「何をどのくらいやればいいの?」空き家管理、正解が分からず不安な方へ
空き家の防犯対策と同じくらい、多くの方が悩むのが「日常的なメンテナンス」です。
「換気や通水って、そもそも何のためにやるの?」 「月に何回くらい行けばいいのか、目安が分からない」 「自分でできる範囲で、しっかり管理したい」
今回は、空き家を自分で管理(セルフ管理)したい方に向けて、換気・通水の必要性と適切な頻度、具体的な手順を解説します。岡山市内に実家や相続した家をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。
なぜ「換気」と「通水」が必要なのか
換気をしないとどうなるか
人が住んでいない家は、空気の入れ替えが行われないため、湿気がこもりやすくなります。湿気が溜まると、カビやダニが発生しやすくなり、放置すると柱や床など木材部分の腐食、さらにはシロアリの発生にもつながる可能性があります。建物の耐久性が落ちると、資産価値の低下だけでなく、将来的な修繕費用の増加にもつながってしまいます。
通水をしないとどうなるか
キッチン・浴室・洗面所などの排水口には「排水トラップ」と呼ばれる、水を溜めて下水からの臭いや虫の侵入を防ぐ仕組みがあります。長期間水を流さないと、この排水トラップの水(封水)が蒸発してしまい、下水の臭いが室内に上がってきたり、害虫が侵入しやすくなったりします。また、長期間使わない蛇口はゴムパッキンが乾燥・劣化しやすく、水漏れの原因になることもあります。
換気・通水の頻度の目安
一般的な目安として、次のような頻度が推奨されています。
| 項目 | 頻度の目安 | 1回あたりの時間 |
|---|---|---|
| 換気(風通し) | 月1〜2回(梅雨・夏場は2回以上が望ましい) | 30分〜1時間 |
| 通水 | 月1回以上 | 各蛇口で1分以上 |
| 庭木・雑草の様子確認 | 月1回程度 | ― |
| 郵便物の回収 | 月1〜2回、または転送・回収サービスの利用 | ― |
もちろん、これはあくまで一般的な目安であり、建物の状態や季節、立地条件によって適切な頻度は変わります。ご自身が無理なく続けられるペースで、できるだけ多くの回数訪問することが、結果的に建物を長持ちさせるコツです。
岡山市の気候をふまえたポイント
岡山県は「晴れの国」と呼ばれるほど降水量が少なく、比較的温暖な瀬戸内式気候の地域ですが、梅雨の時期や夏場の湿度には注意が必要です。湿気がこもりやすい時期は、換気の回数を増やす、除湿剤を活用するなどの対策を組み合わせると安心です。また、内陸部や山沿いのエリアでは、冬場に想定より気温が下がることもあるため、水道管の凍結対策(水抜き)も忘れずに行いましょう。
セルフ管理の具体的な手順
空き家に到着したら、次の流れで進めると効率的です。
① すべての窓を開けて換気する
玄関・各部屋の窓をできるだけ多く開け、風の通り道を作ります。押し入れやクローゼットの扉も開けて、収納内部にも空気を通しましょう。30分〜1時間ほど、そのままにしておくのが目安です。
② 各蛇口で通水する
キッチン、浴室、洗面所、トイレなど、屋内のすべての蛇口で水を出し、1分以上流します。庭や玄関先に外水栓がある場合は、そちらも忘れずに行いましょう。水の出方に異常がないか、蛇口まわりから水漏れしていないかもあわせて確認します。
③ 排水口・排水トラップの状態を確認する
通水した際に、排水がスムーズに流れているか、下水のような臭いがしないかを確認します。臭いが気になる場合は、通水の頻度を増やすか、専門業者に相談することをおすすめします。
④ 庭・外まわりをチェックする
雑草の伸び具合、庭木の状態、フェンスや門扉の破損がないかを確認します。ゴミの不法投棄がないかもあわせて見ておくと安心です。
⑤ 郵便物・チラシを回収する
郵便受けに物が溜まっていると、外から見て「誰も来ていない家」だと分かってしまいます。定期的な回収が難しい場合は、郵便局の転送サービスの利用も検討しましょう。
⑥ 冬場は凍結対策を行う
気温が下がる時期は、水道管の凍結・破損を防ぐため、水抜き(水道管の中の水を抜いておく作業)を行っておくと安心です。給湯器がある場合は、給湯器の水抜きもあわせて確認しましょう。
セルフ管理が難しいときは、無理をしないことも大切です
「頻繁に通いたいけれど、仕事や距離の関係で難しい」という方も多いと思います。無理に自分だけで抱え込まず、月1回程度の巡回・通水・換気・写真報告を代行する空き家管理サービスを利用するのも、有効な選択肢のひとつです。特に遠方にお住まいの場合は、セルフ管理と管理サービスを組み合わせることで、負担を減らしながら建物の状態を保ちやすくなります。
ミニクルホームでは、岡山市内の空き家について、状態確認から管理方法のご提案まで、幅広くご相談を承っています。「今の管理方法で合っているか不安」という段階でも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。
5. よくある質問(Q&A)
Q1. 換気と通水、どちらが優先度が高いですか? A. どちらも建物の劣化を防ぐ上で重要ですが、特に通水は排水トラップの機能維持に直結するため、月1回以上は行うことをおすすめします。時間が限られる場合は、両方を同じ訪問日にまとめて行うと効率的です。
Q2. 水道を止めている場合、通水はしなくてもいいですか? A. 水道の契約自体を止めている場合は通水の必要はありませんが、その場合は排水口にふたをしておく、水道管の水抜きをしておくといった対応が必要です。今後また使う予定があるかどうかも含めて、契約の見直しを検討してもよいかもしれません。
Q3. 月1回も通うのが難しい場合、どうすればいいですか? A. 難しい場合は、無理に自分だけで対応しようとせず、空き家管理サービスの利用を検討することをおすすめします。月1回程度の巡回・報告を代行してもらうことで、管理の空白期間を減らすことができます。
Q4. 換気や通水をしっかりやっていれば、特定空家等に指定されることはありませんか? A. 換気・通水は建物の劣化防止の観点で重要な作業ですが、特定空家等・管理不全空家等の指定は、建物の傾きや倒壊の危険性、衛生状態、景観など複数の要素で総合的に判断されます。日常的な管理を続けることは、指定を避けるための有効な取り組みのひとつですが、それだけで確実に指定を回避できるとは限らない点にご留意ください。
岡山市の空き家管理・防犯対策のご相談窓口
実家の空き家管理・防犯対策は
株式会社ミニクルホームへご相談ください
岡山市内の空き家の管理・見回り、防犯対策、将来的な売却や活用まで、幅広くご相談いただけます。
「遠方に住んでいて頻繁に見に行けない」「換気や通水のやり方が合っているか不安」「実家をどうすればいいか分からない」など、空き家に関するお悩みに合わせて、わかりやすくご案内いたします。
このようなご相談に対応しています
- 空き家の定期巡回・見回りサービス(換気・通水を含む)
- 庭木・雑草の手入れや清掃の手配
- 防犯対策(施錠強化・センサーライト等)のご提案
- 特定空家等・管理不全空家等に関するご相談
- 将来的な売却・賃貸活用のご相談
- 相続した実家の今後についてのご相談
- 遠方にお住まいの方からのご相談
対象となる方: 岡山市内に空き家をお持ちの方、相続予定・相続済みの方、遠方にお住まいのご家族の方
対応エリア: 岡山市内全域(北区・中区・東区・南区)の空き家に対応しています。
※空き家の状態やご要望によって、対応できる内容は異なります。「今の管理方法が合っているか見てほしい」という段階でもご相談いただけますので、お気軽にお問い合わせください。
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