「高齢になると賃貸は借りにくいのでは」
「年金暮らしでも審査に通るのか不安」
「保証人がいないと難しいのでは」
こうした不安を持つ方は少なくありません。国の住宅セーフティネット制度でも、高齢者は「住宅確保要配慮者」に位置づけられていて、民間賃貸で住まいを確保しにくい現実があることを前提に、登録住宅や入居支援の仕組みが整えられています。
結論からいうと、高齢者でも賃貸を借りられる可能性はあります。
ただし、若い世代と同じ見られ方ではなく、家賃の支払いが続くか、緊急時に対応できるか、見守りや支援につながれるか といった点がより重視されやすいです。国土交通省の資料でも、高齢者の入居制限理由として最も大きいのは「居室内での死亡事故等に対する不安」とされていて、大家側の拒否感も一定割合あることが示されています。
目次
なぜ高齢者は賃貸を借りにくいのか
高齢者の賃貸審査が厳しくなりやすいのは、単に年齢だけが理由ではありません。国土交通省の調査では、高齢者に対して賃貸人の約7割が拒否感を持ち、入居制限の「最も該当する理由」としては「居室内での死亡事故等に対する不安」が約9割を占めています。つまり、貸す側は家賃の支払いだけでなく、入居後の見守りや緊急対応まで含めて不安を感じているということです。
さらに、2025年の国土交通政策研究所の資料では、高齢者の賃貸借契約を円滑に進めるうえで、緊急連絡先の確保、見守りサービスの費用負担やプライバシー、契約終了時の残置物処理などが実務上の課題として挙げられています。高齢者の部屋探しでは、この不安を減らせるかどうかが大きなポイントになります。
入居審査で見られるポイント
1. 家賃が収入に合っているか
まず一番見られやすいのは、毎月の家賃を無理なく払えるかどうかです。年金暮らしでも、家賃が収入に対して無理のない範囲であれば進みやすくなりますが、家賃が高すぎると審査はかなり厳しくなりやすいです。国の説明資料でも、高齢者向けの保証や支援があっても、収入等と家賃を客観的に比べて継続的な支払いが困難と考えられる場合は問題になりうるとされています。
2. 保証会社を使えるか
最近の賃貸は、連帯保証人よりも保証会社加入必須の物件が多いです。国は住宅セーフティネット制度の中で家賃債務保証を重要な柱に位置づけていて、要配慮者が利用しやすい認定家賃債務保証業者制度も整えています。高齢者の部屋探しでは、「保証人がいるか」だけでなく、使える保証会社があるか が現実的にかなり大きいです。
3. 緊急連絡先があるか
高齢者の単身入居では、緊急連絡先がかなり重く見られます。2025年時点の国交省Q&Aでは、要配慮者に関して、条件次第で法人の連絡先も認められる考え方が示されていて、個人に限定しない方向で制度が進められています。とはいえ実務上は、何かあったときに確実に連絡が取れる体制があるか が大事です。
4. 見守りや生活支援につながれるか
貸主が気にするのは、今元気かどうかだけではありません。体調変化や孤立が起きたときに支援につながれるか が大きな安心材料になります。居住支援法人は、住宅相談、入居支援、家賃債務保証、見守りなどを担う制度として位置づけられていて、こうした仕組みにつながっていることは高齢者の住まい確保で意味があります。
5. 住まいの種類が状態に合っているか
一般賃貸だけで探すと、高齢者はどうしても選択肢が狭くなりやすいです。国のサービス付き高齢者向け住宅制度では、登録基準としてバリアフリー、一定の設備、少なくとも状況把握・生活相談サービスの提供が求められています。一般賃貸で不安が大きい場合は、こうした住宅も候補に入れたほうが進みやすいことがあります。
高齢者の部屋探しで注意したいこと
一般的な賃貸サイトだけで探し切ろうとしない
高齢者の部屋探しで苦戦しやすいのは、一般的な賃貸ポータルだけで完結しようとするケースです。国の住宅セーフティネット制度では、セーフティネット登録住宅、居住サポート住宅、居住支援法人、家賃債務保証といった仕組みが用意されています。普通の検索だけで決まらないときは、最初から制度を前提に探したほうが早いことがあります。
条件を高くしすぎない
駅近、新築、広め、設備充実など条件を積み上げると、家賃が上がって審査が厳しくなりやすいです。高齢者の部屋探しでは、まず通りやすい家賃帯に合わせることが大切です。これは制度そのものの説明ではありませんが、国の資料が示す「支払い継続性」と「入居後の安心」が重視される実態から見ても、かなり重要な動き方です。
書類を先にそろえる
年金振込がわかる通帳、年金額の通知書、本人確認書類、緊急連絡先、必要なら介護や見守りサービスの利用状況などを先に整理しておくと、管理会社側も判断しやすくなります。高齢者の審査では「説明できる状態にあるか」が安心感につながりやすく、これは緊急連絡先や支援体制が重視される実務とも合っています。
退去期限が近いなら早めに相談する
退院・退所予定がある、今の家を出なければいけないなど、期限がある部屋探しは選択肢が狭まりやすいです。そういうときほど、不動産会社だけでなく、居住支援法人や自治体の住宅相談窓口も含めて動くほうが現実的です。国は都道府県による居住支援法人の指定や、賃貸住宅への円滑な入居支援の仕組みを進めています。
高齢者に向いている住まいの選択肢
一般賃貸+保証会社
健康状態や生活状況が比較的安定している場合は、一般賃貸でも十分可能性があります。この場合は、保証人にこだわるより、保証会社が使えるか、緊急連絡先を整理できるか が重要です。認定家賃債務保証業者制度は、要配慮者の受け入れを進めるための仕組みとして整備されています。
セーフティネット登録住宅・居住サポート住宅
高齢者など住宅確保要配慮者の入居を拒まない賃貸住宅として、セーフティネット登録住宅があります。さらに2025年10月施行の改正では、大家と援助実施者が連携して居住中の支援を行う居住サポート住宅の仕組みも始まっています。一般物件で止まりやすい方には、かなり相性のいい選択肢です。
サービス付き高齢者向け住宅
見守りや生活相談が必要な場合は、サービス付き高齢者向け住宅も有力です。制度上、バリアフリーや一定の設備に加えて、状況把握・生活相談サービスの提供が必要とされています。全国の登録住宅は公式の情報提供システムで確認できます。
終身建物賃貸借
高齢者の住まいの安定という面では、終身建物賃貸借制度もあります。これは認可事業者が、借家人が生きている限り存続し、死亡時に終了する一代限りの賃貸借契約を結べる制度です。住み続けられる安心と、契約終了手続きの見通しを両立しやすい仕組みです。
まとめ
高齢者でも賃貸を借りられる可能性はあります。
ただし、審査で見られやすいポイントはかなりはっきりしています。
-
家賃が収入に合っているか
-
保証会社を使えるか
-
緊急連絡先があるか
-
見守りや支援につながれるか
-
住まいの種類が状態に合っているか
国は、高齢者などの住宅確保要配慮者に向けて、セーフティネット登録住宅、居住サポート住宅、居住支援法人、家賃債務保証、サービス付き高齢者向け住宅、終身建物賃貸借制度などを整えています。高齢だから無理と決めつけるより、通りやすい土台に合わせて探すことが大切です。
高齢者の部屋探しに不安がある方は、一人で悩まず早めに相談することが大切です。
年齢だけで結果が決まるわけではなく、家賃、保証、緊急連絡先、見守り体制の整え方で進めやすさは変わります。
今の状況を整理しながら、無理のない住まい探しの進め方を考えていきましょう。
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