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空室が続いている。

でも、入ってくる問い合わせは、生活保護を受けている方や、ひとり暮らしの高齢の方からのものが多い。

「受け入れたい気持ちはある。ただ、何かあったときに自分で対応できる自信がない」

岡山市内のオーナー様から、こうしたご相談をいただくことが増えました。

決めきれない理由は、たいてい「入居者の方」ではなく、その後を誰が見てくれるのか分からないことにあります。家賃はきちんと入るのか、体調を崩されたときに気づけるのか、退去のときはどうなるのか。ここが見えないままだと、判断のしようがありません。

だからこそ、管理会社選びが効いてきます。

結論から言うと、生活保護や高齢の方の入居対応は、管理会社によって対応できる範囲が大きく違います。管理料の安さではなく「実務をどこまで代われるか」で選ぶのが安全です。

この記事では、岡山で管理を任せる会社を選ぶとき、契約前に聞いておきたい5つの質問を整理します。ミニクルホームを選んでくださいという話ではなく、どこにお願いするにしても確認しておいた方がいい項目としてまとめました。

管理会社は「どこも同じ」ではありません

賃貸管理の仕事は、募集・契約・家賃の集金・入居中の対応・退去精算と、外から見ると同じように見えます。

ただ、生活保護を受けている方や、単身で高齢の方の入居が絡むと、必要になる実務が一気に増えます。

  • 福祉事務所への確認や書類のやりとりが発生する
  • 家賃の入金経路が通常と異なる場合がある(代理納付)
  • 連帯保証人や緊急連絡先を立てられないケースがある
  • 入居後の連絡手段を、あらかじめ設計しておく必要がある
  • 退去のとき、荷物の扱いをどうするか事前に決めておく必要がある

これらは「やったことがあるかどうか」で対応スピードがまったく変わる領域です。

経験がない会社が悪いわけではありません。ただ、初めての対応だと、福祉事務所に何を聞けばいいのか、どの書類がいつ必要になるのかが分からず、申込から契約までに時間がかかって、その間に入居希望者の方が別の物件に決まってしまうことがあります。

空室対策として受け入れを始めるなら、ここは事前に確認しておきたいところです。

判断の軸は「管理料の差」ではなく「手間の差」

管理料は、一般的に家賃の5%前後が目安と言われますが、会社や契約内容によって幅があります。

仮に家賃4万円の部屋で管理料が1%違っても、月400円です。

一方で、入居対応に不慣れな会社にお願いした結果、募集が1か月長引けば4万円の損失になります。滞納の相談に動いてもらえず、オーナー様ご自身が福祉事務所に電話をかけることになれば、金額に表れない負担がかかります。

比べるべきは、パーセンテージではなく「自分の手元にどれだけ仕事が残るか」です。

質問1|代理納付の実務経験はどれくらいありますか?

まず聞いていただきたいのが、これです。

代理納付とは、生活保護費のうち住宅扶助にあたる部分を、受給されているご本人を経由せず、福祉事務所から家主側へ直接支払ってもらう仕組みのことです。

大家さんにとっては、家賃回収の不確実性がかなり下がる仕組みになります。

ただし、注意点があります。

  • 代理納付にするかどうかを決めるのは福祉事務所です。大家や管理会社が決められるものではありません
  • 申請や手続きには、入居される方ご本人とケースワーカーのやりとりが必要です
  • 共益費・駐車場代・水道代など、住宅扶助の対象外になる費用は代理納付に含まれないことがあります

つまり「代理納付にしたので家賃は100%確実です」という説明をする会社があれば、それは正確ではありません。

確認したい聞き方

「代理納付になった入居者さんの管理実績はありますか? どのくらいの件数でしょうか」
「福祉事務所への手続きは、御社でどこまで動いてもらえますか?」

経験がある会社なら、手続きの流れと、代理納付にできないケースの両方をその場で説明できます。ここがすらすら出てくるかどうかが、一つの目安になります。

質問2|福祉事務所やケースワーカーと直接やりとりできますか?

生活保護を受けている方の入居では、ケースワーカーという担当者が付きます。

ケースワーカーは、審査をして許可を出す「関門」ではありません。住まいが安定することはご本人の生活の土台になるので、大家さん側にとっても、同じ方向を向いて動いてくれる相談相手です。

とはいえ、大家さんが直接電話をかけるのは、正直ハードルが高いと思います。何をどこまで話していいのか、個人情報の線引きも分かりにくい。

そこを管理会社が引き受けられるかどうかで、負担がかなり変わります。

実際にやりとりが発生する場面

  • 契約前:家賃が住宅扶助の範囲に収まるかの確認、転居の承認
  • 契約時:契約書の写しの提出、代理納付の手続き
  • 入居中:家賃の入金が確認できないとき、連絡が取れないとき
  • 退去時:転居先の相談、退去日の調整

岡山市の場合、福祉事務所は各区の保健福祉センターに置かれています。区が変われば担当も変わるので、市内の各区で対応した経験があるかどうかも聞いておくと安心です。

確認したい聞き方

「入居後に家賃の入金が確認できなかった場合、御社から福祉事務所に連絡していただけますか?」

「オーナー様からお願いします」と言われる会社もあります。それが悪いということではなく、契約前に分かっているかどうかが大事です。

質問3|保証人なし・緊急連絡先なしの申込にどう対応していますか?

「保証人がいない」と聞くと不安になりますが、少し分解して考えると整理しやすくなります。

これまで連帯保証人が担っていた役割は、大きく3つです。

  1. 家賃の保証(払われなかったときの回収)
  2. 緊急時の連絡先(体調不良・事故・災害のとき)
  3. 退去や残置物の対応(荷物の引き取り、解約の意思確認)

このうち1つ目は、家賃保証会社で代替できます。2つ目と3つ目は、保証会社では埋まりきらないことがあり、ここをどう設計するかが管理会社の腕の見せどころです。

  • 支援機関や居住支援法人が関わっている場合は、そこが窓口になれることがある
  • 見守りサービスや緊急通報の仕組みを併用する
  • 残置物の扱いについて、契約時に取り決めをしておく(国土交通省が示しているモデル契約条項があります)

確認したい聞き方

「保証人が立てられない申込のとき、緊急連絡先の代わりに何を用意していますか?」
「提携している保証会社は何社ありますか? 生活保護を受けている方でも利用できる会社はありますか?」

保証会社は会社ごとに審査の考え方が異なります。複数社と提携している管理会社の方が、通る選択肢が広いという違いは実務上あります。

質問4|入居後、どこまで見てくれますか?

管理委託でいちばん差が出るのが、ここです。

契約が終わったあと、次に管理会社と話すのが「退去のとき」だけ、という会社もあります。一方で、月に一度は建物を見に行き、郵便受けの様子や電気メーターを確認している会社もあります。

単身で高齢の方が入居されている場合、この差は小さくありません。

具体的に聞いておきたい項目

  • 巡回はどのくらいの頻度で行っていますか
  • 入居者から連絡が来るのは平日日中だけですか、夜間や休日はどうなりますか
  • 近隣から苦情が入ったとき、最初に動くのは御社ですか、オーナーですか
  • 家賃の入金確認は何日締めで、遅れたときの初動はどうなりますか

「何かあったらご連絡します」だけだと、何かある前に気づく仕組みがないということになります。

ここは、生活保護かどうかに関係なく、すべての入居者に共通する管理品質の話です。

質問5|退去のとき、原状回復と残置物はどう進めますか?

退去は、いちばんトラブルになりやすい場面です。

原状回復の費用負担は、国土交通省のガイドラインをもとに、通常損耗・経年変化は貸主負担、故意過失によるものは借主負担、という考え方が基本になります。ただし、実際の線引きは物件の状態や契約内容によって変わります。

生活保護を受けている方の場合、退去にかかる費用のうち、どこまでが扶助の対象になるかはケースによって異なります。一律に決まっているものではないので、事前に福祉事務所へ確認するという流れが必要です。

残置物についても、契約時に取り決めがあるかどうかで、その後の手間がまったく違います。

確認したい聞き方

「原状回復の見積もりは、どういう基準で作っていますか?」
「入居者の方と負担区分で意見が分かれたとき、御社はどう間に入りますか?」

ここで大事なのは、管理会社は貸主・借主どちらの代理人でもないという前提です。

不動産会社は、法律上の判断を下したり、交渉の代理人になったりすることはできません。できるのは、ガイドラインや契約内容にもとづいて事実を整理し、双方に説明することまでです。

「うちに任せてもらえれば全部押さえ込みます」というような説明があった場合は、いったん立ち止まった方がいいと思います。

岡山で管理会社を切り替えるときの流れ

すでにどこかに管理をお願いしている場合でも、切り替えは可能です。

一般的な流れは、次のようになります。

  1. 現在の管理委託契約書を確認する(解約予告の期間、多くは1〜3か月前)
  2. 新しい管理会社に、物件の状況・入居者の状況を伝えて条件を確認する
  3. 解約を通知する
  4. 入居者の方へ、管理会社が変わることと新しい振込先を案内する
  5. 敷金・鍵・契約書類・入居者情報の引き継ぎを行う

入居者の方への案内が最も大事な工程です。ここが雑だと、振込先が分からず家賃が遅れる、連絡先が分からず不安になる、といったことが起きます。

代理納付になっている入居者がいる場合は、福祉事務所への振込先変更の連絡も必要になります。この段取りができるかどうかも、確認しておきたいところです。

具体例|家賃4万円・空室4か月の物件で考えてみる

岡山市内でよくある、単身向け・家賃4万円のアパートを例にします。

  • 空室が4か月続いた場合の減収:4万円 × 4か月 = 16万円
  • 家賃を3千円下げて埋めた場合:年間の減収は3万6千円、5年入居なら18万円
  • 入居ターゲットを広げ、1か月で決まった場合:減収は4万円にとどまる

岡山市(2級地-1)の単身世帯の住宅扶助は、おおむね月37,000円が上限の目安とされています。

家賃4万円の部屋をそのままでは扶助の範囲に収めにくいのですが、共益費や駐車場代の設定を見直すことで、募集の幅が広がる場合があります。この組み立てを提案できるかどうかも、管理会社の力量が出るところです。

※金額はいずれも試算です。住宅扶助の上限額や取り扱いは世帯人数・地域・年度によって変わりますので、必ず岡山市の福祉事務所(各区の保健福祉センター)でご確認ください

注意しておきたいこと

最後に、選ぶ側として気をつけたい点を3つだけ。

「絶対に埋まります」と言う会社は慎重に
空室が埋まるかどうかは、立地・家賃・設備・時期で変わります。断言できるものではありません。

管理料の安さだけで決めない
安い分、対応範囲が狭いことがあります。何が含まれていて、何が別料金なのかを一覧で出してもらってください。

入居者を属性で分けるような説明をする会社は避ける
「あの手の人は入れない方がいい」といった説明の仕方をする会社は、入居者に対しても同じ態度で接している可能性があります。それは結果的に、退去やトラブルの多さとして返ってきます。

よくある質問

生活保護の方の入居に対応している管理会社は岡山に多いですか?

対応可能としている会社はありますが、実際にどこまで実務を代行しているかは会社によって差があります。「対応可」と書かれていても、福祉事務所とのやりとりはオーナー様にお願いしている場合もあります。件数と、具体的にどこまで動くかを直接お聞きになるのが確実です。

管理会社を変えると、入居者に迷惑がかかりませんか?

引き継ぎがきちんとできていれば、入居者の方の負担は「振込先が変わる」ことが中心です。案内を早めに、書面で分かりやすく出すことが大事になります。代理納付を利用されている方がいる場合は、福祉事務所への変更連絡も必要です。

管理料の相場はどのくらいですか?

一般的には家賃の5%前後が目安と言われますが、業務範囲によって幅があります。巡回の頻度、夜間対応の有無、更新業務や退去立会いが含まれるかどうかで実質的な差が出ますので、金額だけでなく業務範囲とセットで比較してください。

代理納付にすれば家賃の滞納は完全になくなりますか?

いいえ。代理納付は住宅扶助にあたる部分の支払い経路を変える仕組みで、共益費や駐車場代など対象外の費用は含まれないことがあります。また、代理納付にするかどうかは福祉事務所の判断になります。滞納リスクを下げる有力な手段ではありますが、ゼロになるものではないとお考えください。

高齢の入居者が増えると、将来的に売却しにくくなりませんか?

入居者がいる状態(オーナーチェンジ)での売却は可能です。むしろ安定して稼働していることが評価される場合もあります。ただし物件の状態や利回りによって判断が変わりますので、売却も視野に入れているのであれば、管理と売買の両方を扱っている会社に相談しておくと、話が早く進みます。

遠方に住んでいて岡山の物件を持っています。管理は任せられますか?

はい。相続で岡山の物件を引き継いだ方からのご相談は増えています。遠方の場合こそ、巡回頻度と報告の形式(写真付きかどうか、どのくらいの間隔か)を最初に確認しておくと安心です。

まとめ

管理会社を選ぶときに確認したい5つの質問を、あらためて並べます。

  1. 代理納付の実務経験はどれくらいありますか?
  2. 福祉事務所やケースワーカーと直接やりとりできますか?
  3. 保証人なし・緊急連絡先なしの申込にどう対応していますか?
  4. 入居後、どこまで見てくれますか?
  5. 退去のとき、原状回復と残置物はどう進めますか?

この5つに具体的な答えが返ってくる会社であれば、生活保護や高齢の方の入居についても、安心してお任せしやすいと思います。

空室を埋めることと、入居後に安心して任せられることは、別の話です。両方そろって初めて、賃貸経営が楽になります。

岡山で、入居後まで含めた管理のご相談を

ミニクルホームは、岡山市を中心に、生活保護を受けている方・高齢の方・保証人を立てられない方の住まい探しに、日常的に向き合ってきました。

その経験は、そのまま大家さん側のご相談にも活かせると考えています。

  • 空室が続いていて、募集の見直しから相談したい
  • 生活保護の方の申込が来たが、どう判断すればいいか分からない
  • 今の管理会社の対応に不安があり、切り替えを検討している
  • 相続で岡山の物件を引き継いだが、どうすればいいか決めきれない

こうしたご相談を、無料でお受けしています。その場でご契約をお願いすることはありません。まずは状況をお聞かせいただければ、今の物件で何ができそうかを一緒に整理します。

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当社は宅地建物取引業者です。原状回復の負担区分、契約解除、明渡しなどについて、法的な判断を下すことや、交渉の代理人としてお相手と折衝することはできません。制度や契約内容にもとづく事実の整理、実務のお手伝い、必要に応じた専門機関のご案内までとなります。個別の法的判断が必要な場合は、弁護士等の専門家へのご相談をおすすめします。
また、記事内の住宅扶助額・代理納付の取り扱いは目安です。最新の内容は岡山市の福祉事務所(各区の保健福祉センター)でご確認ください。

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    入居時も退去時も丁寧に対応してくださり助かりました。 LINEでの対応も文字に残るので、電話だけより確認しやすいです。

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    難しい条件の中、迅速かつ柔軟な対応で、ようやく住めるところが見つかりました。 不安なこともLINEで相談できて助かりました。

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    Googleマップの口コミより一部抜粋

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    遠方からの引越しも丁寧にサポート

    遠方からの引越しで分からないことだらけでしたが、 何から何まで丁寧に対応してくださり、本当に助かりました。

    ご利用者D様

    Googleマップの口コミより一部抜粋

  • 地域情報・物件提案 ★★★★★

    土地の事情も分かり、納得して決められました

    難しい条件での物件探しでしたが、多数の物件をご案内いただき、納得して決めることができました。 土地の事情も参考になりました。

    ご利用者E様

    Googleマップの口コミより一部抜粋

  • 親身な対応 ★★★★★

    借りる側の目線で考えてくれました

    借りる側の目線で考えてくださるので有り難かったです。 気さくな不動産屋さんで、希望もお願いしやすく助かりました。

    ご利用者F様

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