「病気のことを話したら、断られるのではないか」
「前に不動産屋さんで、いやな思いをしたことがある」
「人と話すのが苦手で、お店に行くこと自体がつらい」
精神疾患やこころの不調を抱えながらお部屋を探すとき、多くの方がこうした不安を感じています。お部屋探しそのものより、「どこに相談すればいいのか」「どう話せばいいのか」で立ち止まってしまう方も少なくありません。
まずお伝えしたいのは、病気があることは、部屋を借りられない理由にはならないということです。そして、お部屋探しがうまく進むかどうかは、相談する不動産会社選びで大きく変わります。
この記事では、岡山市で精神疾患のある方が、安心して相談できる不動産会社を見つけるためのポイントと、相談の仕方をまとめました。
この記事でわかること
- 知っておきたい「合理的配慮」のこと
- 相談しやすい不動産会社の見分け方
- 病気のことを「どこまで」伝えるかの考え方
- 最初の問い合わせの文例(LINE・メール)
- 一緒に動いてくれる支援者・相談先
入居審査で気をつけたいことは精神疾患のある方の部屋探しと審査の記事でまとめています。この記事では「どの不動産会社に、どう相談するか」に絞ってお伝えします。
知っておきたい「合理的配慮」のこと
障害を理由とする差別の解消を目的とした障害者差別解消法では、精神障害も対象に含まれています。この法律の改正により、2024年4月1日から、民間の事業者にも「合理的配慮の提供」が義務になりました。不動産会社も対象です。
- 不当な差別的取扱いの禁止:正当な理由なく、障害があることだけを理由に対応を断ったり、条件を悪くしたりすること
- 合理的配慮の提供:障害のある方から配慮を求められたとき、負担が重すぎない範囲で、必要な配慮を行うこと
たとえば、「説明をゆっくりしてほしい」「電話ではなくLINEやメールでやりとりしたい」「支援者に同席してもらいたい」といったお願いは、遠慮せずに伝えてよいことです。
ただし、この法律があるからといって、入居審査に必ず通るわけではありません。審査は保証会社や大家さんが、家賃の支払いの見通しなどをもとに判断します。大切なのは、話を聞いて、一緒に方法を考えてくれる不動産会社に出会うことです。
相談しやすい不動産会社の見分け方
次のようなポイントを目安にしてみてください。
| チェックポイント | 確認の仕方 |
|---|---|
| 審査に不安がある方の相談を受け付けているか | ホームページやブログで、障害のある方、生活保護を受けている方、保証人がいない方などの相談について書いているか |
| 電話以外の連絡手段があるか | LINEやメール、問い合わせフォームで相談できるか |
| 支援者の同席を受け入れてくれるか | 家族や相談支援専門員、ケースワーカーなどと一緒に相談してよいか |
| 取り扱っている保証会社の種類が多いか | 審査の仕組みが違う保証会社を使う物件を、いくつか提案できるか |
| 説明がていねいか | 契約の内容や費用を、わかるまで説明してくれるか。書面で残してくれるか |
| 個人情報の扱いを説明してくれるか | 伝えた病気のことを、誰に、どこまで伝えるのかを確認してくれるか |
こんな対応には注意
- 話を最後まで聞かずに「うちでは難しいですね」と終わらせる
- 病気のことを、必要以上に詳しく聞き出そうとする
- 本人の了承なく、家族や他の人に病気のことを話す
- 契約を急かす、費用の説明があいまい
一度いやな思いをしても、それはその会社との相性の問題であることが少なくありません。相談先を変えることは、決して悪いことではありません。
病気のことを「どこまで」伝えるか
「病気のことを話したほうがいいのか」は、多くの方が迷うところです。
伝えるかどうかは、自分で決めてよい
病名や診断名、通院の内容などを、すべて伝えなければならないわけではありません。どこまで伝えるかは、ご本人が決めてよいことです。
ただし、次のような情報は、不動産会社に伝えておくと、お部屋探しがスムーズになることがあります。
- 収入の種類:給与、障害年金、生活保護など(審査で確認されるため)
- 住まいに必要な配慮:「静かな環境がよい」「通院先に近いほうがよい」「人の出入りが少ない建物がよい」など
- やりとりの配慮:「電話が苦手なのでLINEで」「説明は書面でほしい」など
- 支援者の有無:相談支援専門員、訪問看護、ケースワーカーなど、見守りや相談の体制があること
とくに支援者がいることは、大家さんにとって「困ったときに相談できる人がいる」という安心材料になることがあります。
事実と違うことは書かない
伝える範囲は自分で決めてよい一方で、申込書に収入や勤務先など、事実と違うことを書くのは避けてください。後で契約上の問題になるおそれがあります。
最初の問い合わせの文例
お店に行く前に、LINEやメールで一度問い合わせてみると、相手の対応の雰囲気がわかります。次のような文例を参考にしてください。
文例1:まず相談できるか確認したいとき
はじめまして。岡山市内で一人暮らしの部屋を探しています。精神疾患があり通院中です。収入は障害年金と〇〇(パート収入など)です。このような状況でも、お部屋探しの相談にのっていただけますか。電話が苦手なので、LINEでやりとりできると助かります。
文例2:支援者と一緒に相談したいとき
お部屋探しの相談をしたいです。相談支援専門員(または家族)に同席してもらいたいのですが、可能でしょうか。希望の家賃は〇万円くらいで、〇〇病院に通いやすい場所を探しています。
病名を書く必要はありません。「伝えておきたいこと」と「お願いしたい配慮」が伝われば十分です。返信の早さや言葉づかい、内容のていねいさで、相談しやすい会社かどうかの判断材料にもなります。
一緒に動いてくれる支援者・相談先
お部屋探しは、ひとりで抱え込まなくて大丈夫です。次のような支援者や相談先があります。
| 相談先 | こんなときに |
|---|---|
| 通院先のソーシャルワーカー(精神保健福祉士など) | 住まいのことを含めて、生活全体の相談をしたい |
| 相談支援事業所(相談支援専門員) | 障害福祉サービスを利用している、または利用を考えている |
| 福祉事務所(ケースワーカー) | 生活保護を受けている |
| 岡山県居住支援協議会の相談窓口 | 障害のある方など、住まい探しに配慮が必要な方の相談先を知りたい |
| 不動産会社 | 具体的な物件を探したい、大家さんや保証会社との調整をお願いしたい |
支援者と不動産会社が連携できると、入居後に困ったことがあったときにも相談しやすくなります。
生活保護を受けている方へ
生活保護を受けている方は、担当のケースワーカーに、転居の相談とあわせて「どんな不動産会社に相談すればいいか」も聞いてみてください。ケースワーカーは、住まいの安定を一緒に考えてくれるパートナーです。家賃は住宅扶助の上限の範囲内(岡山市の単身世帯でおおむね37,000円が目安。正確な金額は福祉事務所にご確認ください)で探し、契約はケースワーカーの了承を得てから行いましょう。家賃を福祉事務所から大家さんへ直接支払う代理納付を利用すると、大家さんの安心材料になることもあります(詳しくは代理納付の記事)。
よくある質問
Q. 病気のことを伝えたら、審査に落ちますか?
病気があることだけで審査の結果が決まるわけではありません。審査では主に、家賃の支払いの見通しなどが確認されます。どこまで伝えるかはご本人が決めてよいことですが、伝えたうえで一緒に方法を考えてくれる不動産会社を選ぶと安心です。
Q. 不動産会社に行くのが不安です。
最初はLINEやメールでの問い合わせから始めても大丈夫です。お店に行く場合も、家族や支援者に同行してもらう、人の少ない時間を選ぶ、などの工夫ができます。
Q. 障害年金だけの収入でも借りられますか?
障害年金は継続的な収入として見てもらえることがあります。家賃と収入のバランスや、保証会社の選び方によって変わるため、収入の内容を伝えて相談してみてください。
Q. 過去に不動産会社で断られたことがあります。
その会社の取り扱う物件や保証会社の種類、対応の経験によるところも大きいです。相談先を変えることで、状況が変わることは少なくありません。
Q. 伝えた病気のことを、大家さんに知られたくありません。
伝える範囲はご本人が決めてよいことです。不動産会社に相談するときに、「この情報は大家さんには伝えないでほしい」「必要な場合は事前に相談してほしい」と伝えておきましょう。
まとめ|「話を聞いてくれる会社」を選ぶことが近道
- 2024年4月から、不動産会社を含む事業者に合理的配慮の提供が義務になった。配慮のお願いは遠慮せず伝えてよい
- 相談しやすい会社は、電話以外の連絡手段・支援者の同席・保証会社の選択肢・ていねいな説明・個人情報の配慮が目安
- 病気のことはどこまで伝えるか自分で決めてよい。ただし申込書に事実と違うことは書かない
- 最初はLINEやメールで問い合わせて、対応を見てみる
- 支援者と一緒に動くと、入居後も安心
最後に
住まいを探すことは、それだけで心と体に負担のかかることです。調子の波がある中で、無理に急ぐ必要はありません。体調のよいときに少しずつ進めたり、支援者の力を借りたりしながら、あなたが安心して暮らせる場所を探していきましょう。つらい気持ちが強いときは、まず通院先や身近な支援者に相談してください。
お部屋探しのご相談、LINEからでも大丈夫です
ミニクルホームでは、岡山市で精神疾患やこころの不調を抱える方のお部屋探しのご相談をお受けしています。電話が苦手な方はLINEでのやりとりもできます。ご家族や支援者の方の同席も歓迎しています。伝えていただいたことは、ご本人の了承なく大家さんなどに伝えることはありません。ご状況をお聞きしながら、合いそうな物件や保証会社を一緒に考えます。
LINEで相談する 電話で相談する(086-239-3296)
営業時間 10:00〜18:00/定休日 水曜日・不定休
ご相談は無料です。無理なご提案はいたしません。
※審査の可否は保証会社・大家さんが判断するものであり、当社が審査結果を保証することはできません。医療や障害福祉サービスに関するご相談は、通院先や相談支援事業所などの専門機関にご相談ください。障害者差別解消法など法律に関する判断が必要な場合は、弁護士などの専門家にご相談ください。
会社情報
| 会社名 | 株式会社ミニクルホーム |
|---|---|
| 代表者 | 城井 仁 |
| 所在地 | 〒700-0026 岡山県岡山市北区奉還町二丁目19番14号(JR岡山駅西口 徒歩7分) |
| 電話 | 086-239-3296 |
| LINE | 友だち追加はこちら |
| 営業時間 | 10:00〜18:00(定休日:水曜日・不定休・GW・年末年始) |
| 免許 | 宅地建物取引業 岡山県知事(3)第5473号 |
| 対応エリア | 岡山市(北区・中区・南区・東区)、倉敷市、玉野市、瀬戸内市、備前市、総社市 |
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Googleマップへ寄せられたミニクルホームのお客様の声を、 プライバシーに配慮して一部抜粋・匿名化してご紹介します。
※Googleマップに投稿された口コミの一部を、 意味を変えない範囲で抜粋・匿名化して掲載しています。 口コミは個人の感想です。
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