岡山市で生活保護を受給しながら賃貸住宅に住んでいて、 引っ越しが必要になったとき、 意外と難しいのが「今の部屋をいつ解約するか」です。
「1か月前予告だから、とりあえず今の部屋を解約してから探そう」
と考える方もいますが、 生活保護の転居ではこの順番が危険になることがあります。
新居がまだ決まっていない段階で退去予告を出したあと、
- 希望物件の審査に落ちた
- 福祉事務所の確認に時間がかかった
- 初期費用の見積内容が変わった
- 希望していた物件が他の人で決まった
- 保証会社の追加書類が必要になった
といったことが起きると、 旧居の解約日だけが先に決まり、住む場所がなくなる 可能性があります。
一律に「○日前に出せばよい」とは決められません。
基本的には、
①現在の契約書で解約予告期限だけ先に確認
②ケースワーカーへ転居理由を相談
③住宅扶助・初期費用条件を確認
④新居候補を探す
⑤申込み・保証会社等の審査
⑥初期費用・契約開始日を確認
⑦福祉事務所へ最終確認
⑧新居へ入れる見通しが十分立ってから旧居の退去予告
⑨新居契約・引っ越し
⑩旧居の立会い・鍵返却
という順番が基本です。
最初にするのは「退去連絡」ではなく契約書確認
引っ越しを考え始めたら、 まず現在住んでいる賃貸借契約書を確認します。
まだこの段階では、 実際の解約通知を出さなくても構いません。
①解約予告は何日前・何か月前か
②解約通知は電話・書面・WEBのどれか
③月途中解約は日割りになるか
④月末解約しかできないか
⑤短期解約違約金はあるか
⑥退去立会いは必要か
⑦鍵返却日はいつか
物件によって、
- 1か月前予告
- 2か月前予告
- 30日前
- 月末解約のみ
- 日割り精算あり
- 日割り精算なし
など契約条件が異なります。
「1か月前予告」の意味を勘違いしない
例えば契約書に 「解約日の1か月前までに通知」 と書かれていたとします。
解約通知日:8月20日
解約予告:1か月前
→ 契約終了日は9月20日前後になる可能性があります。
ただし、 実際の日付計算や月途中の日割り可否は契約内容によって異なります。
管理会社へ、
その月の家賃は日割りですか、1か月分ですか?」
と確認すると分かりやすいです。
退去予告を先に出す最大のリスク
一番危険なのは、 新居が決まる前に現在の住宅を解約してしまうことです。
例えば、
現在住宅へ9月1日退去の解約通知
8月5日
新居へ申込み
8月10日
保証会社審査に否決
8月20日
別物件も決まらない
9月1日
現在住宅は契約終了
ということになると、 次の住居が決まっていないのに退去期限だけが来てしまいます。
では新居を契約してから退去予告を出せばいい?
これも毎回正解とは限りません。
新居を完全に契約してから旧居へ1か月前予告を出すと、 旧居と新居の家賃が長期間重なる場合があります。
そのため実務では、
↓
福祉事務所の確認
↓
契約開始日・家賃発生日がほぼ確定
↓
旧居の解約予告期限と照合
↓
退去通知
↓
新居契約・引っ越し
というように、 新居へ入れる確度が十分高くなった段階で、 旧居の解約時期を調整します。
生活保護の引っ越しでは6つの日付を並べる
「引っ越し日」だけを考えると、 二重家賃や退去予告の計算を間違えやすくなります。
| 日付 | 意味 |
|---|---|
| ①旧居の解約通知日 | 管理会社へ正式な解約通知を出す日 |
| ②旧居の契約終了日 | 現在住宅の賃貸借契約が終わる日 |
| ③新居の契約開始日 | 新しい賃貸借契約が始まる日 |
| ④新居の家賃発生日 | 実際に新居家賃が発生し始める日 |
| ⑤新居の鍵渡し日 | 新居へ入れるようになる日 |
| ⑥実際の引っ越し日 | 家具・家電・荷物を移動する日 |
それぞれの日付を見積書・契約書・管理会社へ確認しましょう。
二重家賃は絶対に避けないといけない?
二重家賃はできるだけ減らしたいところですが、 0日にすることだけを最優先にすると、かえって引っ越しが危険になる場合があります。
例えば、
- 朝に旧居を全搬出
- 同日に新居の鍵受取り
- 引っ越し業者搬入
- ガス開栓
- 旧居清掃
- 退去立会い
- 鍵返却
を1日に詰め込むと、 少し予定が遅れただけでも対応が難しくなります。
生活保護では旧居と新居の家賃が重なる場合もある
厚生労働省の生活保護実施要領では、 生活保護受給者が 真に必要やむを得ない事情により月途中に転居した場合で、 日割り計算額を超える家賃が必要になるとき、
転居前と転居後の住宅について、 それぞれ1か月分の住宅扶助基準額の範囲内で、 必要額を認定できる取扱いがあります。
転居理由・日付・旧居家賃・新居家賃・契約条件などを、 契約前に担当ケースワーカーへ確認してください。
ケースワーカーへは日付を具体的に伝える
「引っ越す予定です」 だけでは判断しにくいため、 日付を整理して相談します。
現在の部屋は9月30日まで家賃が発生します。
新居は9月20日から家賃発生予定です。
9月20日に鍵を受け取り、9月23日に引っ越す予定です。
旧居と新居の家賃が10日ほど重なります。
このスケジュールで問題ないか、契約前に確認をお願いします。
損を減らすなら物件探しを早く始める
退去予告が1か月前だからといって、 引っ越しの1か月前から部屋探しを始める必要はありません。
むしろ先に、
- ケースワーカーへ相談
- 住宅扶助条件確認
- 希望エリア整理
- 保証会社条件確認
- 緊急連絡先準備
を進めておくと、 候補物件が出たときに早く申込みできます。
おすすめのスケジュール例
| 時期 | 行動 |
|---|---|
| 転居希望の1~2か月以上前 | ケースワーカーへ相談・現在契約書確認 |
| その後 | 住宅扶助条件・希望物件を整理 |
| 候補発見 | 内見・申込み・保証会社審査 |
| 審査通過後 | 初期費用・契約開始日・家賃発生日を確認 |
| 契約前 | 必要な内容をケースワーカーへ最終確認 |
| 新居の見通し確定 | 旧居の解約通知 |
| 引っ越し前 | ライフライン・引越業者・鍵渡し調整 |
| 引っ越し | 新居へ荷物搬入 |
| 旧居退去 | 清掃・立会い・鍵返却 |
退去日と新居の入居日を同日にしてもいい?
契約上可能ならできますが、 必ずしもおすすめとは限りません。
例えば、
- 新居の鍵を受け取れない
- 引越業者が遅れる
- ガス開栓時間が合わない
- 旧居の立会い時間と重なる
ことがあります。
できれば数日程度、 引っ越し作業に余裕を持たせられるか相談すると安心です。
新居の審査に通ってから家賃が変わったら?
審査通過後でも、
- 家賃
- 共益費
- 月額保証料
- 初期費用
- 契約開始日
などが変更になる場合があります。
すでに福祉事務所へ見積書を提出している場合は、 変更後の見積書を作成してもらい、 再確認が必要かケースワーカーへ相談してください。
最終契約条件まで確認しましょう。
新居が他の人で決まってしまったら?
生活保護の手続き中に、 候補物件が他の申込者で決まることもあります。
このとき旧居をすでに解約していると、 退去期限までに別の物件を探さなければなりません。
そのため、 物件がまだ確定していない段階で旧居の解約通知を急がない ことが重要です。
解約予告が遅れるとどうなる?
逆に、退去連絡が遅すぎると、 実際に引っ越したあとも旧居家賃が発生する場合があります。
実際の引っ越し:9月1日
旧居解約通知:9月1日
解約予告:1か月前
→ 契約上10月頃まで旧居家賃が必要になる可能性
そのため、 「先に出しすぎない・遅すぎない」 バランスが必要です。
短期解約違約金も確認
解約予告とは別に、
- 1年未満の解約は家賃2か月分
- 2年未満の解約は家賃1か月分
- フリーレント利用時の早期解約
などの特約が設定されている物件があります。
解約予告不足分と短期解約違約金が、 別々に問題になる場合もあるため契約書を確認しましょう。
月途中退去は必ず日割りになる?
必ずではありません。
契約によって、
- 日割り
- 月割り
- 月末解約のみ
などの違いがあります。
例えば9月10日に荷物を全部出しても、 契約上の終了日が9月30日なら、 9月30日までの家賃が必要になる場合があります。
旧居の鍵を返したら家賃は終わる?
鍵返却日だけで判断しないようにしましょう。
確認すべきなのは、 賃貸借契約上の正式な契約終了日です。
管理会社へ、
と確認すると安心です。
現在の家賃が代理納付の場合
現在の家賃を代理納付している方は、 引っ越しによって、
- 旧居への代理納付終了時期
- 新居の家賃支払い方法
- 新しい代理納付開始時期
などが変わる可能性があります。
自己判断で家賃支払いを止めず、 ケースワーカーへ確認してください。
一番避けたい5つの失敗
審査に落ちると住居を失う危険があります。
家賃・初期費用等について確認できない費用が出る可能性があります。
契約開始日・家賃発生日・旧居契約終了日を確認しましょう。
引っ越し日程が無理になったり住居確保が不安定になることがあります。
退去後に予想外の費用が発生する可能性があります。
生活保護の引っ越し|損しにくい10ステップ
解約予告期間・日割り・違約金を確認します。
転居理由と希望時期を伝えます。
探してよい家賃条件を整理します。
生活保護相談可能な物件を確認します。
保証会社・管理会社・大家さん等の審査を進めます。
家賃発生日・契約開始日・前家賃等まで確認します。
見積書と転居スケジュールを確認します。
新居へ入れる見通しが立った段階で、契約期限を考えて正式に通知します。
鍵渡し・引越業者・ライフラインを調整します。
退去立会い、鍵返却、原状回復費等を確認します。
ケースワーカーへ伝えると分かりやすい内容
・転居理由
・現在の家賃
・現在住宅の解約予告期間
・希望する退去日
・新居家賃
・新居の契約開始日
・新居の家賃発生日
・鍵渡し予定日
・実際の引っ越し予定日
・二重家賃になる期間
・初期費用総額
契約前チェックリスト
- □ 現在の契約書を確認した
- □ 解約予告が1か月・2か月など何日前か確認した
- □ 解約通知方法を確認した
- □ 月途中退去の日割り可否を確認した
- □ 短期解約違約金を確認した
- □ ケースワーカーへ転居理由を相談した
- □ 新居の住宅扶助条件を確認した
- □ 新居の審査結果を確認した
- □ 初期費用見積書を確認した
- □ 契約開始日を確認した
- □ 家賃発生日を確認した
- □ 鍵渡し日を確認した
- □ 旧居家賃終了日を確認した
- □ 二重家賃期間を確認した
- □ ケースワーカーへ最終確認した
- □ その後に旧居の正式な解約通知を行った
よくある質問
Q.生活保護の引っ越しでは退去予告をいつ出せばいいですか?
まず現在の契約書で解約予告期限を確認します。 実際の通知は、新居の審査・家賃・契約開始日・福祉事務所確認などが進み、 新居へ入れる見通しが十分立ってから調整するのが基本です。
Q.新居が決まる前に1か月前予告を出してもいい?
おすすめできない場合があります。 新居の審査落ちや行政確認の遅れによって、 旧居の解約日までに住居が決まらない可能性があるためです。
Q.新居を契約してから退去連絡すれば安全?
住居喪失リスクは減りますが、 旧居と新居の家賃が長期間重なる可能性があります。 新居の契約開始日と旧居の解約予告期限を見ながら調整してください。
Q.生活保護では二重家賃は絶対に認められませんか?
絶対不可とは限りません。 厚生労働省の実施要領では、真に必要やむを得ない事情による月途中の転居で一定の条件を満たす場合、 転居前・転居後それぞれの家賃について基準額の範囲内で必要額を認定できる取扱いがあります。 必ず契約前にケースワーカーへ確認してください。
Q.退去日と入居日は同じ日にしたほうが得?
家賃の重複は減らせますが、 鍵渡し、荷物搬出入、ガス開栓、退去立会い等が同日に重なるため、 必ずしも最も安全なスケジュールとは限りません。
Q.退去予告が遅れるとどうなりますか?
契約上の予告期間を満たせない場合、 実際に引っ越した後も旧居家賃が必要になることがあります。 契約書と管理会社へ確認してください。
Q.月途中に退去すれば家賃は日割りですか?
物件によります。 日割り、月割り、月末解約のみなど契約内容が異なるため、 解約通知前に確認してください。
Q.審査に通った後なら旧居を解約してもいい?
審査通過だけでなく、 最終家賃、初期費用、契約開始日、福祉事務所の確認状況まで確認してから判断するほうが安全です。
まとめ|正しい順番は「旧居解約→新居探し」ではない
岡山市で生活保護を受給しながら引っ越す場合、 最も重要なのは順番です。
↓
②ケースワーカーへ相談
↓
③住宅扶助条件を確認
↓
④新居探し
↓
⑤申込み・審査
↓
⑥見積書・契約開始日確認
↓
⑦福祉事務所へ最終確認
↓
⑧旧居の退去予告
↓
⑨新居契約・引っ越し
↓
⑩旧居の鍵返却・退去完了
つまり、 「今の部屋を先に解約してから次を探す」のではなく、 新居へ移れる見通しを立てながら解約予告期限を逆算する ことが重要です。
二重家賃を数日減らすことだけを優先して住む場所を失ってしまっては意味がありません。
家賃、審査、行政確認、契約開始日、引っ越し日を一枚のスケジュールとして考えましょう。
あわせて読みたい|ミニクルホーム関連記事10選
岡山市で生活保護の引っ越し時期に迷っている方へ
ミニクルホームでは、 岡山市を中心に生活保護受給中・申請中の方のお部屋探しをご相談いただけます。
例えば、
- 今の部屋をいつ解約すればいいか分からない
- 退去予告が1か月前になっている
- 新居と旧居の二重家賃が心配
- 退去期限が迫っている
- 生活保護の住宅扶助内で探したい
- 初期費用の見積書が必要
- 保証人がいない
- 緊急連絡先がいない
- 保証会社の審査が不安
- ケースワーカーへ何を確認すればいいか分からない
といった場合も、 旧居の解約予告、新居の家賃発生日、契約開始日、 引っ越し日などを整理しながら進めます。
ミニクルホームへ相談
岡山市の生活保護・引っ越し・退去時期・
保証人なし・審査不安のお部屋探しをご相談ください。
株式会社ミニクルホーム
〒700-0026
岡山県岡山市北区奉還町二丁目19番14号
JR岡山駅西口徒歩7分
TEL:086-239-3296
岡山県知事(3)第5473号
参考|公的情報
厚生労働省|生活保護実施要領等
※住宅扶助、月途中の転居、転居前後の家賃、敷金等の取扱い
https://www.mhlw.go.jp/content/001222612.pdf
岡山市|生活保護の相談・申請
https://www.city.okayama.jp/kurashi/0000003637.html
岡山市|生活保護制度について
https://www.city.okayama.jp/kurashi/0000046441.html
※この記事は2026年8月時点で確認できる公的情報等を参考に作成しています。 賃貸住宅の解約予告期間、日割り・月割り、短期解約違約金、退去立会い、鍵返却等は契約ごとに異なります。 生活保護の住宅扶助、転居前後の家賃、敷金等、引っ越し費用の認定についても、 転居理由・契約内容・世帯状況等によって個別に判断されます。 現在の賃貸へ正式な解約通知を出す前、新居を契約・支払いする前に、 担当ケースワーカー・福祉事務所と管理会社・不動産会社へ確認してください。
お客様の声
Googleマップへ寄せられたミニクルホームのお客様の声を、 プライバシーに配慮して一部抜粋・匿名化してご紹介します。
※Googleマップに投稿された口コミの一部を、意味を変えない範囲で抜粋・匿名化しています。
※口コミは個人の感想であり、同じ結果を保証するものではありません。口コミ確認日:2026年6月29日
参考動画
tel:0862393296



![部屋探し 隣人の騒音でトラブルにならない方法[一人暮らし]](https://minikuruhome.co.jp/wp-content/uploads/2019/01/9415-150x150.jpg)


