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「重要事項説明って、何を説明されるの?」
「むずかしい言葉ばかりで、聞いていてもよく分からなかった」
「分からないまま署名していいのかな」

部屋を借りるときは、契約の前に重要事項説明を受けます。法律で決められた大切な手続きですが、聞きなれない言葉が多く、「分からないけど、なんとなくうなずいてしまった」という方も少なくありません。

この記事では、岡山市北区奉還町で生活保護の方のお部屋探しをお手伝いしている不動産会社の立場から、重要事項説明に出てくるむずかしい言葉をやさしく言いかえた用語表と、生活保護の方が特に確認したいポイント、事前の準備を整理します。

この記事で分かること

  1. 重要事項説明とは何か、いつ・どんな流れで行われるか
  2. よく出てくるむずかしい言葉の意味(用語表)
  3. 生活保護の方が特に確認したいポイントと、事前の準備・質問の例

結論

① 重要事項説明は、契約の前に、宅地建物取引士が物件や契約の大切な内容を説明する手続きです。分からないところは、その場で何度でも質問してよいものです

② 生活保護の方は特に、家賃と共益費の金額・更新のときの費用・契約の種類(定期借家か)・解約予告・退去のときの費用(敷金・特約)を確認しましょう

③ 書類を事前にもらう・支援者に同席してもらう・メモをとると安心です。分からないまま署名せず、契約は必ずケースワーカーの了承を得てから進めましょう

重要事項説明とは? いつ行われる?

重要事項説明は、宅地建物取引業法(第35条)にもとづいて、契約の前に、不動産会社の宅地建物取引士が、重要事項説明書という書面を使って説明するものです。説明する人は、宅地建物取引士証を見せることになっています。

  1. 申し込み・保証会社の審査
  2. 見積書をケースワーカーに出して、了承を得る
  3. 重要事項説明を受ける(内容に納得したら次へ)
  4. 賃貸借契約を結ぶ
  5. 鍵の受け取り・入居

※ 一般的な流れの例です。重要事項説明と契約を同じ日に行うことも多いです。

オンラインでも受けられる?

テレビ会議などを使ったオンラインの重要事項説明(IT重説)に対応している不動産会社もあります。また、2022年5月からは、借りる人の承諾があれば、重要事項説明書を電子データで受け取ることもできるようになりました。来店が難しい方は、不動産会社に相談してみましょう。

よく出てくる言葉を、やさしく言いかえると?

重要事項説明書に出てくる主な言葉を、やさしく言いかえました。説明を聞くときの手元の資料として使ってください。

説明書の言葉 やさしく言うと 見ておきたいところ
宅地建物取引士(宅建士) 重要事項説明をする資格を持った人 説明の前に宅建士証(資格の証明書)を見せてもらえます
登記簿に記載された事項 建物の持ち主や、建物にお金を借りた担保(抵当権)が付いているかなど 持ち主と貸す人が違う場合は、理由を聞いてみましょう
飲用水・電気・ガスの供給施設 水道・電気・ガスがどう引かれているか プロパンガスか都市ガスかは、光熱費に関わります
建物の設備の整備の状況 台所・お風呂・トイレ・エアコンなどの設備 エアコンが設備か、前の人が置いていったもの(残置物)かも確認
契約期間・更新 何年の契約か、更新のしかたと費用 更新料・更新事務手数料・保証料の更新の金額も
定期建物賃貸借(定期借家) 更新がなく、期間が終われば終わる契約 普通の契約(普通借家)かどうかを必ず確認
用途その他の利用の制限 ペット・楽器・喫煙・事務所利用などのルール 自分の暮らし方で守れるか確認
借賃以外に授受される金銭 家賃以外に払うお金(敷金・礼金・共益費・保証料など)の額と目的 見積書と同じ金額か確認
敷金 家賃の滞納や、退去のときの修理費用にあてるために預けるお金 退去のときに差し引かれた残りが返ってきます
償却・敷引き 預けた敷金のうち、退去のときに返ってこないと決まっている分 「敷金のうち1か月分は返還しない」などと書かれています
契約の解除 どんなときに契約を終わらせることができるか 家賃の滞納などで解除されることがあります
損害賠償額の予定・違約金 約束を守れなかったときに払うお金をあらかじめ決めたもの 短い期間で解約したときの違約金が書かれていることも
解約予告 退去するとき、何日前までに伝えるか 1か月前が多い。引っ越しのときの家賃の重なりに関わります
原状回復 退去のとき、借りた人の使い方で傷んだところを直すこと 普通に暮らしていて古くなった分(経年劣化)は、原則として貸す人の負担とされています
特約 その物件だけの特別な取り決め 退去のときのクリーニング費用など。内容をよく確認
家賃債務保証(保証会社) 家賃が払えなかったときに、保証会社が代わりに払う仕組み 保証料(初回・更新)の金額を確認
管理の委託先 建物を管理している会社 困ったときの連絡先になります
水害ハザードマップ 浸水のおそれがある場所を示した地図での物件の場所 大雨のときの避難も考えておきましょう
石綿(アスベスト)の調査・耐震診断 建物の調査の記録があるかどうか 記録がない場合は「なし」と書かれます

※ 説明書の書き方や項目の名前は、不動産会社や物件によって少しずつ違います。

生活保護の方が特に確認したいポイントは?

お金に関すること

  • 家賃と共益費が分かれているか:住宅扶助で見られるのは家賃です。岡山市の家賃の上限の目安は単身でおおむね37,000円です
  • 見積書と同じ金額か:ケースワーカーに出した見積書と、説明書の金額が合っているか確認しましょう
  • 更新のときの費用:更新料・更新事務手数料・保証会社の更新料など、更新のたびにかかるお金
  • 家賃の払い方:代理納付を使う場合、そのことが関係者で共有されているか

※ 岡山市の家賃の上限の目安は2026年10月時点の公表情報にもとづきます。正確な金額は担当の福祉事務所・ケースワーカーに確認してください。

契約の期間と種類

  • 普通借家か定期借家か:定期借家だと、期間が終われば原則として契約が終わります
  • 解約予告の期間:入院や施設への入所などで退去するとき、何日前に伝える必要があるか
  • 短期解約の違約金:1年未満の解約で違約金がかかる取り決めがないか

退去のときのこと

  • 敷金の返し方:退去のとき、何が差し引かれるか。償却・敷引きの取り決めがあるか
  • 原状回復と特約:クリーニング費用などを借りる人が負担する特約があるか
  • 退去費用は扶助の対象にならないことが多い:生活保護では、退去のときの原状回復の費用が扶助の対象にならないことが多いため、特に確認しておきましょう

暮らしのルール

  • ペット・楽器・喫煙・同居する人の追加のルール
  • ゴミ出しや騒音など、建物の使い方のルール
  • 困ったときの連絡先(管理の委託先)

具体例:説明書の「お金」の欄の読み方

説明書の書き方の例 やさしく言うと
賃料:月額35,000円/共益費:月額2,000円 家賃は35,000円(住宅扶助の対象)、共益費は2,000円(生活費から)
敷金:1か月(35,000円)、うち償却1か月 敷金35,000円は、退去のときに返ってこない
更新料:新賃料の1か月分(更新期間2年) 2年ごとに家賃1か月分の更新料がかかる
特約:退去時ルームクリーニング費用として33,000円を借主負担 退去のときにクリーニング代33,000円を払う取り決め

※ 考え方を示すための例です。実在の物件の数字ではありません。

この例のように、敷金が退去のときに返ってこない取り決めや、クリーニング費用の特約があると、退去のときに自分で払うお金に関わります。気になる取り決めは、その場で質問しましょう。

説明の前にしておきたい準備は?

  1. 書類を事前にもらう:重要事項説明書と契約書の写しを、前もって送ってもらえないか不動産会社に聞いてみましょう
  2. ケースワーカーにも見てもらう:お金のことは、ケースワーカーと確認しておくと安心です
  3. 支援者に同席してもらう:相談支援専門員・ヘルパー・ご家族などに一緒に聞いてもらうと、聞き漏らしが減ります
  4. 質問をメモしておく:気になることを書き出して持っていきましょう
  5. 時間に余裕をもつ:おおむね30分〜1時間程度かかることが多いです

その場で使える質問の例

「すみません、今の言葉をもう少しやさしく言っていただけますか?」

「退去するとき、自分で払うお金は全部でどれくらいになりますか?」

「この特約は、どんなときにかかる費用ですか?」

「更新のとき、全部でいくらかかりますか?」

「ゆっくり説明していただけますか? メモをとりたいので。」

重要事項説明のあとの流れは?

  1. 内容に納得したら、重要事項説明書に記名(署名)する
  2. 賃貸借契約を結ぶ(ケースワーカーの了承を得ていることが前提)
  3. 書類の控えを大切に保管する(退去のときにも使います)

大切なこと:契約は、必ずケースワーカーの了承を得てから。そして、分からないまま署名しないこと。
説明の内容が見積書と違うなど、気になることがあれば、署名の前に確認しましょう。

あとから分からない点が出てきたら、まず不動産会社や管理会社に質問しましょう。契約の内容に納得できない場合は、消費者ホットライン(188)などの相談窓口に相談する方法もあります。なお、当社は個別の契約の取り決めについて、法的な判断や大家さんとの交渉の代理はできません。

実際のご相談で多いのは? 現場で感じること

実際のご相談では、「前に部屋を借りたとき、説明が早くて何も分からなかった」「退去のときに、敷金が返ってこない取り決めがあったと知って驚いた」というお声を伺うことがあります。重要事項説明は、こうした「知らなかった」を防ぐための手続きです。

当社では、宅地建物取引士が、むずかしい言葉はできるだけ言いかえながら説明するよう心がけています。物件のメリットだけでなくデメリットもお伝えし、事前の書類のお渡しや、支援者の方の同席、オンラインでの重要事項説明にも対応しています。

ミニクルホームがお手伝いできること・できないこと

お手伝いできること

  • 宅地建物取引士による、言葉を言いかえながらの重要事項説明(オンラインにも対応)
  • 重要事項説明書・契約書の事前のお渡しと、支援者の方の同席
  • 申込前の、契約の取り決めや管理会社・大家さんの傾向や注意点のお伝え
  • 入居費用の計算と、福祉事務所提出用の見積書の作成、相談〜退去後までのLINEでの継続サポート

当社ではできないこと

  • 契約の取り決め(特約など)の有効性に関する法的な判断や、大家さん・管理会社との交渉の代理
  • 生活保護の扶助に関する判断(福祉事務所が判断します)、福祉事務所との交渉の代理

よくある質問

Q. 重要事項説明とは何ですか?

A. 部屋を借りる契約の前に、物件や契約の大切な内容を、不動産会社の宅地建物取引士が書面(重要事項説明書)を使って説明するものです。宅地建物取引業法で決められている手続きで、説明する人は宅地建物取引士証を見せることになっています。分からないところは、その場で質問できます。

Q. 重要事項説明は、契約の前ですか、あとですか?

A. 契約の前に行われます。説明を聞いて、内容に納得してから契約に進むための手続きです。生活保護の方は、ケースワーカーの了承を得てから契約するため、説明の時期や内容をケースワーカーにも伝えておくと安心です。

Q. 重要事項説明は、どのくらい時間がかかりますか?

A. 物件や説明の進め方によって違いますが、おおむね30分〜1時間程度のことが多いです。時間に余裕をもって参加し、疲れたときや分からなくなったときは、休憩や質問をお願いしてかまいません。

Q. 書類を事前にもらえますか?

A. 不動産会社にお願いすれば、事前に重要事項説明書の写しやデータを送ってもらえることがあります。前もって読んでおくと、当日の説明が理解しやすくなり、ケースワーカーや支援者にも見てもらえます。

Q. オンラインで重要事項説明を受けられますか?

A. テレビ会議などを使った重要事項説明(IT重説)に対応している不動産会社もあります。来店が難しい方には便利です。また、2022年5月からは、借りる人の承諾があれば、重要事項説明書を電子データで受け取ることもできるようになりました。

Q. 説明が分からないまま署名してしまったら?

A. あとから分からない点が出てきたら、まず不動産会社や管理会社に質問しましょう。契約の内容に納得できない場合は、消費生活センター(188)などの相談窓口に相談する方法もあります。何より、分からないまま署名しないことが大切です。

Q. 支援者や家族と一緒に説明を聞いてもいいですか?

A. 一緒に聞いてもらって大丈夫です。ケースワーカー、相談支援専門員、ヘルパー、ご家族などが同席すると、聞き漏らしが減り、あとで内容を確認しやすくなります。同席する人がいる場合は、事前に不動産会社に伝えておきましょう。

まとめ:重要事項説明は「分かるまで聞いてから」署名しよう

  • 重要事項説明は、契約の前に宅地建物取引士が大切な内容を説明する手続きです
  • 用語表を手元に、分からない言葉はその場で質問しましょう
  • 生活保護の方は、家賃と共益費・更新の費用・契約の種類・解約予告・退去のときの費用を特に確認
  • 書類を事前にもらう、支援者に同席してもらう、メモをとるなどの準備で安心して聞けます
  • 分からないまま署名せず、契約は必ずケースワーカーの了承を得てから進めましょう

むずかしい説明を聞くのは、それだけで疲れるものです。何度聞き返しても大丈夫ですし、休憩をお願いしてもかまいません。一人で抱え込まず、ケースワーカーさんや支援者の方、そして私たちを頼ってくださいね。つらいときは、身近な人や相談窓口を頼ってください。

※ 本記事は、2026年10月時点で確認できた公表情報と、宅地建物取引業法・賃貸の一般的な取扱いにもとづく解説です。個別の契約の法的な判断は行っていません。重要事項説明書の書き方は、不動産会社や物件によって異なります。

重要事項説明もやさしく

一人で悩まず、まずはご相談ください

むずかしい言葉はできるだけ言いかえて説明します。書類の事前のお渡しや支援者の方の同席もOKです。相談は無料です。

✉️ メール:minikuru@bc.wakwak.com

※ 審査の結果や制度の適用をお約束するものではありません。生活保護の可否や費用の支給は福祉事務所が判断します。
※ 法律・税務の個別判断は、専門家・関係機関へのご確認をお願いします。

株式会社ミニクルホーム(お部屋探し探検隊 岡山市北区)

代表:城井 仁
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CUSTOMER VOICE

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Googleマップへ寄せられたミニクルホームのお客様の声を、 プライバシーに配慮して一部抜粋・匿名化してご紹介します。

正直な物件説明 ★★★★★

まさに正直不動産。注意点まで教えてくれました

まさに正直不動産。気になっていた物件について、 事故物件であることや管理面の注意点なども教えてくれました。 安心して物件探しを任せられました。

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ご利用者A様Googleマップの口コミより一部抜粋
入居・退去の対応 ★★★★★

入居時も退去時も丁寧に対応してくれました

入居時も退去時も丁寧に対応してくださり助かりました。 LINEでの対応も文字に残るので、 電話だけより確認しやすいです。

B
ご利用者B様Googleマップの口コミより一部抜粋
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難しい条件の中、迅速かつ柔軟な対応で、 ようやく住めるところが見つかりました。 不安なこともLINEで相談できて助かりました。

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ご利用者C様Googleマップの口コミより一部抜粋
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遠方からの引越しで分からないことだらけでしたが、 何から何まで丁寧に対応してくださり、 本当に助かりました。

D
ご利用者D様Googleマップの口コミより一部抜粋
地域情報・物件提案 ★★★★★

土地の事情も分かり、納得して決められました

難しい条件での物件探しでしたが、 多数の物件をご案内いただき、 納得して決めることができました。 土地の事情も参考になりました。

E
ご利用者E様Googleマップの口コミより一部抜粋
親身な対応 ★★★★★

借りる側の目線で考えてくれました

借りる側の目線で考えてくださるので有り難かったです。 気さくな不動産屋さんで、 希望もお願いしやすく助かりました。

F
ご利用者F様Googleマップの口コミより一部抜粋
 

※Googleマップに投稿された口コミの一部を、 意味を変えない範囲で抜粋・匿名化して掲載しています。 口コミは個人の感想です。

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