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「不動産屋での会話が苦痛…」ASDの方が岡山市でストレスなく部屋を探す手順

「不動産屋に行くと、緊張して何を話せばよいか分からなくなる」

「電話で急に質問されると、頭が真っ白になってしまう」

「希望条件をうまく説明できず、本当は住みたくない部屋を紹介された」

ASD(自閉スペクトラム症)のある方の中には、対面での会話、急な質問、予定外の変更、複数の情報を一度に説明されることに強い負担を感じる方がいます。

部屋探しでは、問い合わせ、来店、内見、申込み、契約と、何度も人と話す場面があります。そのため、住まいを探すだけでも疲れ切ってしまうことがあります。

しかし、すべてを対面や電話で進める必要はありません。

事前に希望条件を文章にまとめ、LINEやメールを利用し、当日の流れを確認しておくことで、会話の負担を減らせる可能性があります。

この記事では、岡山市で賃貸物件を探しているASDの方に向けて、不動産屋とのやり取りによるストレスを抑えながら部屋を探す手順を解説します。

この記事のポイント

  • 最初から電話ではなく、LINEやメールで相談する
  • 希望条件を文章にして、不動産会社へ先に送る
  • 苦手なことを診断名ではなく、必要な対応として伝える
  • 内見する物件を事前に絞り、当日の予定を確認する
  • 契約内容はその場で即決せず、文章で確認する

ASDの方が不動産屋で負担を感じやすい場面

ASDの特性や困りごとは一人ひとり異なります。

そのうえで、部屋探しでは次のような場面に負担を感じることがあります。

  • 電話で急に条件を聞かれる
  • 複数の担当者から同時に説明される
  • 質問の意図が分からない
  • 曖昧な表現で説明される
  • 次に何をするのか分からない
  • 予定していない物件を勧められる
  • 内見時間や移動順が急に変わる
  • 申込みを急かされる
  • 契約書を短時間で読むよう求められる
  • 断りたいのに、うまく言葉にできない

会話が苦手だからといって、部屋を借りられないわけではありません。

大切なのは、自分が苦手な方法を無理に続けるのではなく、情報を受け取りやすい方法に変えてもらうことです。

ASDであることを不動産屋に伝える必要はある?

部屋探しの最初から、ASDの診断名や詳しい症状をすべて説明する必要はありません。

診断名を伝えることに抵抗がある場合は、必要な対応だけを具体的に伝える方法があります。

伝え方の例

「電話で急に質問されると答えることが難しいため、できればLINEで連絡をお願いします」

「口頭の説明だけでは整理が難しいため、費用や必要書類を文章でも送ってください」

「予定変更が苦手なので、内見する物件と時間を前日までに教えてください」

「一度に多くの物件を見ると判断できなくなるため、内見は2件程度を希望します」

「ASDです」とだけ伝えるよりも、何が苦手で、どのような方法なら進めやすいかを説明した方が、不動産会社も対応しやすくなります。

岡山市でストレスを減らして部屋を探す7つの手順

手順1.希望条件を文章にまとめる

不動産会社へ連絡する前に、希望条件を紙やスマートフォンのメモにまとめましょう。

会話の途中で思い出そうとすると、緊張して伝え忘れることがあります。先に文章にしておけば、そのまま不動産会社へ送れます。

事前に整理したい項目

  • 希望家賃
  • 共益費を含めた上限額
  • 希望する岡山市内のエリア
  • 入居希望時期
  • 一人暮らしか、同居人がいるか
  • 通院先や勤務先への移動方法
  • バス停や駅までの希望距離
  • 1階、最上階、角部屋などの希望
  • 苦手な音や環境
  • 保証人や緊急連絡先の有無
  • 生活保護を受給しているか
  • 連絡しやすい方法

条件は「絶対に必要」「できれば希望」「なくてもよい」の3段階に分けると、物件を選びやすくなります。

条件の分け方の例

  • 絶対に必要:家賃上限内、通院できる、車の騒音が少ない
  • できれば希望:角部屋、1階、バス停から近い
  • なくてもよい:築浅、オートロック、インターネット無料

手順2.電話ではなくLINEやメールから相談する

電話が苦手な場合は、最初からLINEやメールで連絡できる不動産会社を選びましょう。

文章であれば、考える時間を確保でき、伝え忘れや聞き間違いも減らせます。

問い合わせ時に使える例文

岡山市で賃貸物件を探しています。
電話での会話が苦手なため、できればLINEまたはメールで相談したいです。

希望条件は以下のとおりです。

  • 家賃・共益費を合わせて〇万円以内
  • 希望エリア:岡山市〇区周辺
  • 入居希望時期:〇月ごろ
  • 希望間取り:1Kまたは1DK
  • 車や隣室の音が少ない物件を希望
  • 連帯保証人:あり・なし
  • 緊急連絡先:あり・なし
  • 生活保護:受給中・申請中・利用なし

一度に多くの説明を聞くことが難しいため、物件情報や初期費用は文章で送っていただけると助かります。

手順3.来店前に質問内容を確認する

不動産会社へ行く場合は、当日何を聞かれるのかを事前に確認しておくと安心です。

一般的には、次のような内容を確認されます。

  • 氏名、生年月日、現在の住所
  • 仕事や収入の状況
  • 生活保護受給の有無
  • 引っ越し理由
  • 希望家賃とエリア
  • 保証人や緊急連絡先
  • 入居人数
  • ペットや車の有無
  • 入居希望日

答えにくい質問がある場合は、あらかじめ回答をメモして持参しましょう。

その場でうまく説明できなくても、メモを担当者へ見せれば状況を伝えられます。

手順4.内見する物件を事前に絞る

ASDの方に限らず、1日に多くの物件を見ると、情報が混ざって判断しにくくなります。

特に人との会話や移動で疲れやすい場合は、内見を1日1~3件程度に絞る方法があります。

内見前に、次の情報を送ってもらいましょう。

  • 物件名と住所
  • 間取り図
  • 室内写真
  • 家賃、共益費、駐車場代
  • 初期費用の概算
  • 契約時に必要な書類
  • 保証会社の利用条件
  • 内見の順番と移動時間

条件に合わない物件を事前に外しておけば、内見当日の負担を減らせます。

手順5.内見用のチェック表を持っていく

内見中は、不動産会社の担当者から説明を受けながら室内を確認するため、情報量が多くなります。

その場で覚えようとせず、確認項目をチェック表にして持参しましょう。

内見時のチェック項目

  • 外からの車やバイクの音
  • 隣室や上階の生活音
  • 階段、廊下、エレベーターの音
  • 窓を閉めたときの静かさ
  • 照明の明るさやちらつき
  • 室内のにおい
  • 収納の位置と広さ
  • ゴミ置き場までの距離
  • 近隣の店舗や道路
  • バス停、病院、スーパーまでの経路

音やにおい、光に敏感な場合は、担当者の説明を一度止めてもらい、室内で数分間静かに過ごして確認する方法もあります。

内見時の伝え方

「室内の音を確認したいので、2~3分ほど説明なしで確認させてください」

手順6.申込みをその場で即決しない

人気物件の場合、「早く申し込まないとなくなります」と説明されることがあります。

しかし、疲れて情報を整理できていない状態で決めると、入居後に後悔する可能性があります。

すぐに判断するのが難しい場合は、次のように伝えましょう。

「今すぐ判断することが難しいため、家賃、初期費用、契約条件を文章で送ってください。内容を確認してから回答します」

ただし、賃貸物件は申込みの順番で進むことが多く、検討中に別の方から申込みが入る場合があります。

そのため、「いつまでに返事をすればよいか」を確認しておくことが大切です。

手順7.契約前に費用とルールを文章で確認する

契約時には、家賃以外にもさまざまな費用やルールが説明されます。

口頭説明だけでは理解しにくい場合は、事前に書類や見積書を送ってもらいましょう。

契約前に確認したい内容

  • 毎月支払う家賃と共益費
  • 初期費用の総額
  • 保証会社の初回保証料と更新料
  • 火災保険料
  • 鍵交換費用
  • 退去時のクリーニング費用
  • 短期解約違約金
  • 更新料や更新事務手数料
  • ゴミ出しのルール
  • 禁止事項
  • 解約連絡の期限

分からない言葉がある場合は、その場で無理に理解したふりをする必要はありません。

「この言葉を簡単に説明してください」「この費用はいつ支払いますか」と、一つずつ確認しましょう。

付き添いをお願いしてもよい

一人で不動産会社へ行くことが難しい場合は、家族、友人、支援者などに付き添ってもらう方法があります。

付き添いの方には、次のような役割をお願いできます。

  • 聞き漏らした内容をメモする
  • 説明を整理する
  • 質問を代わりに伝える
  • 内見時の確認を手伝う
  • 契約を急かされたときに止める

ただし、申込みや契約では本人確認や本人の意思確認が必要です。付き添いの方だけですべてを決めるのではなく、本人が判断しやすいように支えてもらいましょう。

生活保護を受けているASDの方が確認したいこと

生活保護を受給している場合は、物件探しを始める前にケースワーカーへ相談しておくことが大切です。

特に、次の内容を確認しましょう。

  • 住宅扶助の家賃上限
  • 共益費の扱い
  • 転居が認められる条件
  • 初期費用の対象範囲
  • 引っ越し費用の扱い
  • 見積書を提出する時期
  • 契約前に必要な承認

生活保護であることを伝える際も、「生活保護です」だけで終わらせず、家賃上限やケースワーカーへの相談状況をセットで伝えると、不動産会社が物件を探しやすくなります。

伝え方の例

「現在、生活保護を受給しています。家賃は住宅扶助の範囲内で探しており、物件候補が決まったらケースワーカーへ見積書を提出します」

会話の負担を減らしやすい不動産会社の特徴

ASDの方が相談しやすい不動産会社かどうかは、取扱物件数だけでは判断できません。

次のような対応があるか確認しましょう。

  • LINEやメールで相談できる
  • 質問に対して文章で回答してくれる
  • 希望条件を最後まで聞いてくれる
  • 無理に来店や契約を急かさない
  • 初期費用を明確に説明してくれる
  • 内見する物件を事前に共有してくれる
  • 生活保護や保証人なしの相談に慣れている
  • 付き添いでの来店を受け入れている

最初の問い合わせで希望する連絡方法を伝え、その対応を見て相談先を選ぶのも一つの方法です。

よくある質問

Q.電話に出られなくても部屋探しはできますか?

LINEやメールに対応している不動産会社であれば、文章を中心に相談できる場合があります。ただし、申込みや本人確認のために電話が必要になるケースもあるため、事前に「電話が必要な場合は、先に日時と質問内容を知らせてほしい」と伝えておくと安心です。

Q.ASDであることを言うと、審査に不利になりますか?

診断名だけで審査結果が決まるわけではありません。賃貸審査では、家賃の支払い方法、保証会社、緊急連絡先、入居条件など複数の項目が確認されます。診断名を詳しく説明する代わりに、必要な連絡方法や配慮を具体的に伝える方法もあります。

Q.不動産屋で質問に答えられなくなったらどうすればよいですか?

「今すぐ答えることが難しいので、確認して後から文章で回答します」と伝えて大丈夫です。事前に回答メモを作成したり、付き添いの方に補足してもらったりする方法もあります。

Q.内見をせずに契約しても大丈夫ですか?

写真や動画だけでは、騒音、におい、光、周辺環境などが分かりにくいため、可能であれば現地確認をおすすめします。本人の内見が難しい場合は、不動産会社へオンライン内見や付き添いによる確認が可能か相談しましょう。

Q.何件も不動産会社を回る必要がありますか?

必ずしも何件も回る必要はありません。希望条件を文章で送り、対応できる物件があるか事前確認してから来店すると、移動や会話の負担を減らせます。

まとめ|会話を頑張るより、伝え方と進め方を変えよう

ASDの方が不動産屋で会話に苦痛を感じるのは、努力が足りないからではありません。

急な質問や予定変更、曖昧な説明、一度に多くの情報を受け取ることが、大きな負担になる場合があります。

岡山市で無理なく部屋を探すためには、次のような工夫が有効です。

  • 希望条件を事前に文章へまとめる
  • LINEやメールで相談する
  • 苦手なことと希望する対応を具体的に伝える
  • 来店前に質問内容と当日の流れを確認する
  • 内見物件を少数に絞る
  • 契約条件を文章で確認する
  • 必要に応じて家族や支援者に付き添ってもらう

無理に会話が得意な人の進め方へ合わせる必要はありません。

自分が理解しやすく、判断しやすい方法を不動産会社へ伝えることで、部屋探しのストレスを減らせる可能性があります。

岡山市の住まい相談窓口

ASD・発達障害があり、部屋探しの会話が不安な方へ

ミニクルホームでは、岡山市でASD・発達障害・精神疾患のある方や、生活保護、保証人なし、審査に不安がある方の賃貸相談を受け付けています。

「電話ではうまく話せない」
「事前に質問内容を知りたい」
「LINEで条件を伝えたい」
「内見や契約を急かされたくない」

このような場合も、現在の状況と希望する連絡方法をお知らせください。できるだけ分かりやすく、無理のない順番で部屋探しを進められるようご案内します。

最初から希望条件がまとまっていなくても大丈夫です。LINEやお問い合わせフォームから、分かる範囲でご相談ください。

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