「家賃が相場よりだいぶ安いけど、築40年って大丈夫なのかな」——お部屋探しをしていると、家賃の安さに惹かれつつも、築年数の古さに不安を感じることは多いのではないでしょうか。
結論から言うと、「築古=危険」というわけではありません。ただし、見るべきポイントを押さえずに家賃の安さだけで決めてしまうと、住んでから困ることもあります。この記事では、岡山駅周辺で築古の1Kを検討する際に、確認しておきたい見極めどころを現場目線でまとめました。
築古物件を検討する際は、築年数そのものよりも「①耐震基準(建築確認日)」「②給排水管や設備の更新状況」「③共用部の管理状態」「④リフォーム履歴」の4点を確認することが重要です。これらを押さえたうえで内見・質問をすれば、家賃を抑えつつ納得のいく部屋に出会える可能性は十分にあります。
なぜ築古物件は家賃が安いのか
築年数が古い物件の家賃が周辺相場より安くなる理由はいくつかあります。設備が古く、最新の設備を備えた新しい物件と比べて見劣りする面があること、宅配ボックスやオートロックなど近年標準的になりつつある設備がないこと、次の入居者を確保するために家賃を調整していることなどが一般的な背景です。「安いから何か問題があるはず」と一律に不安に思う必要はなく、理由を確認しながら判断することが大切です。
まず確認したい「耐震基準」の見方
建物の耐震性を考えるうえで基準になるのが、1981年(昭和56年)6月1日に施行された建築基準法の改正です。これ以降に建築確認を受けた建物は「新耐震基準」、それより前は「旧耐震基準」と呼ばれます。
新耐震・旧耐震の判定は「建物が完成した日」ではなく「建築確認を受けた日」が基準になります。竣工年だけで判断すると誤ることがあるため、正確に知りたい場合は不動産会社に建築確認日を確認しましょう。
今回のテーマである「築40年」前後の物件は、2026年時点でおおむね1986年前後の建築にあたるため、多くの場合はすでに新耐震基準の対象となる時期の建物です。ただし、これはあくまで目安であり、個別の物件については必ず不動産会社に建築確認日を確認することをおすすめします。築45年〜50年以上の、より古い物件を検討する場合は、旧耐震基準の可能性も含めて確認が必要です。
築古物件で必ず確認したい4つのポイント
①耐震基準・建築確認日
前述の通り、建築確認日を確認し、新耐震基準の対象かどうかを把握しておきましょう。加えて、耐震診断や耐震補強工事の実施履歴があれば、あわせて確認すると安心材料になります。
②給排水管・電気設備の更新状況
建物が古くても、給排水管や電気配線が更新されていれば、水回りのトラブルや漏水リスクを抑えられます。「配管の更新工事をしたことがあるか」を管理会社・オーナーに確認できると安心です。
③共用部の管理状態
エントランス・廊下・ゴミ置き場・郵便受けなど共用部の清掃状態は、その建物が日頃どのように管理されているかを知る手がかりになります。共用部が丁寧に管理されている物件は、設備トラブルへの対応も比較的早い傾向があります。
④リフォーム・修繕履歴
外壁塗装、屋上防水、室内のリフォーム(クロス張替え・水回り交換等)がいつ行われたかを確認しましょう。全体は古くても、室内が数年前にリフォームされていれば、住み心地は新しい物件に近くなることもあります。
内見時にチェックしたい具体的なポイント
- 蛇口の水圧:キッチン・洗面台・浴室それぞれで水を出し、水圧や濁りがないか確認する
- 壁・天井のシミやひび割れ:雨漏りや構造的な劣化の兆候がないか目視で確認する
- 窓・サッシの開閉:建付けが悪くなっていないか、隙間風がないか確認する
- 電気の契約アンペア数:古い物件は契約アンペア数が低いままのことがあり、エアコンや電子レンジを同時に使うとブレーカーが落ちやすいことがある
- コンセントの数・位置:家電が多い方は特に確認しておきたいポイント
- におい:カビ臭さ、下水のにおいがないか確認する
- 共用部の郵便受け・駐輪場:入居者の入れ替わりや管理状況の手がかりになる
築古1Kのメリット・デメリット
メリット
- 周辺相場より家賃を抑えられることが多い
- 部屋の面積が現在の同価格帯の新築物件より広めのことがある
- リフォーム済みの場合、設備は新しく家賃だけ抑えられることがある
デメリット
- 断熱性能が低く、冷暖房費がかさみやすい傾向がある
- 宅配ボックス・オートロックなど近年の標準設備がないことがある
- 設備の老朽化により、入居後に修繕対応が発生することがある
不動産会社への質問フレーズ例
「この建物の建築確認日を教えていただけますか。新耐震基準に該当する時期の建物でしょうか。」
「給排水管や電気配線の更新工事をしたことはありますか。」
「直近でリフォームした箇所があれば教えてください。」
「契約アンペア数は何Aになっていますか。」
契約前に確認しておきたい流れ
①募集図面・重要事項説明書で築年数と構造を確認
木造・鉄骨造・RC造など構造の種類によっても耐久性や防音性の傾向が異なります。
②建築確認日を確認し、新耐震・旧耐震を把握
不明な場合は不動産会社に直接確認しましょう。
③リフォーム・修繕履歴を確認
外壁・屋上防水・水回りなど、直近の修繕状況を聞いておきます。
④内見で実際の状態を確認
水圧・におい・ひび割れ・電気容量など、現地でしか分からない点をチェックします。
⑤火災保険の内容を確認
古い物件でも加入できる火災保険は基本的にありますが、補償内容や保険料は物件の状況によって異なる場合があるため確認しておくと安心です。
「古い物件は避けたほうがいいのでは」と不安に思う必要はありません。確認すべきポイントを押さえれば、家賃を抑えながら快適に暮らせる部屋に出会うことは十分可能です。分からないことがあれば、内見の際に遠慮なく質問してみてください。
よくある質問
築40年の物件は耐震性が心配です。大丈夫でしょうか?
旧耐震基準の物件は絶対に避けるべきですか?
築古物件でも火災保険には入れますか?
リフォーム済みの築古物件と、リフォームなしの新しめの物件、どちらがいいですか?
電気の契約アンペア数が低い場合、変更できますか?
内見のときに一人で見てもチェック漏れしないか不安です。
築古物件の見極め、一緒に確認しませんか
ミニクルホームでは、築年数だけでなく、耐震基準や設備の状態も踏まえた物件選びのご相談を承っています。「この物件、実際どうなの?」と気になる方は、お気軽にLINEでご相談ください。
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※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、個別の物件の安全性・状態を保証するものではありません。耐震基準・建築確認日・修繕履歴などは物件ごとに異なりますので、必ず不動産会社にご確認ください。
※新耐震基準・旧耐震基準の区分は建築基準法の改正内容に基づきます。詳細は国土交通省等の公表情報をご確認ください。
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