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「兄は実家を残したいと言うけれど、自分は売ったほうがいいと思っている」
「弟は県外に住んでいて、実家のことは任せると言うけれど、それでいいのか」
「お金の話を切り出したら、兄弟の仲が悪くなりそうで怖い」

兄弟で実家を相続すると、それぞれの暮らしや考え方の違いが、少しずつ表に出てきます。誰かが悪いわけではありません。住んでいる場所も、家族の状況も、実家への思いも、兄弟それぞれ違うのが自然なことです。

だからこそ大切なのは、意見がぶつかる前に、話し合う「中身」と「進め方」を整理しておくことです。何を決めればいいのかがはっきりしていれば、感情的な行き違いはぐっと減らせます。

この記事では、兄弟で岡山市の実家を相続したときに、話し合いで整理しておきたい7つのことと、実家の分け方の選択肢、話し合いの進め方をまとめました。

この記事でわかること

  • 話し合いの前にやっておきたい準備
  • 話し合いで整理したい7つのこと
  • 実家の分け方4つと、具体的な計算例
  • 共有名義にする場合の注意点
  • 話し合いの進め方と、専門家に入ってもらうタイミング

話し合いの前にやっておきたいこと

① 兄弟全員が「同じ情報」を持つ

話し合いがこじれる原因の多くは、持っている情報の差です。実家の近くに住む兄弟だけが状況を知っていて、遠方の兄弟は何も知らない、という状態では、どうしても不信感が生まれやすくなります。

話し合いの前に、次のような情報を全員で共有しておきましょう。

  • 登記の名義(登記事項証明書)と、固定資産税の金額
  • 実家の状態(写真、傷んでいる場所)
  • 売った場合の価格の目安と、貸した場合の家賃の目安
  • これまでにかかった維持費(固定資産税、光熱費、草刈り代など)
  • 預貯金など、実家以外の財産の概要

② 「気持ちの話」と「お金の話」を分ける

「親の家を手放したくない」という気持ちと、「維持費がこれだけかかる」というお金の話は、どちらも大切です。ただ、一緒に話すとぶつかりやすくなります。まず気持ちを聞き合い、そのあとで数字を並べるという順番がおすすめです。

話し合いで整理したい7つのこと

# 整理したいこと 話し合いのポイント
1 それぞれの気持ちと希望 残したい、売りたい、どちらでもいい。理由も含めて一人ずつ話す
2 使う予定があるか 誰かが住む、帰省のときに使う、将来子どもが使うかもしれない、など
3 分け方 誰かが引き継ぐか、売って分けるか、共有にするか(次の章で解説)
4 お金の公平感 親の介護を担った、生前に援助を受けた、などの事情をどう考えるか
5 決まるまでの費用と管理 固定資産税や管理費を誰がいくら負担するか、誰が見回るか
6 期限 相続登記の期限、空き家を売る場合の税の特例の期限などを踏まえ、いつまでに決めるか
7 決め方のルール 全員が納得するまで話すのか、期限までにまとまらなければ専門家に相談するのか

「お金の公平感」について知っておきたいこと

親の介護を長く担った兄弟がいる場合や、生前に住宅資金などの援助を受けた兄弟がいる場合、その事情を分け方に反映させたいと考えることがあります。法律上は「寄与分」「特別受益」と呼ばれるものです。

2023年4月からの民法の改正で、こうした事情を考慮した分け方の主張は、原則として相続の開始から10年までとされました(2023年4月より前の相続には経過措置があります)。10年を過ぎると、原則として法律で決められた割合(法定相続分)で分けることになります。「いつか話そう」と先延ばしにしていると、主張できる機会を失うことがあるため注意が必要です。具体的な判断は、弁護士などの専門家にご相談ください。

「決まるまでの費用」も必ず話しておく

話し合いが続いている間も、固定資産税や管理費はかかります。誰が立て替えて、あとでどう精算するかを決めておかないと、それ自体が新たな不満の種になります。立て替えた金額は、領収書とあわせて記録しておきましょう。

実家の分け方4つ

分け方 どんな方法? 向いているケース
① 一人が引き継ぐ(現物分割) 実家は一人が相続し、ほかの兄弟は預貯金など別の財産を相続する 実家以外の財産が十分にあり、バランスがとれる
② 一人が引き継いで、お金で調整する(代償分割) 実家を相続した人が、ほかの兄弟に差額をお金で支払う 実家に住みたい・残したい人がいて、支払う資金がある
③ 売ってお金を分ける(換価分割) 実家を売却し、手元に残ったお金を分ける 誰も使う予定がない、公平に分けたい
④ 兄弟で共有する 持分(例:2分の1ずつ)で共有名義にする すぐには決められない場合の一時的な選択肢。長期化には注意

計算例|兄弟2人、実家1,500万円・預貯金300万円の場合

分け方 兄 弟
② 代償分割(兄が実家を引き継ぐ) 実家(1,500万円)を相続し、弟に600万円を支払う → 実質900万円 預貯金300万円+兄からの600万円 → 900万円
③ 換価分割(売却して分ける) (売却代金1,500万円−売却費用100万円+預貯金300万円)÷2 → 850万円 同じく850万円
④ 共有 実家の持分2分の1+預貯金150万円 実家の持分2分の1+預貯金150万円

※説明のための試算例です。法定相続分(兄弟2人で2分の1ずつ)で分ける前提で、実家の評価は時価を想定しています。売却時の税金や、寄与分・特別受益などの事情は考慮していません。実家の評価の仕方は兄弟で合意しておく必要があり、評価の方法によって金額が変わります。

代償分割の場合、実家をいくらと評価するかで兄弟それぞれの受け取る金額が大きく変わります。売却価格の目安や、固定資産税の評価額など、何を基準にするかを先に話し合っておくと、あとでもめにくくなります。

共有名義にする場合の注意点

「とりあえず兄弟で半分ずつ」と共有にするのは、すぐに決めなくてよいぶん気持ちの負担は軽く感じられます。ただし、次のような点に注意が必要です。

  • 売る・長期で貸すなどの判断に、共有者の同意が必要:一人が売りたくても、ほかの兄弟が反対すると進めにくくなります
  • 次の代で持ち主が増える:兄弟の誰かが亡くなると、その子どもたちが持分を相続し、話し合う相手がさらに増えます
  • 費用の分担でもめやすい:固定資産税や修繕費を誰がどれだけ負担するかで、不公平感が生まれやすくなります

共有にする場合は、「いつまでに見直すか」を決めておくのがおすすめです。すでに共有になっていて話がまとまらない場合の解決方法は共有名義の空き家の記事で解説しています。

話し合いの進め方

  • 全員が参加できる形にする:遠方の兄弟がいる場合は、オンラインでの話し合いも活用しましょう。一部の兄弟だけで決めてしまうと、あとで不満が残ります
  • 1回で決めようとしない:1回目は情報と気持ちの共有、2回目以降で分け方を話す、など段階を分けると進めやすくなります
  • 決まったことはメモに残す:日付と決まった内容、次に話すことを書き、全員で共有します。最終的な合意は、専門家に相談しながら遺産分割協議書にまとめます
  • 相手の言い分を最後まで聞く:「親の近くにいて大変だった」「遠くにいて何もできず申し訳なかった」など、言葉にしにくい思いがあることも少なくありません

専門家に入ってもらうタイミング

こんなとき 相談先
実家の価値や、貸した場合の家賃がわからない 不動産会社
合意した内容を書面(遺産分割協議書)にしたい、名義を変えたい 司法書士
相続税や、売却したときの税金が気になる 税理士
話し合いがまとまらない、感情的な対立がある 弁護士、家庭裁判所の調停

とくに、実家の価値については、兄弟の誰か一人が調べた数字より、第三者から出てきた数字のほうが受け入れやすいものです。売却価格の目安と家賃の目安を、兄弟全員が同じ資料で確認できるようにしておきましょう。

売るか貸すかを判断するときの、相続した家ならではの確認項目は相続した家を売るか貸すかの確認項目の記事でまとめています。

よくある質問

Q. 兄弟の一人が話し合いに応じてくれません。

遺産分割には相続人全員の合意が必要なため、一人でも応じないと話が進みません。手紙などで情報を共有し、話し合いの場をあらためて提案してみてください。それでも難しい場合は、弁護士への相談や、家庭裁判所の調停を利用する方法があります。

Q. 親の介護をしていた分、多く相続したいと思っています。

介護などで親の財産の維持や増加に特別な貢献をした場合、その分を考慮する「寄与分」という考え方があります。ただし、認められるかどうかや金額は事情によって異なり、原則として相続の開始から10年という期間の制限もあります。早めに弁護士に相談することをおすすめします。

Q. とりあえず共有にしておいても大丈夫ですか?

一時的な選択肢としては考えられますが、売る・貸すなどの判断に共有者の同意が必要になり、次の代で持ち主が増えるなどの注意点があります。共有にする場合も、いつまでに見直すかを決めておきましょう。

Q. 話し合いがまとまるまで、固定資産税は誰が払うのですか?

相続人の間で負担の仕方を決めておくのがおすすめです。市から相続人の代表者を決めるよう案内されることもあります。誰かが立て替えた場合は、金額を記録しておき、あとで精算方法を話し合いましょう。

Q. 実家の値段をどうやって決めればいいですか?

売却価格の目安、固定資産税の評価額、不動産鑑定士による鑑定など、いくつかの基準があります。どの基準を使うかによって金額が変わるため、兄弟で基準について合意しておくことが大切です。

まとめ|話し合う「中身」を決めれば、兄弟の関係を守りやすい

  • 話し合いの前に、兄弟全員が同じ情報を持つ
  • 気持ちの話とお金の話を分けて進める
  • 整理したいのは、気持ち・使う予定・分け方・公平感・決まるまでの費用・期限・決め方のルールの7つ
  • 分け方は一人が引き継ぐ、お金で調整する、売って分ける、共有するの4つ
  • 介護や援助を考慮した主張は、原則相続の開始から10年まで
  • 共有にするなら見直しの時期を決めておく

最後に
実家のことで兄弟と意見が合わないのは、つらいことです。けれど、それはそれぞれが親や家族のことを真剣に考えているからこそ、ということも少なくありません。相続の話し合いは、家のことを決めるだけでなく、これからの兄弟の関係を考える時間でもあります。焦らず、お互いの言葉に耳を傾けながら進めていきましょう。

兄弟で話し合うための「実家の資料」づくりをお手伝いします

ミニクルホームでは、岡山市とその周辺で、相続した実家の売却・賃貸・管理のご相談をお受けしています。売った場合の価格の目安と、貸した場合の家賃の目安を、兄弟の皆さまが同じ資料で確認できる形でお伝えします。遠方にお住まいのご兄弟とも、LINEなどで情報を共有しやすくご案内します。

LINEで相談する 電話で相談する(086-239-3296)

営業時間 10:00〜18:00/定休日 水曜日・不定休
ご相談は無料です。無理な売却のおすすめはいたしません。

※当社は不動産会社であり、相続人の間の話し合いの代理や仲裁、遺産分割に関する法的な判断を行うことはできません。当社がお伝えするのは不動産の価格・家賃の目安などの情報です。遺産分割協議書の作成や名義変更は司法書士に、相続人間の紛争は弁護士に、税金は税理士にご相談ください。

会社情報

会社名 株式会社ミニクルホーム
代表者 城井 仁
所在地 〒700-0026 岡山県岡山市北区奉還町二丁目19番14号(JR岡山駅西口 徒歩7分)
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免許 宅地建物取引業 岡山県知事(3)第5473号
対応エリア 岡山市(北区・中区・南区・東区)、倉敷市、玉野市、瀬戸内市、備前市、総社市

CUSTOMER VOICE

お客様の声

Googleマップへ寄せられたミニクルホームのお客様の声を、 プライバシーに配慮して一部抜粋・匿名化してご紹介します。

正直な物件説明 ★★★★★

まさに正直不動産。注意点まで教えてくれました

まさに正直不動産。気になっていた物件について、 事故物件であることや管理面の注意点なども教えてくれました。 安心して物件探しを任せられました。

A
ご利用者A様Googleマップの口コミより一部抜粋
入居・退去の対応 ★★★★★

入居時も退去時も丁寧に対応してくれました

入居時も退去時も丁寧に対応してくださり助かりました。 LINEでの対応も文字に残るので、 電話だけより確認しやすいです。

B
ご利用者B様Googleマップの口コミより一部抜粋
難しい条件の部屋探し ★★★★★

難しい条件でも迅速かつ柔軟に対応

難しい条件の中、迅速かつ柔軟な対応で、 ようやく住めるところが見つかりました。 不安なこともLINEで相談できて助かりました。

C
ご利用者C様Googleマップの口コミより一部抜粋
遠方からの引越し ★★★★★

遠方からの引越しも丁寧にサポート

遠方からの引越しで分からないことだらけでしたが、 何から何まで丁寧に対応してくださり、 本当に助かりました。

D
ご利用者D様Googleマップの口コミより一部抜粋
地域情報・物件提案 ★★★★★

土地の事情も分かり、納得して決められました

難しい条件での物件探しでしたが、 多数の物件をご案内いただき、 納得して決めることができました。 土地の事情も参考になりました。

E
ご利用者E様Googleマップの口コミより一部抜粋
親身な対応 ★★★★★

借りる側の目線で考えてくれました

借りる側の目線で考えてくださるので有り難かったです。 気さくな不動産屋さんで、 希望もお願いしやすく助かりました。

F
ご利用者F様Googleマップの口コミより一部抜粋
 

※Googleマップに投稿された口コミの一部を、 意味を変えない範囲で抜粋・匿名化して掲載しています。 口コミは個人の感想です。

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株式会社ミニクルホーム

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業務内容:

売買仲介・賃貸仲介・管理・賃貸空室対策コンサルタント・内装リフォーム保険代理店 

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JR岡山駅西口徒歩7分

FAX  :086-239-3323

メールアドレス:minikuru@bc.wakwak.com

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