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「60代になっただけで賃貸審査に落ちてしまった」

「70代の一人暮らしでは、アパートを借りるのは難しいと言われた」

「年金や生活保護で家賃は支払えるのに、なぜ断られるの?」

岡山市で60代・70代以上の方が部屋を探すとき、このような壁にぶつかることがあります。

結論からお伝えすると、年齢だけを理由に、すべての賃貸物件を借りられなくなるわけではありません。

しかし、高齢の方の一人暮らしでは、大家さんや管理会社が、家賃の支払い以外にも、孤独死、緊急時の対応、保証人、退去時の荷物などを心配することがあります。

大切なのは、「高齢者でも入居できますか?」とだけ問い合わせるのではなく、大家さんが不安に思う点を理解し、安心材料を準備してから申し込むことです。

この記事では、岡山市で高齢者・生活保護・保証人なしの部屋探しをお手伝いしているミニクルホームが、高齢者が賃貸審査に落ちやすい理由と、大家さんの不安を減らす具体的な対策を解説します。

この記事の結論

  • 60代・70代という年齢だけで必ず審査に落ちるわけではない
  • 大家さんが最も心配しやすいのは、室内での死亡事故や発見の遅れ
  • 保証人よりも緊急連絡先が問題になる場合がある
  • 年金額や生活保護費に対して、家賃が高すぎると審査が難しくなる
  • 見守り、支援者、緊急連絡先を整えると相談しやすくなる
  • 高齢者の入居実績がある物件へ絞ることが重要
  • 1階やエレベーター付きなど、長く暮らせる物件を選ぶ

60代・70代以上というだけで賃貸審査に落ちる?

賃貸審査の基準は、大家さん、管理会社、保証会社によって異なります。

「60歳を超えたら借りられない」「70歳以上は契約できない」という共通のルールがあるわけではありません。

実際には、年齢そのものよりも、次の条件を総合的に確認されます。

  • 毎月の家賃を無理なく支払えるか
  • 家賃保証会社の審査に通るか
  • 緊急連絡先がいるか
  • 本人と定期的に連絡を取る人がいるか
  • 健康状態や一人暮らしに大きな不安がないか
  • 入居中に困ったときの相談先があるか
  • 死亡・入院・退去時に対応できる人がいるか

特に、単身の70代・80代の方や、親族と疎遠な方、緊急連絡先がいない方は、確認項目が増える傾向があります。

大家さんが高齢者の入居を不安に感じる理由

国土交通政策研究所の資料では、大家さん等の約7割が高齢者の入居に拒否感を持ち、その主な理由として「居室内での死亡事故等に対する不安」が約9割を占めると紹介されています。

高齢者の方を嫌っているというより、万が一のときに誰が何をするのか分からないことが、大家さんの不安につながっています。

不安1.孤独死や室内事故の発見が遅れること

大家さんが最も心配しやすいのが、一人暮らしの方が室内で亡くなり、発見まで時間がかかることです。

発見が遅れると、次のような問題が起こる可能性があります。

  • 室内の特殊清掃が必要になる
  • 床や壁などの修繕が必要になる
  • 臭いや害虫が周辺の部屋へ影響する
  • 次の入居者募集に時間がかかる
  • 近隣住民への説明や対応が必要になる

国土交通省のガイドラインでは、病死や老衰などの自然死、日常生活上の不慮の事故による死亡は、原則として必ず告知しなければならないものではないと整理されています。

ただし、発見が遅れて特殊清掃や大規模な修繕が必要になった場合は、大家さんの負担が大きくなるため、見守り体制の有無が重視されます。

不安2.緊急時に連絡できる人がいないこと

高齢者の賃貸審査では、連帯保証人よりも緊急連絡先が問題になることがあります。

大家さんや管理会社が確認したいのは、次のような場面で連絡できる人です。

  • 本人と連絡が取れない
  • 救急搬送された
  • 長期間姿を見かけない
  • 入院して部屋へ戻れない
  • 認知症などで契約手続きが難しくなった
  • 死亡後に契約や荷物の対応が必要になった

「保証会社を使うから誰もいなくて大丈夫」とは限りません。

家賃保証会社が家賃を保証しても、病気や死亡時の対応まで行うとは限らないからです。

不安3.年金や生活保護費に対して家賃が高いこと

年金や生活保護は継続的な収入として説明できます。

しかし、受給額に対して家賃や共益費が高すぎる場合は、入居後に生活費が不足し、家賃滞納につながるのではないかと心配されます。

家賃だけでなく、次の費用を含めて確認する必要があります。

  • 共益費・管理費
  • 定額水道料
  • 保証会社の月額料金
  • 24時間サポート費用
  • 駐車場代
  • 町内会費

生活保護を受給している場合は、住宅扶助の上限と自己負担額を、物件申し込み前に担当ケースワーカーへ確認しましょう。

不安4.体調が急変したときに対応できないこと

現在は元気でも、年齢とともに病気、転倒、入院などの可能性が高くなることを、大家さんが心配する場合があります。

特に、次のような物件は長期居住に不安を感じられることがあります。

  • エレベーターのない2階以上
  • 室内に大きな段差がある
  • 病院やバス停から遠い
  • 買い物できる場所が近くにない
  • 浴室や階段に手すりがない

無理のある物件を選ぶと、短期間で再度引っ越しが必要になる可能性があります。

不安5.認知症や近隣トラブルへの不安

年齢だけで認知症やトラブルを決めつけることはできません。

しかし、管理会社によっては、次のような問題を心配することがあります。

  • 契約内容を理解できるか
  • 火の消し忘れが起こらないか
  • ゴミ出しのルールを守れるか
  • 同じ問い合わせを何度も繰り返さないか
  • 近隣住民とトラブルにならないか

医療、介護、地域包括支援センターなどの支援につながっている場合は、その支援体制を説明することで安心材料になることがあります。

不安6.死亡後の契約解除や残置物処理

単身高齢者が亡くなった場合、賃貸借契約がその場で自動的にすべて終了するとは限りません。

室内に残された家具、家電、衣類、書類などを誰が処分するのか分からないと、次の募集を始められないことがあります。

国土交通省と法務省は、単身高齢者が亡くなった後の賃貸借契約の解除や残置物処理を円滑にするため、「残置物の処理等に関するモデル契約条項」を公表しています。

利用が義務付けられているわけではありませんが、身寄りが少ない方は、死後の事務や荷物の対応を相談しておくことで、大家さんの不安を軽減できる場合があります。

不安7.長期間住み続けられる物件か

大家さんとしても、入居後すぐに体調や階段の問題で退去になることは避けたいと考えます。

高齢者の部屋探しでは、現在の生活だけでなく、5年後、10年後も住み続けられるかを確認することが大切です。

大家さんの不安と具体的な対策

大家さんの不安 入居希望者ができる対策
孤独死・発見の遅れ 見守りサービス、定期連絡、訪問支援を準備する
緊急時の連絡先 親族・友人・支援者など、相談できる相手を整理する
家賃滞納 年金額・住宅扶助額に対して無理のない家賃を選ぶ
健康状態の変化 通院先、介護・医療・福祉の相談先を説明する
死亡後の残置物 死後事務や残置物処理について相談しておく
階段や転倒 1階、エレベーター付き、段差の少ない物件を選ぶ
一人暮らしの孤立 地域包括支援センターや居住支援法人へつながる

高齢者が賃貸審査に通りやすくする8つの対策

対策1.高齢者の入居実績がある物件に絞る

最も重要なのは、高齢者の受け入れを相談できる物件へ申し込むことです。

一般的な物件へ手当たり次第に申し込むより、次の条件が確認できる物件へ絞ります。

  • 高齢者の入居実績がある
  • シニア相談可とされている
  • 保証会社を利用できる
  • 見守りサービスを導入できる
  • 緊急連絡先の条件を事前に確認できる
  • 大家さんへ入居条件を説明できる

内見後に断られることを防ぐため、内見前に年齢や世帯状況を管理会社へ伝えてもらいましょう。

対策2.収入に対して無理のない家賃を選ぶ

年金や生活保護を受給していても、家賃が高すぎれば審査は難しくなります。

家賃を抑えることで、次のメリットがあります。

  • 家賃滞納への不安を軽減できる
  • 生活費を確保しやすくなる
  • 保証会社の審査へ進みやすくなる
  • 長期間住み続けやすくなる

年金通知書、通帳、生活保護受給証明書など、継続的な収入を確認できる書類を準備しておきましょう。

対策3.保証会社を利用する

個人の連帯保証人を立てられない場合でも、家賃保証会社を利用することで相談できる物件があります。

ただし、保証会社にも審査があります。

主に確認されるのは、次の項目です。

  • 本人確認
  • 年金や生活保護などの収入
  • 家賃とのバランス
  • 過去の家賃滞納
  • 緊急連絡先
  • 申込内容の正確性

保証会社は物件ごとに指定されることが多いため、以前の家賃滞納がある方は、過去に利用した保証会社を不動産会社へ伝えてください。

対策4.緊急連絡先を早めに整理する

親族がいない場合でも、保証会社や管理会社によっては、友人、知人、支援者などを相談できる場合があります。

ただし、誰でも認められるわけではありません。

次の情報を整理しておきましょう。

  • 氏名
  • 住所
  • 電話番号
  • 本人との関係
  • 年齢
  • 事前に承諾を得ているか

緊急連絡先がまったくいない場合は、申込後ではなく、物件を探す前に不動産会社へ伝えることが重要です。

対策5.見守りサービスを利用する

単身高齢者の場合は、見守りサービスが大きな安心材料になることがあります。

例えば、次のような方法があります。

  • 定期的な電話確認
  • 訪問型の見守り
  • 電気・ガス・水道の使用状況による確認
  • 人感センサー
  • 緊急通報ボタン
  • 警備会社の見守りサービス
  • 郵便・宅配事業者などによる見守り

サービス内容と費用は事業者によって異なります。

大家さんへは、「見守りを利用する予定です」と具体的に説明できるほうが安心につながります。

対策6.医療・介護・福祉の支援体制を伝える

体調に不安がある方は、支援を受けていることを必要な範囲で説明します。

  • 定期的に通院している
  • 訪問看護を利用している
  • ケアマネジャーがいる
  • ヘルパーが定期訪問している
  • 地域包括支援センターへ相談している
  • ケースワーカーや支援員がいる

病名や詳しい医療情報を、必要以上に申告する必要はありません。

重要なのは、困ったときに一人で抱え込まず、相談できる支援体制があることです。

対策7.1階・エレベーター付きの物件を優先する

現在は階段を利用できても、将来的に負担が大きくなる可能性があります。

高齢者の部屋探しでは、次の条件を確認しましょう。

  • 1階またはエレベーター付き
  • 玄関や室内の段差が少ない
  • 浴室やトイレに手すりを設置できる
  • 病院や薬局へ通いやすい
  • スーパーやバス停が近い
  • ゴミ出しをしやすい

長く安全に住める物件を選ぶことは、本人だけでなく、大家さんの安心にもつながります。

対策8.不利な事情も最初から正確に伝える

次のような事情を隠して申し込むと、審査途中で話が止まることがあります。

  • 年齢
  • 生活保護を受給していること
  • 過去の家賃滞納
  • 保証人がいないこと
  • 緊急連絡先がいないこと
  • 現在の健康状態で配慮が必要なこと
  • 退去を急いでいる事情

事情を正確に伝えることで、不動産会社が相談可能な大家さんや保証会社を選びやすくなります。

高齢者の審査前チェックリスト

  • 年金額や生活保護の受給状況を説明できる
  • 家賃と毎月の総額を確認した
  • 本人確認書類を準備した
  • 年金通知書・受給証明書などを準備した
  • 保証人の有無を整理した
  • 緊急連絡先へ承諾を得た
  • 定期的に連絡を取る人がいる
  • 医療・介護・福祉の相談先がある
  • 見守りサービスを検討した
  • 1階またはエレベーター付き物件を検討した
  • 過去の家賃滞納を不動産会社へ伝えた
  • 高齢者を相談できる物件か事前確認した

審査に落ちたときに見直すポイント

賃貸審査に落ちても、岡山市内のすべての物件を借りられないと決まったわけではありません。

確認項目 見直し方
家賃 現在より低い家賃帯へ変更する
大家さん 高齢者の入居実績がある物件を選ぶ
保証会社 別の保証会社を使う物件を検討する
緊急連絡先 親族以外を相談できるか確認する
見守り 定期連絡やセンサーの導入を検討する
物件条件 地域、築年数、設備の希望を広げる

岡山市で高齢者が部屋を探す基本的な流れ

  1. 年金・生活保護・預貯金など、家賃の支払方法を整理する
  2. 保証人と緊急連絡先の有無を確認する
  3. 見守り・医療・福祉の支援体制を整理する
  4. 高齢者の賃貸相談に対応する不動産会社へ連絡する
  5. 内見前に大家さんと管理会社へ事前確認してもらう
  6. 1階・交通・病院・買い物環境を確認する
  7. 申込書と必要書類を正確に提出する
  8. 保証会社や管理会社からの電話へ対応する
  9. 契約内容と毎月の費用を確認する
  10. 入居後の見守り・緊急連絡体制を整える

高齢者の住まいで利用を検討できる支援

高齢者は、住宅セーフティネット法上の住宅確保要配慮者に含まれます。

岡山市でも、住宅確保要配慮者の入居を拒まないセーフティネット住宅や、居住支援法人等と連携して見守りや福祉サービスへの接続を行う居住サポート住宅の制度が案内されています。

また、岡山県が指定する居住支援法人では、法人ごとに次のような支援を行っています。

  • 賃貸住宅に関する情報提供
  • 入居相談
  • 不動産会社や大家さんとの調整
  • 家賃債務保証に関する支援
  • 電話・訪問による見守り
  • 生活相談

支援対象、地域、料金、対応内容は法人ごとに異なります。

健康、介護、見守りなどの生活面に不安がある場合は、岡山市の地域包括支援センターへ相談する方法もあります。

よくある質問

60代でも賃貸審査に落ちることはありますか?

あります。ただし、年齢だけではなく、家賃、収入、保証会社、緊急連絡先、大家さんの受け入れ条件などを総合的に判断されます。

70代で一人暮らしでもアパートを借りられますか?

借りられる可能性はあります。高齢者の入居実績があり、保証会社、緊急連絡先、見守り体制などの条件が合う物件へ申し込むことが重要です。

年金だけでも賃貸審査に通りますか?

年金は継続的な収入として説明できます。年金額に対して家賃が無理のない金額かどうかが重要です。

生活保護の高齢者でも賃貸を借りられますか?

住宅扶助の範囲内で、生活保護受給者を相談できる大家さんと保証会社の物件であれば、借りられる可能性があります。

保証人がいなくても借りられますか?

家賃保証会社を利用することで、個人の連帯保証人なしで相談できる物件があります。ただし、緊急連絡先を求められる場合があります。

緊急連絡先が親族でなくても大丈夫ですか?

保証会社や管理会社によって異なります。友人、知人、支援者などを相談できる場合もありますが、申し込み前の確認が必要です。

見守りサービスを利用すれば必ず審査に通りますか?

必ず通るわけではありません。ただし、孤独死や発見遅延への大家さんの不安を軽減する材料になることがあります。

大家さんへ病気をすべて伝える必要がありますか?

必要以上に詳しい病名や医療情報を伝える必要はありません。ただし、入居や日常生活で特別な配慮が必要な場合は、必要な範囲で正確に伝えることが大切です。

高齢者は1階の物件を選んだほうがよいですか?

足腰、通院、買い物、将来の生活を考えると、1階またはエレベーター付き物件が適している場合があります。

まとめ|大家さんの不安を減らす準備が重要

岡山市の60代・70代以上の高齢者でも、条件を整えれば賃貸住宅を借りられる可能性があります。

審査に落ちる原因は、年齢だけではありません。

大家さんが心配しているのは、主に次の点です。

  • 孤独死や室内事故の発見が遅れること
  • 緊急時に連絡できる人がいないこと
  • 家賃の支払いが継続できるか
  • 健康状態が変化したときの対応
  • 死亡後の契約解除や残置物処理
  • 長期間安全に暮らせる物件か

審査へ進みやすくするためには、家賃を抑えるだけでなく、緊急連絡先、保証会社、見守り、医療・福祉の支援体制まで整理することが重要です。

一度断られても、岡山市内のすべての物件を借りられないと決まったわけではありません。

同じ条件で申し込みを繰り返すのではなく、大家さんが不安に思った原因を整理して、相談可能な物件へ申し込みましょう。

岡山市の高齢者住まい相談窓口

60代・70代以上・保証人なしの部屋探し相談

ミニクルホームでは、岡山市北区・中区・南区・東区を中心に、60代・70代・80代の方、年金暮らし、生活保護、保証人なし、緊急連絡先や賃貸審査に不安がある方の部屋探しをお手伝いしています。

「年齢を理由に断られた」「一人暮らしを心配された」「身内がいない」「1階の物件へ住み替えたい」という方も、現在の状況を整理しながら、相談可能な物件を確認します。

株式会社ミニクルホーム
岡山県知事(3)第5473号

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