記事更新日:2026年6月29日
退院後に住む家がない|岡山市で高齢者が賃貸住宅を探すときの手順
この記事の結論
退院後に戻る家がない場合は、退院予定日の直前まで待たず、病棟の看護師や医療ソーシャルワーカーへ早めに伝えることが大切です。そのうえで、本人の身体状況、医療・介護サービス、収入、家賃、保証会社、緊急連絡先を整理し、一般の賃貸住宅で安全に生活できるかを確認してから物件を探します。
岡山市で入院している高齢者の方や、そのご家族から、次のようなご相談を受けることがあります。
- 退院日が決まったのに、戻れる家がない
- 入院中に以前のアパートを解約してしまった
- 家族宅では同居できないと言われた
- 年金だけでは家賃と生活費が足りない
- 保証人や緊急連絡先を頼める人がいない
- 車椅子や歩行器で生活できる部屋を探したい
- 生活保護を申請してから部屋を探すのか分からない
- 退院後の介護サービスが決まっていない
退院後の住居探しは、一般的な引越しとは進め方が異なります。
家賃や間取りだけでなく、本人が安全に生活できるか、通院を続けられるか、介護サービスを利用できるか、急病時に連絡できる体制があるかまで確認しなければなりません。
賃貸物件だけを先に契約すると、階段を上れない、浴室を使えない、訪問介護の開始が間に合わない、保証会社の条件を満たせないといった問題が起こる可能性があります。
この記事では、退院後に住む家がない高齢者が、岡山市で賃貸住宅を探すときの相談先と具体的な手順を解説します。
この記事で分かること
- 退院後の住居がないときに最初に相談する相手
- 一般賃貸で暮らせるかを判断するポイント
- 病院・介護・福祉と部屋探しを連携させる方法
- 年金や生活保護と家賃の確認方法
- 保証人・緊急連絡先がいない場合の選択肢
- 退院前の内見で確認したい設備
- 契約から退院日までに準備すること
退院後の住居がないことを病院へ早めに伝えましょう
退院後に戻れる家がない場合は、退院日が正式に決まる前でも、病棟の看護師や病院の相談窓口へ伝えてください。
病院によって名称は異なりますが、次のような担当者や窓口が退院後の生活相談に対応している場合があります。
- 医療ソーシャルワーカー
- 退院支援看護師
- 患者サポートセンター
- 地域医療連携室
- 医療福祉相談室
医療ソーシャルワーカーは、病気や治療だけでなく、退院後の住まい、生活費、介護・福祉制度、家族関係などについて相談できる専門職です。
病院が賃貸物件を仲介するわけではありませんが、本人の状況に応じて、地域包括支援センター、福祉事務所、ケアマネジャー、居住支援法人、不動産会社などとの連絡調整を支援できる場合があります。
退院予定日の数日前からでは間に合わないことがあります
賃貸住宅へ入居するには、物件探し、内見、保証会社の審査、初期費用の確認、契約、家具搬入、介護サービスの調整などが必要です。住居がないことが分かった段階で相談を始めましょう。
最初に確認したいのは「一般賃貸で安全に暮らせるか」
本人がアパートでの一人暮らしを希望していても、退院直後から安全に生活できるとは限りません。
次の項目について、医師、看護師、リハビリ職、医療ソーシャルワーカー、ケアマネジャーなどと確認します。
| 確認項目 | 確認したい内容 |
|---|---|
| 歩行・移動 | 一人で歩けるか、杖・歩行器・車椅子を使用するか |
| 階段 | 階段を利用できるか、1階やエレベーターが必要か |
| 排せつ | 一人でトイレを利用できるか、介助が必要か |
| 入浴 | 浴槽をまたげるか、シャワーや介助が必要か |
| 食事 | 調理できるか、配食サービスが必要か |
| 服薬 | 薬を自分で管理できるか、支援が必要か |
| 認知機能 | 火、鍵、金銭、契約内容を管理できるか |
| 医療 | 通院、訪問診療、訪問看護が必要か |
| 介護 | 訪問介護、デイサービス、福祉用具が必要か |
| 緊急時 | 本人が電話できるか、安否確認の方法があるか |
一般の賃貸住宅で暮らせる場合でも、訪問介護、訪問看護、配食、見守り、緊急通報などを組み合わせる必要がある場合があります。
常時介助や継続的な医療管理が必要な場合は、一般賃貸だけでなく、サービス付き高齢者向け住宅や介護施設なども含めて検討することがあります。
「本人が希望している」だけで物件を決めないことが大切です
本人の希望を尊重しながら、実際に入浴、排せつ、食事、服薬、移動を続けられるかを確認しましょう。
退院後の住まいとして考えられる主な選択肢
| 住まいの種類 | 検討しやすい方 | 注意点 |
|---|---|---|
| 一般の賃貸住宅 | 日常生活がおおむね自立し、必要な支援を在宅サービスで補える方 | 保証会社、緊急連絡先、設備、支援体制の確認が必要 |
| セーフティネット住宅 | 高齢や低所得などを理由に物件探しが難しい方 | 空室、家賃、保証会社などの入居審査は別にある |
| 居住サポート住宅 | 安否確認や福祉サービスへのつなぎが必要な方 | 対象住宅の空室と具体的な支援内容を確認する |
| サービス付き高齢者向け住宅 | 安否確認や生活相談が付いた住まいを希望する方 | 家賃以外にサービス費や食費が必要になる場合がある |
| 有料老人ホームなど | 日常生活で介護や見守りを多く必要とする方 | 入居費、月額費、介護内容を確認する |
| 一時的な宿泊・居住支援 | 退院後すぐに住居を確保できず、生活にも困っている方 | 対象要件があり、相談窓口による確認が必要 |
家賃の安さだけで一般賃貸を選ぶのではなく、本人の状態に合った住まいの種類を検討しましょう。
岡山市で高齢者が賃貸住宅を探す10の手順
手順1.病院の退院支援担当者へ相談する
退院後に戻れる家がないことを、病棟スタッフや医療ソーシャルワーカーへ伝えます。
次の情報を整理しておくと、関係機関へつなぎやすくなります。
- 以前の住居へ戻れない理由
- 現在も賃貸借契約が残っているか
- 退院予定日
- 家族との同居が可能か
- 年金などの収入
- 預貯金や所持金
- 保証人・緊急連絡先の有無
- 生活保護の受給・申請状況
- 退院後に必要な医療・介護
手順2.地域包括支援センターやケアマネジャーへつなぐ
高齢者本人や家族は、地域包括支援センターへ介護・福祉・医療・生活上の困りごとを相談できます。
すでに要介護認定を受け、ケアマネジャーがいる場合は、退院日と新居探しについて早めに伝えましょう。
転居すると、訪問介護、訪問看護、デイサービス、福祉用具などの利用地域や事業者を調整する必要があります。
手順3.一般賃貸での生活が可能か確認する
一人で生活できる動作と、支援が必要な動作を分けて整理します。
- 一人でできること
- 見守りがあればできること
- 介助が必要なこと
- 夜間や休日に困ること
- 緊急時の連絡方法
一般賃貸が難しいと判断された場合は、本人に合う別の住まいも検討します。
手順4.毎月支払える家賃を確認する
家賃の支払いに使える収入を整理します。
- 老齢年金・遺族年金・障害年金
- 給与や各種手当
- 生活保護の住宅扶助
- 預貯金
- 家族からの援助
家賃だけでなく、共益費、保証料、介護費、医療費、交通費、光熱費まで含めて、入居後に生活を続けられる金額を考えます。
手順5.生活保護を利用する場合は先に福祉事務所へ相談する
年金や資産だけでは退院後の生活を維持できない場合は、入院中でも生活保護について相談できます。
生活保護受給中または申請中の方は、次の内容を確認しましょう。
- 転居の必要性が認められるか
- 住宅扶助の家賃条件
- 初期費用の見積書を提出する時期
- 引越し費用の確認方法
- 家賃の代理納付を利用するか
- 契約前に必要な行政確認
福祉事務所の確認前に契約金を支払わないでください
先に契約や支払いを行っても、家賃、敷金、礼金、仲介手数料、保証料、引越し費用などが後から必ず認められるわけではありません。
手順6.保証人と緊急連絡先を整理する
高齢者の賃貸審査では、家賃の支払いだけでなく、急病時などの連絡体制を確認される場合があります。
次のような人へ相談できるか整理します。
- 子どもや兄弟姉妹
- 遠方に住む親族
- 友人・知人
- 本人と定期的に連絡を取る人
頼める人がいない場合は、居住支援法人、見守りサービス、居住サポート住宅、管理会社が認める有料サービスなどを検討します。
ケースワーカー、ケアマネジャー、医療ソーシャルワーカーなどを、本人や所属先の了承なく緊急連絡先へ記載してはいけません。
手順7.高齢者の賃貸審査に対応する不動産会社へ相談する
最初の問い合わせで、現在の状況を正確に伝えましょう。
- 現在入院中であること
- 退院予定日
- 年齢
- 年金・生活保護などの支払い原資
- 一人暮らしか同居者がいるか
- 保証人・緊急連絡先の有無
- 必要な設備
- 通院先と移動方法
- 医療・介護の支援者がいるか
高齢や入院中であることを隠して申し込むと、審査途中で条件が合わないことが分かり、退院までの時間を失う可能性があります。
手順8.身体状況に合う物件を内見する
家賃や築年数だけでなく、退院後の動作を基準に物件を比較します。
- 1階またはエレベーター付き
- 道路から玄関までの段差が少ない
- 歩行器や車椅子で移動できる
- トイレや浴室を利用しやすい
- 病院や薬局へ通いやすい
- スーパーや配食を利用しやすい
- 訪問介護や送迎車が停車しやすい
- 管理会社の連絡窓口が明確
手順9.見積書を病院・行政・支援者と共有する
候補物件が決まったら、費用を項目別にした見積書を作成してもらいます。
- 家賃・共益費
- 敷金・礼金
- 仲介手数料
- 家賃保証会社の初回保証料
- 火災保険料
- 鍵交換費
- 前家賃・日割り家賃
- その他の定額費用
生活保護や生活困窮者支援を利用する場合は、契約前に担当窓口へ提出します。
手順10.契約・退院・在宅支援の開始日をそろえる
賃貸審査に通過した後は、次の日程を調整します。
- 契約開始日
- 鍵の受取り日
- 退院日
- 引越し・家具搬入日
- 訪問介護・訪問看護の開始日
- 福祉用具の搬入日
- ガスの開栓日
- 家族や支援者の初回訪問日
退院した当日から、寝る場所、食事、服薬、トイレ、連絡手段を確保できる状態にしておきましょう。
本人が入院中で内見できない場合はどうする?
本人の外出が難しい場合は、本人の意思を確認したうえで、家族や支援者が内見を補助できる場合があります。
現地では、写真や動画を撮影し、本人へ説明できるようにします。
特に次の場所は、寸法や高さも確認すると安心です。
- 玄関の段差
- 廊下とドアの幅
- トイレの入口と便器周辺
- 浴槽の高さ
- 洗濯機置き場
- ベッドを置く場所
- エレベーターの入口
- 建物前の道路や坂道
本人が契約者となる場合は、保証会社や管理会社による本人確認や契約意思の確認が必要になることがあります。
家族が手続きを手伝う場合でも、実際の入居者や家賃の支払者を正確に申告してください。
退院前の物件内見チェックリスト
建物入口・共用部分
- 道路から玄関まで大きな段差がない
- スロープや手すりがある
- 共用廊下に障害物がない
- 夜間の照明が十分にある
- ゴミ置き場まで無理なく移動できる
室内
- 玄関の上がり框が高過ぎない
- 歩行器・車椅子で移動できる幅がある
- トイレに立ち上がれるスペースがある
- 浴槽のまたぎが高過ぎない
- 室内洗濯機置き場がある
- エアコンが設備として付いている
- 緊急通報装置の利用を相談できる
周辺環境
- 通院先までの交通手段がある
- スーパー・薬局へ行きやすい
- バス停までに急な坂や危険な道路がない
- 訪問介護・送迎車が停車できる
- 家族や支援者が訪問しやすい
賃貸審査で確認されやすいポイント
高齢者の賃貸審査では、年齢だけでなく次の内容が確認されます。
| 審査項目 | 確認されやすい内容 |
|---|---|
| 家賃の支払い | 年金、給与、住宅扶助などの支払い原資 |
| 家賃とのバランス | 家賃・共益費を継続して支払えるか |
| 家賃保証会社 | 指定保証会社の審査条件を満たせるか |
| 連帯保証人 | 物件によって必要か、条件を満たすか |
| 緊急連絡先 | 急病や連絡不能時に連絡できる人がいるか |
| 本人確認 | 本人確認書類と電話確認に対応できるか |
| 支援体制 | 家族、ケアマネジャー、訪問支援、見守りなど |
| 物件との適合性 | 階段や設備が本人の身体状況に合うか |
福祉事務所が家賃や転居を確認した場合でも、大家さん、管理会社、家賃保証会社の審査に通ることを保証するものではありません。
生活保護を利用する場合の重要ポイント
生活保護受給者が、福祉事務所の指導などに基づいて退院し、帰る住居がない場合は、転居に必要な敷金等が認められる可能性があります。
ただし、すべての費用が自動的に支給されるわけではありません。
契約前に次の内容を確認してください。
- 転居の必要性が認められているか
- 家賃が住宅扶助の条件内か
- 敷金・礼金・仲介手数料などの扱い
- 保証会社の初回保証料
- 火災保険料
- 引越し業者の見積り方法
- 初月家賃の支払い方法
- 代理納付の開始時期
家具や家電、福祉用具についても、一律に支給されるわけではありません。購入や契約の前に、ケースワーカーやケアマネジャーへ相談しましょう。
保証人・緊急連絡先がいない場合の選択肢
退院後に一人暮らしを始める高齢者の中には、身寄りがなく、保証人や緊急連絡先を用意できない方もいます。
その場合は、次の方法を相談します。
- 家賃保証会社を利用し、連帯保証人不要の物件を探す
- 友人や知人を緊急連絡先として相談する
- 岡山県指定の居住支援法人へ相談する
- 見守り・安否確認サービスを利用する
- 居住サポート住宅を検討する
- 管理会社が認める緊急連絡先サービスを検討する
家賃保証会社を利用しても、別に緊急連絡先を求められることがあります。
また、居住支援法人や福祉関係者が、必ず保証人や緊急連絡先を引き受けるわけではありません。対応内容を個別に確認してください。
退院後すぐに住居を確保できない場合
退院予定日が迫っているにもかかわらず、賃貸住宅の審査や契約が間に合わない場合があります。
住居が定まらず、生活費にも困っている場合は、病院の相談窓口に加えて、岡山市寄り添いサポートセンターへ相談する方法があります。
岡山市寄り添いサポートセンターへ相談できる内容
- 住む場所がない、または失う可能性がある
- 生活費や家賃に困っている
- 一時的な宿泊場所を含めた支援を相談したい
- 住居確保や家計について支援を受けたい
利用できる支援は、本人の収入、所持金、身体状況、住居状況などを確認して個別に判断されます。
退院日、現在の所持金、身体状況、家族関係、生活保護の相談状況を具体的に伝えましょう。
退院後の在宅医療・介護を相談したい場合
退院後の訪問診療、訪問看護、介護サービスなどについて相談先が分からない場合は、岡山市の「在宅医療・介護 ほっ♡と安心相談室」へ相談する方法があります。
在宅医療・介護 ほっ♡と安心相談室
退院後の生活、在宅医療・介護制度、地域の医療・福祉資源について相談できる岡山市の窓口です。
専用相談電話:086-242-3170
賃貸物件を紹介する窓口ではありませんが、新居で生活を始めるために必要な医療・介護サービスを整理する際の相談先になります。
退院日に間に合わせるために避けたい行動
- 病院へ住居がないことを伝えずに退院日を迎える
- 身体状況を確認せず、階段のある物件を契約する
- 生活保護の確認前に契約金を支払う
- 保証人や緊急連絡先について事実と異なる申告をする
- ケースワーカーや支援者を無断で連絡先にする
- 退院日に間に合わせるため内見せず契約する
- 介護サービス開始前に一人で入居する
- 家賃だけで物件を選び、通院や買い物を確認しない
- 電気・ガス・寝具を準備せず退院する
退院前の最終チェックリスト
住居と契約
- 賃貸審査に通過している
- 契約開始日と退院日を確認した
- 鍵の受取り方法を確認した
- 家賃と共益費の支払い方法を確認した
- 保証会社・緊急連絡先の手続きが完了した
医療・介護
- 退院後の通院先を確認した
- 訪問診療・訪問看護の開始日を確認した
- ケアマネジャーを確認した
- 訪問介護やデイサービスを調整した
- 薬と服薬管理方法を確認した
生活環境
- 電気・ガス・水道を利用できる
- 寝具と必要な家具・家電がある
- 食事の準備方法を決めた
- 福祉用具を搬入した
- 電話や緊急通報の手段がある
支援と連絡
- 家族・支援者が新住所を把握している
- 管理会社の連絡先を本人が確認できる
- 緊急時の連絡方法を決めた
- 入居初日に訪問できる人を調整した
よくある質問
Q1.退院後に戻る家がなくても賃貸物件を探せますか?
探すことはできます。ただし、退院予定日、身体状況、家賃、保証会社、緊急連絡先、介護サービスを同時に調整する必要があります。まず病院の医療ソーシャルワーカーなどへ相談してください。
Q2.病院がアパートを探してくれますか?
病院が不動産仲介を行うわけではありません。退院支援担当者が、地域包括支援センター、福祉事務所、居住支援法人、不動産会社などとの連携を補助できる場合があります。
Q3.入院中でも生活保護を相談できますか?
相談できます。年金や資産だけでは退院後の生活を維持できず、帰る住居もない場合は、病院の相談員と福祉事務所へ早めに状況を伝えてください。
Q4.生活保護なら初期費用は必ず支給されますか?
必ず支給されるわけではありません。退院後の転居が必要と認められること、家賃や初期費用が条件に合うことなどを確認したうえで個別に判断されます。
Q5.本人が内見できない場合は家族だけで決められますか?
家族や支援者が内見を補助できる場合があります。ただし、本人の希望と契約意思を確認し、写真・動画・寸法などを共有することが大切です。
Q6.年金だけでも賃貸審査を受けられますか?
受けられる物件があります。年金額と家賃のバランス、保証会社、緊急連絡先、入居後の支援体制などが確認されます。
Q7.保証人や緊急連絡先がいなくても借りられますか?
対応できる物件は限られますが、家賃保証会社、居住支援法人、見守りサービスなどを組み合わせて相談できる場合があります。
Q8.車椅子でも一般の賃貸住宅へ入居できますか?
入居できる物件はありますが、建物入口、廊下幅、玄関、トイレ、浴室、エレベーターなどの確認が必要です。内見時に実際の動作を想定して確認しましょう。
Q9.地域包括支援センターは物件を紹介してくれますか?
一般的な不動産仲介窓口ではありません。高齢者の介護・医療・福祉・見守りについて相談し、必要な関係機関へつなぐ支援を行います。
Q10.退院日までに部屋が決まらない場合はどうすればよいですか?
病院の退院支援担当者へ直ちに状況を伝えてください。本人の身体状態や経済状況によって、福祉事務所、居住支援、一時的な宿泊支援、施設などを含めて調整する必要があります。
まとめ|退院後の家探しは関係者の早期連携が重要です
退院後に住む家がない高齢者が、岡山市で賃貸住宅を探すときは、次の順番で進めましょう。
- 病院へ退院後の住居がないことを伝える
- 医療ソーシャルワーカーや退院支援担当者へ相談する
- 一般賃貸で安全に生活できるか確認する
- 地域包括支援センターやケアマネジャーと連携する
- 年金・生活保護・家賃条件を整理する
- 保証人・緊急連絡先・支援体制を確認する
- 高齢者の賃貸審査に対応する不動産会社へ相談する
- 身体状況に合う物件を内見する
- 見積書を行政や支援者へ提出する
- 契約、在宅サービス、家具搬入を退院日までに調整する
退院日までに部屋を決めることだけが目的ではありません。
入居後に家賃を支払い続けられること、通院・介護を継続できること、急病時に相談できる体制があることまで確認する必要があります。
本人や家族だけで抱え込まず、病院、地域包括支援センター、福祉事務所、居住支援法人、不動産会社が情報を共有しながら進めましょう。
岡山市の退院後・高齢者住まい相談
入院中で必要書類がそろっていない段階でもご相談ください
「退院日が近いのに住む家がない」「年金だけでは家賃が心配」「保証人や緊急連絡先がいない」「車椅子で暮らせる物件を探したい」という方は、ミニクルホームへご相談ください。
ミニクルホームでは、岡山市北区・中区・東区・南区を中心に、高齢者、退院予定者、生活保護受給中・申請中の方、保証人なし、緊急連絡先なし、賃貸審査に不安がある方の住まい相談に対応しています。
病院の医療ソーシャルワーカー、ケースワーカー、ケアマネジャー、ご家族などと必要な情報を確認し、家賃、保証会社、設備、通院、介護サービスを含めて物件条件を整理します。
必ず退院日までに物件を確保できることや、希望物件の審査に通ることをお約束するものではありません。本人の安全と契約条件を確認しながら、現実的な進め方をご案内します。
ご本人だけでなく、ご家族、医療ソーシャルワーカー、退院支援看護師、ケースワーカー、ケアマネジャー、相談支援専門員、施設関係者からのご相談にも対応しています。
記事作成時に確認した公的情報
- 岡山市「地域包括支援センターについて」
- 岡山市「在宅医療・介護 ほっ♡と安心相談室」
- 岡山市「居住支援事業について」
- 岡山市「生活保護制度について」
- 岡山市「新たな住宅セーフティネット制度について」
- 岡山県「住宅セーフティネット制度・居住支援法人」
- 厚生労働省「生活保護法による保護の実施要領」
退院日、身体状況、介護認定、生活保護、賃貸審査、一時的な宿泊支援の利用可否は、本人の状況や各制度の要件によって異なります。契約や退院の前に、病院、福祉事務所、地域包括支援センター、不動産会社へ最新の条件をご確認ください。
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