します。大家さんが自分でサポートを行わない場合でも、大家さんは認定を受けた事業者の一員として扱われます。

つまり、居住サポート住宅は、居住支援法人などのパートナーが見つからないと始まりません。 最初の一歩は、組める相手を探すことです。居住サポート住宅の認定までの流れは「居住サポート住宅とは?(大家さん向け)」で書いています。岡山県が指定する居住支援法人は21法人(2026年7月時点)あります。

違い3|床面積の基準

見落とされがちですが、実務上は大きな違いです。

登録住宅は、一般の住宅の場合、25平方メートル以上が基準です(シェアハウス型は別の基準)。

居住サポート住宅は、新築は25平方メートル以上ですが、既存の住宅は18平方メートル以上(一部を共用する場合は13平方メートル以上)が基準です。

岡山市内の築年数のたったアパートには、18〜25平方メートル程度の1Kや1DKが少なくありません。登録住宅の基準は満たさなくても、居住サポート住宅の基準なら満たす、というケースがあります。

違い4|入居者の範囲

登録住宅は、入居を拒まない要配慮者の範囲を限定して登録できます。たとえば「高齢の方の入居は拒まない」「障害のある方の入居は拒まない」といった形です。

ただし、登録した範囲の要配慮者について、要配慮者であることを理由に入居を拒むことはできません。

居住サポート住宅も、受け入れる要配慮者の範囲を定めることはできますが、要配慮者の入居を不当に制限しないことが求められます。

違い5|経済的な支援

登録住宅のうち、要配慮者だけが入居できる住宅(専用住宅)として登録したものは、改修費の補助などの対象になりえます。岡山市のページでは、国の「住宅確保要配慮者専用賃貸住宅改修事業」が紹介されています。

居住サポート住宅では、入居者が生活保護を受けている場合、大家さん側から希望を通知すれば、住宅扶助費(家賃)が原則として代理納付されます。福祉事務所から大家さんに直接家賃が支払われる形です。

違い6|登録・認定した後の手間

どちらの制度も、登録・認定した後に事務の手間が生じます。

登録住宅では、登録事項が変わったときの届出や、求めに応じた管理状況の報告などが必要です。登録には有効期間があり、更新の手続きも必要になります。

居住サポート住宅では、居住支援法人などとの役割分担を続けていくことが前提になります。認定後に大家さんが担う役割は、別の記事で詳しく書く予定です。

どちらを選ぶか|状況別の目安

大家さんの状況 目安
空室が続いていて、要配慮者の方にも入居の間口を広げたい。見守りの仕組みまでは今は考えていない 登録住宅から
高齢の単身の方などに貸したいが、入居中に異変に気づけるかが心配 居住サポート住宅
18〜25平方メートルの既存の1Kで、登録住宅の基準を満たさない 居住サポート住宅の基準を確認
要配慮者専用にして、改修の補助を使いたい 登録住宅(専用住宅)
生活保護を受けている方の入居が多く、家賃の支払いを確実にしたい 居住サポート住宅(代理納付)
制度の手続きや報告の負担は避けたい どちらも選ばない。普通に貸しながら、認定家賃債務保証業者や残置物のモデル契約条項で備える

「どちらも選ばない」も、立派な選択です

誤解されやすいのですが、登録も認定も、大家さんが選んで申請するものです。義務ではありません。

登録や認定をしなくても、高齢の方や障害のある方に貸すことはできます。そのうえで、

  • 緊急連絡先を親族に限定しない認定家賃債務保証業者を使う
  • 入居者が亡くなったあとの家財の処理に備えて、残置物のモデル契約条項を使う
  • 必要に応じて、居住支援法人に個別に見守りを相談する

という組み立ても十分に現実的です。制度に合わせて物件を変えるより、物件と入居者に合わせて制度を選ぶ、という順番で考えてください。

岡山の窓口

窓口 相談できること 連絡先
岡山市 都市整備局 住宅・建築部 住宅課 計画係 岡山市内の物件の登録・認定 086-803-1466
岡山県 住宅課 岡山市・倉敷市以外の県内の物件、居住支援法人の指定 086-226-7527
岡山県居住支援協議会(事務局:岡山県宅地建物取引業協会) 相談支援、居住支援法人の一覧 086-222-2131
国の情報提供システム セーフティネット住宅・居住サポート住宅の検索と登録 各システムのウェブサイト

当社にできること・できないこと

当社は、岡山市北区奉還町で賃貸管理・仲介を行っている不動産会社です。

当社がお手伝いできるのは、物件の面積・設備・築年数からどちらの制度の基準を満たしそうかの確認、登録するか、認定を受けるか、どちらも選ばないかの整理、居住支援法人との橋渡し、そして入居者の募集と入居後の管理です。

一方、登録や認定を受けられるかどうかの判断は岡山市などが行います。 見守りや福祉サービスの提供は居住支援法人などが行います。当社はそれぞれをつなぐ役割です。

よくあるご質問

セーフティネット登録住宅と居住サポート住宅の違いは何ですか。

セーフティネット登録住宅は、要配慮者の入居を拒まない賃貸住宅として登録する制度で、入居の間口を広げるためのものです。居住サポート住宅は、居住支援法人などと組んで、1日1回以上の安否確認、月1回以上の訪問などによる見守り、福祉サービスへのつなぎを提供する住宅として認定を受ける制度で、入居中を支えるためのものです。

登録したら、どんな人でも受け入れなければならないのですか。

登録住宅は、入居を拒まない要配慮者の範囲を限定して登録できます。たとえば高齢の方だけ、といった形です。ただし、登録した範囲の要配慮者について、要配慮者であることを理由に入居を拒むことはできません。

床面積の基準はどう違いますか。

登録住宅は一般の住宅で25平方メートル以上が基準です。居住サポート住宅は、新築は25平方メートル以上ですが、既存の住宅は18平方メートル以上(一部を共用する場合は13平方メートル以上)が基準です。登録住宅の基準を満たさない既存の1Kでも、居住サポート住宅の基準なら満たす場合があります。

居住サポート住宅は、大家だけで申請できますか。

できません。大家さんと、サポートを行う者(居住支援法人など)が共同で申請します。まずは組める居住支援法人などを探すことが最初の一歩です。岡山県が指定する居住支援法人は21法人(2026年7月時点)あります。

補助金は使えますか。

要配慮者専用の住宅として登録したセーフティネット住宅は、国の改修費補助などの対象になりえます。岡山市独自の補助の有無は、岡山市住宅課 計画係(086-803-1466)でご確認ください。居住サポート住宅では、生活保護を受けている入居者の家賃が原則として代理納付になります。

どちらかに登録・認定しないと、高齢の方に貸せないのですか。

そんなことはありません。登録も認定も義務ではなく、大家さんが選んで申請するものです。登録や認定をしなくても、認定家賃債務保証業者や残置物のモデル契約条項などを組み合わせて貸すことができます。

岡山市のアパートの場合、どこに相談すればよいですか。

岡山市内の物件は、岡山市 都市整備局 住宅・建築部 住宅課 計画係(086-803-1466)が窓口です。物件の条件からどちらの制度が合いそうかの整理は、当社でもご相談いただけます。

登録するか、認定を受けるか、どちらも選ばないか。物件から一緒に整理します

面積・設備・築年数からどちらの基準を満たしそうかを確認し、居住支援法人との橋渡しや、入居後の管理までご相談いただけます。

※登録・認定の可否は岡山市などが判断します。見守りや福祉サービスの提供は当社では行えません。岡山市住宅課 計画係(086-803-1466)もご案内します。

制度は、物件と入居者に合わせて選ぶものです。 登録住宅も居住サポート住宅も、大家さんが高齢の方や障害のある方に貸しやすくなるための仕組みです。どちらを選ぶか、どちらも選ばないかは、物件の広さ、入居者の状況、大家さんがどこまで関わりたいかによって変わります。正解はひとつではありません。一緒に整理しましょう。

最終更新日:2026年9月24日
確認先:国土交通省(セーフティネット住宅情報提供システム、居住サポート住宅認定制度 認定申請解説書)、岡山市 住宅課(新たな住宅セーフティネット制度)、岡山県 住宅課(住宅セーフティネット制度)。制度は変わることがあります。最新はそれぞれの公式ページでご確認ください。

(この記事は一般的な情報の整理です。登録・認定の可否は岡山市などが判断します。当社では判断できません。)

株式会社ミニクルホーム
所在地:〒700-0026 岡山県岡山市北区奉還町二丁目19番14号(JR岡山駅西口 徒歩7分)
電話:086-239-3296/FAX:086-239-3323
メール:minikuru@bc.wakwak.com
LINE:https://line.me/ti/p/kcG_qerYMM
営業時間:10:00〜18:00/定休日:水曜日・不定休・GW・年末年始
宅地建物取引業免許:岡山県知事(3)第5473号
業務内容:売買仲介・賃貸仲介・賃貸管理・空き家管理および対策相談・内外装リフォーム・空室対策相談・保険代理店
対応エリア:岡山市北区・中区・南区・東区、玉野市、瀬戸内市、備前市、総社市
代表:城井 仁(宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士、不動産実務経験25年以上)

CUSTOMER VOICE

お客様の声

Googleマップへ寄せられたミニクルホームのお客様の声を、 プライバシーに配慮して一部抜粋・匿名化してご紹介します。

正直な物件説明 ★★★★★

まさに正直不動産。注意点まで教えてくれました

まさに正直不動産。気になっていた物件について、 事故物件であることや管理面の注意点なども教えてくれました。 安心して物件探しを任せられました。

A
ご利用者A様Googleマップの口コミより一部抜粋
入居・退去の対応 ★★★★★

入居時も退去時も丁寧に対応してくれました

入居時も退去時も丁寧に対応してくださり助かりました。 LINEでの対応も文字に残るので、 電話だけより確認しやすいです。

B
ご利用者B様Googleマップの口コミより一部抜粋
難しい条件の部屋探し ★★★★★

難しい条件でも迅速かつ柔軟に対応

難しい条件の中、迅速かつ柔軟な対応で、 ようやく住めるところが見つかりました。 不安なこともLINEで相談できて助かりました。

C
ご利用者C様Googleマップの口コミより一部抜粋
遠方からの引越し ★★★★★

遠方からの引越しも丁寧にサポート

遠方からの引越しで分からないことだらけでしたが、 何から何まで丁寧に対応してくださり、 本当に助かりました。

D
ご利用者D様Googleマップの口コミより一部抜粋
地域情報・物件提案 ★★★★★

土地の事情も分かり、納得して決められました

難しい条件での物件探しでしたが、 多数の物件をご案内いただき、 納得して決めることができました。 土地の事情も参考になりました。

E
ご利用者E様Googleマップの口コミより一部抜粋
親身な対応 ★★★★★

借りる側の目線で考えてくれました

借りる側の目線で考えてくださるので有り難かったです。 気さくな不動産屋さんで、 希望もお願いしやすく助かりました。

F
ご利用者F様Googleマップの口コミより一部抜粋
 

※Googleマップに投稿された口コミの一部を、 意味を変えない範囲で抜粋・匿名化して掲載しています。 口コミは個人の感想です。

LINEで事前相談

 

電話で相談する

tel:0862393296

 

 

株式会社ミニクルホーム

住所:岡山県岡山市北区奉還町二丁目19番14号

電話番号:

tel:0862393296

不動産探し・お部屋探しでのご相談はこちらからどうぞ

岡山県知事(3)第5473号

会社概要

株式会社ミニクルホーム

業務内容:

売買仲介・賃貸仲介・管理・賃貸空室対策コンサルタント・内装リフォーム保険代理店 

住所:岡山県岡山市北区奉還町二丁目19番14号

JR岡山駅西口徒歩7分

FAX  :086-239-3323

メールアドレス:minikuru@bc.wakwak.com

しかける賃貸満室マン 城井 仁 (しろい ひとし)

LINEで事前診断

tel:0862393296

LINEで事前診断

0 0 votes
Article Rating