Spread the love

「働く時間を増やしたら、保護費の通知で住宅扶助の額が減っていた」
「管理会社から『今月は家賃が一部しか入っていません』と連絡があった」
「このまま今の部屋に住み続けていいのか、引っ越したほうがいいのか分からない」

仕事を頑張って収入が増えたのに、住宅扶助が減ったと聞くと、「何か悪いことをしたのでは」と戸惑う方もいるかもしれません。でも、それはあなたの収入が増えて、自分の力で暮らしを支えられる部分が大きくなってきたことの表れです。

先にお伝えします。生活保護では、収入はまず生活扶助に充てられ、それを上回ると住宅扶助が減っていく仕組みになっています。住宅扶助が減ると、代理納付で大家さんに払われる額も減り、家賃の差額を自分で払う必要が出ることがあります。まずはこの差額の支払いを確実にすること。そのうえで、保護が終わる日を見すえて、家賃を見直すタイミングを考えるのがおすすめです。

この記事では、住宅扶助が減る仕組みを数字で説明し、代理納付の差額の払い方、家賃を見直すタイミングの考え方を整理します。

結論|まず差額の支払いを確実に。見直しは「保護が終わるとき」を軸に

  • 仕組み:保護費は「最低生活費 − 収入」。収入はまず生活扶助に充てられ、それを上回ると住宅扶助が減る
  • 住宅扶助が減ったら:自立が近づいているサイン
  • いちばん注意したいこと:代理納付の額が減ったり止まったりして、家賃の差額を自分で払う必要が出ること
  • すぐにすること:ケースワーカーに代理納付の額を確認し、管理会社に差額の払い方を相談する
  • 家賃の見直し:保護を受けている間の住み替えは理由が必要なことが多い。保護が終わったあとなら自分の判断で選べる
  • 判断の目安:保護が終わったあとの手取りに対して、家賃が3分の1以内に収まるか

なぜ住宅扶助だけが減るの?

生活保護費は、国の基準で計算した最低生活費から、世帯の収入を差し引いた差額が支給される仕組みです。そして、差し引く収入には、あてる順番が決められています。

収入があてられる順番のイメージ
① まず、生活扶助(食費・光熱費などの生活費)に充てる
② 生活扶助の分を上回ると、次に住宅扶助などに充てる
→ そのため、収入が増えていくと、生活扶助が先にゼロに近づき、そのあと住宅扶助が減っていく

つまり、住宅扶助が減ったということは、収入が生活扶助の分を上回るところまで来ているということです。なお、働いて得た収入は、勤労控除などが差し引かれたうえで収入として計算されるため、手取りの全額がそのまま差し引かれるわけではありません。

数字でイメージしてみます

単身で生活保護を受けている方の、仕組みをイメージするための仮の数字です。生活扶助を70,000円、家賃(住宅扶助)を36,000円とします。

収入として計算される額 生活扶助 住宅扶助 家賃の自己負担
50,000円 20,000円 36,000円 なし
70,000円 0円 36,000円 なし
80,000円 0円 26,000円 10,000円
106,000円 0円 0円 全額(保護が終わる目安)

収入として計算される額が80,000円になると、生活扶助の70,000円を10,000円上回ります。その10,000円が住宅扶助に充てられ、住宅扶助は36,000円から26,000円に減ります。家賃36,000円のうち、差額の10,000円は自分の収入から払うことになります。

数字はあくまで仕組みを説明するための仮の例です
実際の最低生活費や、収入として計算される額(勤労控除などの扱い)は、世帯の状況によって異なり、福祉事務所が判断します。正確な金額は、保護費の決定通知や担当のケースワーカーでご確認ください。

いちばん注意したいこと|代理納付の差額

代理納付を利用している場合、福祉事務所から大家さんに払われるのは、福祉事務所が決めた住宅扶助の額までです。住宅扶助が減ると、大家さんに直接払われる額も減り、不足する分は入居者が自分で払うことになります。自治体によっては、住宅扶助が満額でなくなると、代理納付そのものが使えなくなる場合もあります。

この切り替えに気づかないままでいると、家賃の一部が払われていない状態になり、滞納と扱われてしまうおそれがあります。

すぐにしたいこと

ステップ1|ケースワーカーに、代理納付の額を確認する

何月分から、代理納付の額がいくらになるのか、代理納付が続くのかを確認します。ケースワーカーは、収入が増えていく過程を一緒に支えてくれる相手です。分からないことは遠慮なく聞いてください。

ステップ2|管理会社に、差額の払い方を相談する

「◯月分から、家賃のうち◯円を自分で払います」と伝え、振込先や支払い日を確認します。家賃保証会社を利用している場合は、保証会社にも確認しましょう。

ステップ3|差額を取り分けておく

給料が入ったら、家賃の差額をすぐに取り分けておくと、払い忘れを防げます。毎月の収入申告も、これまでどおり忘れずに行いましょう。

自立後を見すえた住まいの相談、承ります

今の部屋に住み続けるか、職場に近い部屋に移るか。
保護が終わったあとの家賃と通勤の両面から、一緒に考えます。

📞 電話で相談する(086-239-3296) 💬 LINEで相談する

営業時間 10:00〜18:00/定休日 水曜日・不定休

家賃を見直すタイミング

保護を受けている間の住み替えは、理由が必要なことが多い

生活保護を受けている間の転居で、新しい部屋の初期費用が認められるのは、国の通知で定められた場合に限られます。たとえば、今の住まいが職場から遠く、通勤が著しく困難で、職場の近くに移ることが収入の増加や健康の維持など自立に特に役立つと認められる場合などです。それ以外の、自分の都合での住み替えは、初期費用が自己負担になることが多くあります。

保護が終わったあとなら、自分の判断で選べる

保護が終わったあとは、住む場所を自分の判断で自由に選べます。就職などで保護が終わる場合は、就労自立給付金(上限は単身世帯10万円、複数世帯15万円)を受けられることもあり、住み替えの費用の一部に充てることも考えられます。

考え方の整理

今の部屋に住み続けるのが合いやすいのは
→ 家賃が、保護が終わったあとの手取りの3分の1以内に収まる
→ 職場や通院先に通いやすい
→ 引っ越しの費用をかけずに、生活の立ち上げに集中したい

住み替えを考えたいのは
→ 職場から遠く、通勤の時間や交通費の負担が大きい
→ 体調などの理由で、今の部屋が暮らしにくくなっている
→ 保護が終わったあと、今の家賃では家計が厳しくなりそう

住宅扶助の上限の範囲で選んだ部屋は、多くの場合、保護が終わったあとも家賃の負担が比較的軽い部屋です。慌てて住み替えるより、まずは今の部屋で暮らしを安定させ、保護が終わったあとに改めて考えるのも、十分に合理的な選択です。

保護が終わったあとの家賃負担を、先に計算しておく

住宅扶助が減ってきたら、保護が終わる日が近づいています。今のうちに、保護が終わったあとの家計を計算しておきましょう。

例|手取り16万円、家賃36,000円
家賃負担率:36,000円 ÷ 160,000円 = 22.5%
→ 目安の3分の1(約33%)を下回っている

あわせて計算に入れたい出費
国民健康保険料(勤め先の健康保険に入らない場合)、医療費の自己負担、国民年金保険料、住民税など、保護を受けている間はかからなかった出費も見込んでおきましょう。

具体例でイメージしてみます

例1|パートの時間を増やして、住宅扶助が減った
→ 保護費の決定通知で、住宅扶助が減ったことに気づいた
→ ケースワーカーに確認すると、来月分から代理納付の額が減るとのこと
→ 管理会社に、差額を自分で振り込むことを伝え、振込先を確認
→ 給料日に差額を取り分ける習慣をつけた

例2|正社員になり、保護が終わる見込みになった
→ 職場まで片道1時間かかり、通勤が負担になっている
→ ケースワーカーに相談し、保護が終わったあとの家計を一緒に計算
→ まずは今の部屋で暮らしを安定させ、保護が終わってから、職場に近い部屋への住み替えを検討することにした

これはあくまで一例です
住宅扶助の額や代理納付の扱い、転居の判断は、世帯の状況によって福祉事務所が判断します。

よくあるご質問

Q1. 収入が増えたら、なぜ住宅扶助が減るのですか?

生活保護費は、最低生活費から世帯の収入を差し引いた差額が支給される仕組みで、収入はまず生活扶助に充てられ、それを上回ると住宅扶助などに充てられる順番になっています。そのため、収入が生活扶助の分を上回ると、住宅扶助が減っていきます。自立が近づいているサインでもあります。

Q2. 住宅扶助が減ったら、代理納付はどうなりますか?

代理納付で大家さんに払われるのは、福祉事務所が決めた住宅扶助の額までです。住宅扶助が減ると、大家さんに払われる額も減り、不足する分は自分で払うことになります。自治体によっては代理納付そのものが使えなくなる場合もあるため、ケースワーカーに確認し、管理会社に差額の払い方を相談してください。

Q3. 家賃の差額を払い忘れると、どうなりますか?

家賃の一部が払われていない状態になり、滞納と扱われてしまうおそれがあります。代理納付の額が変わる月を確認し、給料日に差額を取り分けておくなど、払い忘れない工夫をしましょう。

Q4. 収入が増えたので、今のうちに家賃の高い部屋へ引っ越してもいいですか?

生活保護を受けている間の転居で初期費用が認められるのは、国の通知で定められた場合に限られ、自分の都合での住み替えは初期費用が自己負担になることが多くあります。また、家賃は住宅扶助の上限の範囲であることが前提です。住み替えを考える場合は、保護が終わったあとに改めて検討するか、事前にケースワーカーに相談してください。

Q5. 職場が遠いので、近くに住み替えたいです。

国の通知では、職場から遠く通勤が著しく困難で、職場の近くに移ることが収入の増加や健康の維持など自立に特に役立つと認められる場合は、転居の初期費用が認められる場合のひとつとされています。認められるかどうかは福祉事務所が判断するため、まずケースワーカーに相談してください。

Q6. 保護が終わったあと、今の家賃を払い続けられるか不安です。

保護が終わったあとの手取りに対して、家賃が3分の1以内に収まるかを目安に計算してみましょう。国民健康保険料や医療費、税金など、保護を受けている間はかからなかった出費も見込んでおくことが大切です。住宅扶助の上限の範囲で選んだ部屋は、保護が終わったあとも負担が比較的軽いことが多いです。

まとめ

  • 収入はまず生活扶助に充てられ、それを上回ると住宅扶助が減る
  • 住宅扶助が減ったのは、自立が近づいているサイン
  • 代理納付の額が減ると、家賃の差額を自分で払う必要が出る
  • ケースワーカーに代理納付の額を確認し、管理会社に差額の払い方を伝える
  • 保護を受けている間の住み替えは、理由が必要なことが多い
  • 保護が終わったあとなら、自分の判断で住み替えを選べる
  • 保護が終わったあとの手取りに対する家賃負担を、先に計算しておく

住宅扶助が減るのは、あなたが働いて得た力で、暮らしの土台が少しずつ自分のものになってきた証です。まずは差額の支払いを確実にし、保護が終わる日を見すえて落ち着いて準備を進めましょう。

収入が増えていく時期は、うれしさと同時に、「保護が終わったらやっていけるだろうか」という不安も大きくなる時期です。働く時間が増えて、心や体が疲れやすくなることもあるかもしれません。無理をしすぎず、困ったことがあればケースワーカーや支援者に早めに伝えてください。自立への道のりは、一人で走り切るものではなく、支えを受けながら一歩ずつ進んでいくものです。

自立に向けた住まいの見直し、ご相談ください

ミニクルホームは、岡山市北区・中区・南区・東区を中心に、賃貸物件の仲介・管理を行っている不動産会社です。生活保護を受給されている方のお部屋探しもお手伝いしています。

当社の管理物件にお住まいの方:代理納付の額が変わる場合は、お知らせください。差額のお支払い方法をご案内します。
そのほかの方:「保護が終わったあと、職場に近い部屋に移りたい」「今の収入に合った家賃の部屋を知りたい」など、自立後を見すえた住まいのご相談を承ります。

📞 電話で相談する
086-239-3296
💬 LINEで相談する
24時間メッセージ受付
✉️ メールで相談する

対応エリア:岡山市北区・中区・南区・東区を中心に、倉敷市・玉野市・瀬戸内市・備前市・総社市など周辺エリアもご相談ください。
※ 記事内の数字は仕組みを説明するための仮の例であり、特定の結果を保証するものではありません。保護費や住宅扶助の額、代理納付の扱い、就労自立給付金の対象や金額は、担当のケースワーカー・お住まいの区の福祉事務所にご確認ください。
※ 当社は不動産業者であり、制度の判断はできません。生活保護を受けている間に転居する場合、賃貸の契約はケースワーカーの確認を受けてから結ぶようにしてください。

株式会社ミニクルホーム

所在地:〒700-0026 岡山県岡山市北区奉還町二丁目19番14号(JR岡山駅西口 徒歩7分)
電話:086-239-3296/FAX:086-239-3323
メール:minikuru@bc.wakwak.com
営業時間:10:00〜18:00/定休日:水曜日・不定休
宅地建物取引業免許:岡山県知事(3)第5473号
業務内容:売買仲介・賃貸仲介・賃貸管理・空室対策コンサル・不動産投資コンサル・内外装リフォーム・古民家再生・空き家管理及び対策相談・保険代理店

CUSTOMER VOICE

お客様の声

Googleマップへ寄せられたミニクルホームのお客様の声を、 プライバシーに配慮して一部抜粋・匿名化してご紹介します。

正直な物件説明 ★★★★★

まさに正直不動産。注意点まで教えてくれました

まさに正直不動産。気になっていた物件について、 事故物件であることや管理面の注意点なども教えてくれました。 安心して物件探しを任せられました。

A
ご利用者A様Googleマップの口コミより一部抜粋
入居・退去の対応 ★★★★★

入居時も退去時も丁寧に対応してくれました

入居時も退去時も丁寧に対応してくださり助かりました。 LINEでの対応も文字に残るので、 電話だけより確認しやすいです。

B
ご利用者B様Googleマップの口コミより一部抜粋
難しい条件の部屋探し ★★★★★

難しい条件でも迅速かつ柔軟に対応

難しい条件の中、迅速かつ柔軟な対応で、 ようやく住めるところが見つかりました。 不安なこともLINEで相談できて助かりました。

C
ご利用者C様Googleマップの口コミより一部抜粋
遠方からの引越し ★★★★★

遠方からの引越しも丁寧にサポート

遠方からの引越しで分からないことだらけでしたが、 何から何まで丁寧に対応してくださり、 本当に助かりました。

D
ご利用者D様Googleマップの口コミより一部抜粋
地域情報・物件提案 ★★★★★

土地の事情も分かり、納得して決められました

難しい条件での物件探しでしたが、 多数の物件をご案内いただき、 納得して決めることができました。 土地の事情も参考になりました。

E
ご利用者E様Googleマップの口コミより一部抜粋
親身な対応 ★★★★★

借りる側の目線で考えてくれました

借りる側の目線で考えてくださるので有り難かったです。 気さくな不動産屋さんで、 希望もお願いしやすく助かりました。

F
ご利用者F様Googleマップの口コミより一部抜粋
 

※Googleマップに投稿された口コミの一部を、 意味を変えない範囲で抜粋・匿名化して掲載しています。 口コミは個人の感想です。

LINEで事前相談

 

電話で相談する

tel:0862393296

 

 

株式会社ミニクルホーム

住所:岡山県岡山市北区奉還町二丁目19番14号

電話番号:

tel:0862393296

不動産探し・お部屋探しでのご相談はこちらからどうぞ

岡山県知事(3)第5473号

会社概要

株式会社ミニクルホーム

業務内容:

売買仲介・賃貸仲介・管理・賃貸空室対策コンサルタント・内装リフォーム保険代理店 

住所:岡山県岡山市北区奉還町二丁目19番14号

JR岡山駅西口徒歩7分

FAX  :086-239-3323

メールアドレス:minikuru@bc.wakwak.com

しかける賃貸満室マン 城井 仁 (しろい ひとし)

LINEで事前診断

tel:0862393296

LINEで事前診断

0 0 votes
Article Rating