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帰省のときに親と話しておきたい、実家の5つの確認事項

久しぶりに実家に帰って、親の姿を見て「少し小さくなったな」と感じる。そろそろ家のことを話しておいたほうがいいのかもしれない——そう思いながら、結局何も言えずに帰ってくる。

そういう方は、とても多いと思います。縁起でもない話に聞こえるのではないか。財産目当てだと思われないか。そう考えると、口が重くなるのは自然なことです。

この記事は、親御さんを急かすためのものではありません。聞きにくい話を、角を立てずに聞くための方法と、最低限これだけは確認しておきたい5つのことをまとめました。

この記事の要点
確認しておきたいのは5つ。①登記の名義 ②書類の場所 ③境界と近隣 ④これからの住まいの希望 ⑤家をどうしてほしいか。
切り出すコツは、「相続」という言葉を使わないこと、そして自分の話から始めることです。
一度で全部聞こうとしないでください。1回の帰省で1つか2つで十分です。
そして最も大事なのは、親御さんの判断能力がはっきりしているうちに聞くこと。認知症などで判断能力が低下すると、実家は売ることも貸すこともできなくなります。
なぜ今なのか、を先にお伝えします
親御さんの判断能力が低下すると、お子さんであっても実家を売ることができなくなります。成年後見制度を利用することになり、居住用不動産の売却には家庭裁判所の許可が必要です。手続きには数か月かかり、後見人に家族以外の専門職が選ばれることもあります。

一方、親御さんがお元気なうちなら、選べる道はいくつもあります。ご本人の意思で売る、任意後見契約を結んでおく、家族信託を使う——どれも「判断能力があるうち」が条件です。
急ぐ必要はありません。ただ、時間には限りがあるということだけ、頭の片隅に置いておいてください。

切り出し方|5つのコツ

コツ 1

「相続」という言葉を使わない

この一言で、場の空気が変わります。「自分が死んだ後の話をしている」と受け取られると、そこで話は終わってしまいます。

代わりに使えるのは、「これから」「万が一のとき」「困らないように」といった言葉です。

✕「相続のことなんだけど」
〇「これから先のこと、ちょっと聞いておきたくて」
コツ 2

自分の話から始める

親御さんに質問するのではなく、自分のこととして切り出すと角が立ちません。

「この前、職場の人が実家のことで大変だったって話を聞いてさ。うちはどうなんかなと思って」

「自分も保険を見直したんだけど、そういえば実家のことって何も知らないなと思って」

世間話の延長として入れると、構えられにくくなります。

コツ 3

一度で全部聞こうとしない

5つ全部を一回の帰省で聞く必要はありません。むしろ、まとめて聞こうとすると「何か企んでいるのか」と思われます。

1回の帰省で1つか2つ。それで十分です。次の帰省でまた一つ。そのくらいのペースのほうが、結果的に深い話ができます。

コツ 4

親を主語にする

「この家どうするの?」と聞くと、処分の相談に聞こえます。「お父さんはどうしたい?」と聞けば、意思の確認になります。

✕「この家、どうするん?」
〇「お父さんは、最後までこの家におりたい?」

同じことを聞いていても、受け取られ方がまったく違います。

コツ 5

誰が聞くかを考える

いちばん関係が良い人、いちばん普段から連絡を取っている人が聞くのが自然です。

配偶者(義理の関係)から切り出すのは避けたほうが無難です。悪気がなくても「嫁が財産のことを言い出した」と受け取られかねません。

やってしまいがちな失敗

  • 兄弟全員で囲んで切り出す——詰問されているように感じます。一対一で
  • 「この家いくらで売れるの?」から入る——金額の話を最初にすると、目的を誤解されます
  • 帰省の初日に切り出す——滞在中ずっと気まずくなります。最終日の前日くらいが切り出しやすいタイミングです
  • その場で結論を求める——「考えとく」で終わって構いません。種をまくのが目的です

確認したい5つのこと

確認 1

登記の名義はどうなっているか

「この家の登記って、お父さんの名前になっとる?」

当たり前のようでいて、ここが違っていることが実際にあります。祖父名義のままというケースです。数世代前の相続登記が済んでいない状態で、岡山市の古い住宅地や郊外では珍しくありません。

この場合、相続人が十数人に膨れ上がっていることもあります。ただし親御さんがご健在なら、その世代の事情を知る方がまだいらっしゃいます。早く気づくほど解決しやすくなります。

聞きにくければ、ご自身で登記事項証明書を取ることもできます。全国どこの法務局でも取得でき、誰でも請求できます。

確認 2

大事な書類はどこにあるか

「権利証とか保険証券とか、どこにしまっとるん? 何かあったとき分からんと困るけん」

これは比較的聞きやすい質問です。「何かあったとき困る」は、親御さんにも納得しやすい理由だからです。

確認したいもの よくある保管場所
登記識別情報通知(権利証) 仏壇の引き出し、タンスの最下段
火災保険の証券 押入れの奥、書類箱
固定資産税の納税通知書 居間の引き出し、郵便物の束の中
測量図・建築確認済証 天袋、押入れ
通帳・印鑑 金庫(鍵や暗証番号も確認を)

場所が分かっているだけで、後の手続きがまったく違います。

確認 3

敷地の境界と、近隣のこと

「ここからここまでがうちの土地? この塀ってどっちのもん?」

一緒に敷地を一周しながら聞くのがおすすめです。散歩のついでのような形なら自然に話せます。

境界の経緯を知っているのは、親御さんだけということがよくあります。「この木はうちが植えた」「あそこは昔、隣と話し合って決めた」——こうした記憶は、いなくなると二度と戻りません。

スマートフォンで写真を撮っておいてください。境界標、塀、越境している木、隣地との接し方。後から見返せる形にしておくと、売却や相続のときに役立ちます。

確認 4

これからの住まいの希望

「お父さんは、最後までこの家におりたい? それとも施設とかも考えとる?」

これがいちばん大事な質問かもしれません。家の話というより、暮らしの話として聞けるからです。

「ここにおりたい」という答えなら、そのために何が必要かを考えられます。手すりの設置、段差の解消、見守りの体制。岡山市には空き家のバリアフリー改修に使える補助制度もあります(要件あり)。

「そろそろ考えんといかんな」という答えなら、そこから先の話につながります。

確認 5

この家をどうしてほしいか

「もし誰も住まんようになったら、この家どうしてほしい? 売ってもええと思う?」

これがいちばん聞きにくい質問です。だから最後に、しかも何度か帰省した後で聞いてください。

「売ってもええよ」という一言があるかないかで、後のご家族の意思決定はまったく変わります。その一言がないまま相続になると、兄弟全員が「親の気持ちが分からないまま決めていいのか」と迷い、話し合いが止まります。

逆に「この家は残してほしい」という希望が分かれば、それを前提に方法を考えられます。貸して維持する、誰かが住む、管理を続ける——道はあります。

大事なのは、売る・売らないを決めることではありません。親御さんの気持ちを知っておくことです。

聞けなかったときにできること

話が切り出せなかった、はぐらかされた。それでも落ち込まないでください。親御さんに聞かなくても確認できることがあります。

できること 方法
登記の名義を調べる 法務局で登記事項証明書を取得。全国どこの法務局でも可能で、誰でも請求できます
固定資産税の通知書を見せてもらう 「税金いくらかかっとるん?」なら聞きやすいはずです。所有している不動産の一覧が分かります
家の外観と敷地を撮影する 帰省のたびに撮っておくと、劣化の進み方が分かります
相場を調べておく 親御さんに知らせる必要はありません。自分の中で見当がついているだけで、いざというとき動けます
種をまいておくだけでも十分です。
一度切り出しておくと、次に帰ったとき、親御さんのほうから「この前の話だけど」と言い出すことがあります。考える時間が必要なだけ、ということは少なくありません。
一度で答えを得ようとせず、何度かに分けて。これがいちばん確実な方法です。

話しやすいタイミング

タイミング 理由
年末年始・お盆 家族が揃い、時間に余裕があります。ただし人が多い場では避け、一対一の時間を作って
法事のあと 親族の話題が自然に出ます。「おじさんのときはどうしたん?」から入れます
親が入院・通院したあと ご本人も将来を意識しやすい時期。ただし落ち込んでいるときは避けて
近所で空き家の話題が出たとき 「あそこの家、ずっと空いとるね」から自然につなげられます

逆に、体調が優れないとき、気分が落ち込んでいるときは避けてください。タイミングを間違えると、その後ずっと話せなくなります。

よくある質問

Q. 実家のことを親に切り出すには、どう言えばいいですか?
A. 「相続」という言葉を使わず、「これから先のこと」「万が一のとき困らないように」といった言い方がおすすめです。また自分の話から始めると構えられにくくなります。一度で全部聞こうとせず、1回の帰省で1つか2つにとどめてください。
Q. 何から確認すればいいですか?
A. ①登記の名義 ②大事な書類の場所 ③境界と近隣のこと ④これからの住まいの希望 ⑤この家をどうしてほしいか、の5つです。聞きやすいのは②、いちばん聞きにくいのが⑤なので、順番に気をつけてください。
Q. 親が話したがりません。どうすればいいですか?
A. 無理に進めないでください。登記事項証明書はご自身で取得できますし、固定資産税の納税通知書を見せてもらうだけでも所有不動産が分かります。一度切り出しておくと、次の機会に親御さんから話が出ることもあります。
Q. なぜ親が元気なうちに話す必要があるのですか?
A. 判断能力が低下すると、子であっても実家を売ることができなくなります。成年後見制度の利用が必要になり、居住用不動産の売却には家庭裁判所の許可が要ります。任意後見契約や家族信託といった備えも、判断能力があるうちでなければ選べません。
Q. 帰省のどのタイミングで切り出すのがいいですか?
A. 初日は避けたほうが無難です。切り出した後に気まずい空気が続くと、滞在中ずっと引きずります。最終日の前日くらいが切り出しやすく、持ち帰って考えてもらう余地も残せます。
Q. 岡山市外(倉敷市・玉野市・瀬戸内市など)の実家でも相談できますか?
A. はい。ミニクルホームでは岡山市周辺エリアについてもご相談を承っています。

話し合う前に、数字を持っておくと楽になります

ご家族の話し合いに、私たちが立ち入ることはありません。ただ、材料をお渡しすることはできます。

実家が今いくらで売れそうなのか。貸すとしたらいくらか。持ち続けると年間いくらかかるのか。この数字があると、話し合いが「気持ち」だけでなく「選択」の話になります。親御さんに見せる必要はありません。ご自身が知っているだけで十分です。

ミニクルホームは、JR岡山駅西口から徒歩7分の奉還町にある不動産会社です。売買仲介・賃貸仲介から空き家の管理・活用まで対応しており、「親はまだ元気だが、そろそろ考えておきたい」という段階からのご相談をお受けしています。

売る前提である必要はありません。急かすこともいたしませんし、親御さんに連絡を取ることもありません。帰省の前に、気になることだけでもお聞かせください。

LINEで相談する(無料) 電話で相談する 086-239-3296

株式会社ミニクルホーム
岡山県岡山市北区奉還町二丁目19番14号(JR岡山駅西口 徒歩7分)
TEL:086-239-3296

※本記事は当社の実務経験と公表情報にもとづき、一般的な考え方を整理したものです(2026年10月時点)。当社は法律事務所・税理士事務所ではなく、個別の法律判断や税務判断を行う立場にはありません。成年後見制度、任意後見契約、家族信託については弁護士・司法書士へ、登記については司法書士へ、税務については税理士または税務署へ、補助制度については岡山市 建築指導課 空家対策推進室(電話 086-803-1410)へご確認ください。

CUSTOMER VOICE

お客様の声

Googleマップへ寄せられたミニクルホームのお客様の声を、 プライバシーに配慮して一部抜粋・匿名化してご紹介します。

正直な物件説明 ★★★★★

まさに正直不動産。注意点まで教えてくれました

まさに正直不動産。気になっていた物件について、 事故物件であることや管理面の注意点なども教えてくれました。 安心して物件探しを任せられました。

A
ご利用者A様Googleマップの口コミより一部抜粋
入居・退去の対応 ★★★★★

入居時も退去時も丁寧に対応してくれました

入居時も退去時も丁寧に対応してくださり助かりました。 LINEでの対応も文字に残るので、 電話だけより確認しやすいです。

B
ご利用者B様Googleマップの口コミより一部抜粋
難しい条件の部屋探し ★★★★★

難しい条件でも迅速かつ柔軟に対応

難しい条件の中、迅速かつ柔軟な対応で、 ようやく住めるところが見つかりました。 不安なこともLINEで相談できて助かりました。

C
ご利用者C様Googleマップの口コミより一部抜粋
遠方からの引越し ★★★★★

遠方からの引越しも丁寧にサポート

遠方からの引越しで分からないことだらけでしたが、 何から何まで丁寧に対応してくださり、 本当に助かりました。

D
ご利用者D様Googleマップの口コミより一部抜粋
地域情報・物件提案 ★★★★★

土地の事情も分かり、納得して決められました

難しい条件での物件探しでしたが、 多数の物件をご案内いただき、 納得して決めることができました。 土地の事情も参考になりました。

E
ご利用者E様Googleマップの口コミより一部抜粋
親身な対応 ★★★★★

借りる側の目線で考えてくれました

借りる側の目線で考えてくださるので有り難かったです。 気さくな不動産屋さんで、 希望もお願いしやすく助かりました。

F
ご利用者F様Googleマップの口コミより一部抜粋
 

※Googleマップに投稿された口コミの一部を、 意味を変えない範囲で抜粋・匿名化して掲載しています。 口コミは個人の感想です。

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電話で相談する

tel:0862393296

 

 

株式会社ミニクルホーム

住所:岡山県岡山市北区奉還町二丁目19番14号

電話番号:

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不動産探し・お部屋探しでのご相談はこちらからどうぞ

岡山県知事(3)第5473号

会社概要

株式会社ミニクルホーム

業務内容:

売買仲介・賃貸仲介・管理・賃貸空室対策コンサルタント・内装リフォーム保険代理店 

住所:岡山県岡山市北区奉還町二丁目19番14号

JR岡山駅西口徒歩7分

FAX  :086-239-3323

メールアドレス:minikuru@bc.wakwak.com

しかける賃貸満室マン 城井 仁 (しろい ひとし)

LINEで事前診断

tel:0862393296

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