総社市や備前市にあるご実家を相続して、「そろそろ片付けないと」と思いながら、なかなか進まない——。
そんな方は、本当に多くいらっしゃいます。
片付けに行っても、アルバムや手紙が出てくると、つい手が止まってしまう。 仕事や家庭が忙しくて、まとまった時間が取れない。 「売ったほうがいいのは分かっているけれど、まず片付かないと話が進まない」。
気持ちと現実の間で立ち止まってしまうのは、ごく自然なことです。
実は、遺品整理と空き家の売却は、別々に進めるよりも、同時に考えたほうがずっとスムーズに進みます。この記事では、総社・備前で実家を引き継いだ方に向けて、その具体的なコツをお伝えします。
なぜ、実家の片付けはこんなに進まないのか
まず知っておいてほしいのは、「進まないのは、あなたの段取りが悪いからではない」ということです。実家の片付けには、進みにくい理由がいくつも重なっています。
ひとつは、物の量です。長年暮らした一戸建てには、2トントラック数台分の荷物が出ることも珍しくありません。
もうひとつは、気持ちの整理です。故人の思い出が詰まった品を前にすると、「捨てる」という判断そのものがつらく、作業が止まってしまいます。
さらに、遠方に住んでいて通えない、相続人が複数いて話がまとまらないといった事情も加わります。
だからこそ、「全部を一人で、いっぺんに片付けよう」と気負わないこと。順番とコツさえ押さえれば、肩の荷はぐっと軽くなります。
ポイントは「片付け」と「売却」を切り離さないこと
多くの方が、「まず全部きれいに片付けてから、不動産会社に相談しよう」と考えます。
ところが、これが遠回りになりがちなのです。
なぜなら、どう売るかによって、どこまで片付ければいいかが変わるから。たとえば、
- 現状のまま売る場合:残置物があっても買い取ってもらえるケースがあり、片付けは最小限で済むことも。
- 解体して更地で売る場合:建物ごと解体するので、こまかい片付けより「残すものを抜き出す」ことが中心に。
- リフォームして売る場合:ある程度きれいにしておくと、その後の話が進みやすい。
つまり、先に「だいたいの売り方」を決めておくと、ムダな片付けをせずに済むのです。片付けと売却は、切り離さずに並行して進めるのが正解、というわけです。
同時に進めるための4ステップ
具体的な進め方を、4つのステップに分けて整理しました。
ステップ1:「貴重品・重要書類・形見」だけ先に確保する
最初にやるべきは、全部の片付けではなく、大切なものを抜き出すことです。
- 通帳・権利書(登記済証)・保険証券・実印・各種契約書などの重要書類
- 写真やアルバム、手紙といった思い出の品
- 形見として残しておきたいもの
ここだけは、ご自身やご家族の手で確認しておきましょう。逆に言えば、それ以外は無理に一人で抱え込まなくて大丈夫です。
ステップ2:早めに売却の方針を相談する
次に、「どう売るか」をざっくり決めます。
このとき、地域の不動産会社に相談すると、そのエリアの相場や買い手のニーズに合わせた、現実的な方針が見えてきます。総社・備前のように、土地や戸建ての需要に地域性がある場所では、ここがとても大切です。
なお、2024年4月から相続登記が義務化されています。売却には、家の名義を相続人に変えておく必要があるので、こちらも早めに手続きを進めておくと安心です(手続きをしないままだと、過料の対象になることもあります)。
ステップ3:方針に合わせて遺品整理。「買取」も上手に使う
売り方が決まったら、それに合わせて遺品整理を進めます。
業者に依頼する場合、費用は間取りや荷物の量で変わります(目安は後述します)。まだ使える家具や家電は買取・リサイクルに回すと、処分費を抑えられます。
また、残置物がある状態のまま相談できる不動産会社や、片付けごと引き受けてくれる業者もあります。「全部片付いてから」ではなく、片付け前の段階で相談しておくと、選択肢が広がります。
ステップ4:売却と税金の手続きを並行で進める
そして見落としがちなのが、税金の手続きには期限があるということ。
後で詳しくお伝えしますが、相続した空き家の売却には「3,000万円の特別控除」という制度があり、これには期限が決められています。片付けに何年もかけているうちに、この期限を逃してしまうケースは少なくありません。
だからこそ、片付け・売却・税金の手続きを、同時並行で進めておくことが大事なのです。
遺品整理の費用の目安(間取り別)
業者に遺品整理を依頼した場合の、一般的な費用の目安をまとめました。荷物の量や建物の状況で大きく変わりますので、あくまで参考としてご覧ください。
| 間取り | 費用の目安 |
|---|---|
| 1R・1K | 3万〜8万円 |
| 1DK | 5万円〜 |
| 2DK〜2LDK | 8万〜40万円 |
| 3DK・3LDK | 12万〜65万円(戸建ては15万〜60万円ほど) |
| 4LDK以上 | 20万〜70万円 |
費用が変わる主な要因は、荷物の量、トラックを横付けできるかなどの搬出のしやすさ、特殊清掃の有無などです。
費用を抑えたいときは、自分でできる範囲を先に片付けておく、使えるものは買い取ってもらう、複数の業者から見積もりを取って比べる、といった工夫が効きます。
「税金」で損をしないために知っておきたいこと
相続した空き家を売って利益が出ると、通常は譲渡所得税がかかります。
ただし、一定の要件を満たせば、売却益から最大3,000万円を差し引ける「空き家の特別控除」を使える可能性があります。主な要件は次のとおりです。
- 亡くなった方が、一人暮らしだった家であること(老人ホーム等に入居していた場合も、一定の要件を満たせば対象)
- 1981年(昭和56年)5月31日以前に建てられた家であること
- 相続開始(亡くなった日)から3年を経過する日の属する年の12月31日までに売ること(かつ、この制度自体は2027年12月31日までの売却が対象)
- 売却価格が1億円以下であること
- 建物を耐震改修するか、取り壊して売ること(2024年以降は、買主が売買の翌年2月15日までに行う場合も対象に)
- 相続した人が3人以上の場合は、一人あたりの控除額が2,000万円に
利用するには、市区町村(総社市・備前市など)で確認書の交付を受けたうえで、確定申告が必要です。控除によって税額が0円になる場合でも、申告は欠かせません。
要件は細かく、ご事情によって判断が変わりますので、実際に利用する際は、税務署や税理士、市区町村の窓口で必ずご確認ください。
総社・備前で「片付けも売却も」迷ったら
ここまで読んで、「やることは分かったけれど、やっぱり一人では大変そう」と感じた方もいらっしゃると思います。
そんなときこそ、私たちのような地域の不動産会社を頼ってください。
ミニクルホームは、総社市・備前市をはじめ、岡山市や倉敷市、瀬戸内市など、地域に根ざして空き家のご相談に向き合っています。
残置物がある状態のままでのご相談も大歓迎です。遺品整理や片付けの手配から、現状のままの売却、解体、リフォームのご提案まで、ひとつの窓口でまとめてお手伝いできます。遠方にお住まいの方には、現地の様子をお伝えしながら進めますので、ご安心ください。
ご実家のことは、思い出も手続きも一度に押し寄せて、心も体も大変だと思います。どうか、抱え込まないでください。
まずは現地の確認とご相談から、お気軽にお問い合わせください。あなたのペースに合わせて、一緒に少しずつ進めていきましょう。
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