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空き家を活用したいと思っても、最初に大きな壁になるのが費用です。
「まず片付けにお金がかかる」
「貸す前にどこまで直せばいいかわからない」
「売るにしても、古い家だから費用倒れが心配」
こうした悩みで、動けないままになっている方は少なくありません。

岡山市では、空き家の活用や適正管理を進めるために、空き家診断、家財等処分、リフォーム、除却、購入などの支援制度を用意しています。さらに、売却時には補助金ではありませんが、相続空き家の3,000万円特別控除という税の特例も関係してくる場合があります。

この記事では、岡山市で空き家活用に使える補助金・助成金を、オーナー目線でわかりやすく整理します。
特に、**「できるだけ費用を抑えて、売るか貸すかを進めたい方」**に向けて、どの制度が使いやすいのかを実務目線でまとめます。


まず結論|岡山市で使いやすい制度はこの5つ

空き家オーナー目線で見ると、使いやすい制度は大きくこの5つです。

  • 空き家診断補助金
    まず「この家は貸せるのか、直すべきか」を見たい方に向いています。耐震診断や劣化診断に補助が出ます。
  • 家財等処分補助金
    空き家バンク登録が前提ですが、片付け費用の2分の1・上限20万円が補助されます。売却や賃貸に出す前の整理に使いやすい制度です。
  • 空家等適正管理支援事業(リフォーム)
    通常の活用向けリフォーム補助で、工事費の3分の1・上限60万円、子育て世帯は上限70万円です。賃貸・売却・自己居住のいずれにも使える形になっています。
  • 地域活性化リフォーム補助金
    地域の活性化目的で使う場合は、補助率2/3・上限150万円です。ただし、10年以上の地域活用町内会・NPO法人などによる管理が条件なので、一般的な個人オーナー向けよりはハードルが高めです。
  • 売却時の相続空き家3,000万円特別控除
    これは補助金ではありませんが、条件を満たせば譲渡所得から最高3,000万円を控除できる特例です。相続した実家を売る方にはかなり重要です。なお、2024年1月1日以後の譲渡で相続人が3人以上の場合は上限2,000万円です。

1. 空き家診断補助金|まず「貸せるか」「直すべきか」を知りたい方向け

空き家活用で最初に使いやすいのが、空き家診断補助金です。
岡山市では、空き家の活用を進めるために、耐震診断劣化診断(インスペクション)の費用を補助しています。対象は、原則として1年以上空き家で、所有者が申請する制度です。耐震診断は岡山市内の一戸建て木造住宅で、昭和56年5月31日以前に着工されたものなどが対象で、劣化診断は一戸建て木造住宅が対象です。

補助額は、耐震診断の一般診断が8万円(定額)200㎡超は8.8万円(定額)精密診断は対象事業費の2/3・上限8.8万円、**劣化診断は6万円(定額)**です。
「いきなり大きなリフォーム見積もりを取る」のではなく、まず家の状態を把握して、活用の可能性を見極めたい方に合っています。

ミニクルホームとしても、空き家活用は最初から工事ありきで考えるより、
「そのまま貸せるのか」
「最低限どこを直せばよいのか」
を整理した方が、結果的に無駄な出費を抑えやすいです。


2. 家財等処分補助金|片付け費用を抑えたい方向け

空き家活用で意外と負担になるのが、家財の片付けです。
岡山市には、空き家情報バンクを通じた利活用促進のために、家財等処分補助金があります。対象は、岡山市空き家情報バンクに登録している個人で、補助対象空き家も空き家情報バンク登録物件が前提です。さらに、売買や賃貸に至らない場合は継続して2年以上登録することが条件になっています。

補助額は、家財等処分費用の2分の1・上限20万円です。市内の許可を受けた一般廃棄物収集運搬業者が行う処分・搬出が対象です。

つまり、
「空き家バンクに登録して、売るか貸すかを進めたい」
という方にはかなり使いやすい制度です。
反対に、まだ空き家バンク登録を考えていない場合は、そのままでは使いにくいので、先に進め方を整理した方がいいです。これは制度要件から見た実務上のポイントです。


3. 空家等適正管理支援事業(リフォーム)|通常の空き家活用で使いやすい本命

「できるだけ大がかりな工事はしたくないけれど、貸す・売るために最低限整えたい」という方に使いやすいのが、通常のリフォーム補助金です。
岡山市の制度では、対象者は空き家の所有者または所有者の承諾を受けた賃借人(個人)で、対象住宅は岡山市内の一戸建て住宅で、空家法上の空き家や空き家情報バンク登録住宅などが含まれます。改修後は、賃貸・売却・自己または親族等の居住でも活用可能です。

対象工事は、市内施工業者による居住用部分の工事で、耐震改修等・バリアフリー改修・省エネルギー改修のいずれかを含むリフォーム工事であること、そして経費合計60万円以上であることが条件です。附帯工事として、家財道具等の搬出処分や屋内外の清掃も含まれます。

補助額は、工事費の3分の1・上限60万円です。子育て世帯は上限70万円です。さらに岡山市は、補助金を直接施工業者へ支払う代理受領制度も案内していて、申請者の一時的な金銭負担を軽くする仕組みがあります。

費用を抑えたい方にとっては、
「全部きれいにしないと貸せない」ではなく、補助対象になる工事をうまく組む
という考え方が大事です。


4. 地域活性化リフォーム補助金|条件は厳しいが金額は大きい

岡山市には、通常のリフォーム補助とは別に、地域活性化リフォーム補助金があります。
これは、空き家を地域活性化のために活用する場合の制度で、対象者は所有者または所有者の承諾を受けた賃借人です。補助条件として、改修後最低10年間は地域の活性化に活用すること、さらに改修後の建物管理を町内会・NPO法人またはこれに類する第三者が行うことが求められています。

補助額は、リフォーム費用の2/3・上限150万円です。金額だけ見るとかなり大きいですが、条件を見ると、一般的な「空き家を普通に賃貸に出したい」というケースより、地域拠点・コミュニティ用途などを考える方向けと考えた方が実務的です。これは制度条件からの整理です。

なので、個人オーナーの方は、まず通常のリフォーム補助を見て、
地域利用の話が具体的にあるなら地域活性化型も検討する
くらいの順番がわかりやすいです。


5. 除却補助金|危険な空き家で活用が難しいときの選択肢

空き家の状態によっては、「活用」より先に除却を考えた方がよい場合もあります。
岡山市の除却補助金は、老朽化した危険な空き家の除却費用の一部を補助する制度で、対象は空家法上の特定空家等です。特定空家等とは、放置すると倒壊等のおそれがある、衛生上有害、著しく景観を損なう、周辺環境への影響が大きいなどの状態にある空家等を指します。

補助額は、除却費用の1/3・上限60万円です。パンフレットでは、応急措置の場合は10万円とされています。岡山市が現地確認の上で認定する仕組みです。

「貸すか売るか」以前に、このままだと危ないという状態なら、この制度の対象になる可能性があります。
ただし、誰でも使える制度ではなく、特定空家等に認定されていることが前提なので、まずは相談が必要です。


6. 地域活性化除却補助金|跡地活用まで考える方向け

さらに、除却後の土地を地域活性化に使う場合は、地域活性化除却補助金があります。
こちらは、除却費用の4/5・上限200万円とかなり大きい制度ですが、条件として跡地を最低10年間地域活性化に活用すること跡地管理を町内会やNPO法人などの第三者が行うことが求められます。

こちらも、普通の個人オーナー向けというより、町内会や地域団体と連携して跡地活用まで見えているケース向けです。
一般的な空き家オーナーなら、まずは通常の活用か通常の除却を検討し、話が具体的ならこの制度を見にいく流れが現実的です。


7. 売却なら「補助金」ではなく税の特例も見ておきたい

空き家活用というと補助金ばかり見がちですが、売却を考えている方は税の特例も大事です。
国税庁によると、相続または遺贈により取得した被相続人居住用家屋やその敷地を、平成28年4月1日から令和9年12月31日までに売り、一定の要件を満たすと、譲渡所得から最高3,000万円まで控除できます。なお、令和6年1月1日以後の譲渡で、取得した相続人が3人以上の場合は2,000万円までです。

岡山市では、この特例に必要な被相続人居住用家屋等確認書の交付案内を出しています。つまり、税務署の話だけではなく、岡山市での確認手続きも関わる制度です。

補助金そのものではありませんが、売却を検討している方にとっては、
「先に税特例を確認してから動く」
だけで手残りが大きく変わる可能性があります。


8. どの制度を選ぶべきか|費用を抑えたい方の考え方

費用を抑えたい方は、最初から全部を狙わない方がわかりやすいです。

まず貸せるか・直せるか知りたい

この場合は、空き家診断補助金から入るのが自然です。家の状態が分からないままリフォーム見積もりを取るより、先に診断で方向性を見た方が判断しやすいです。

片付けがネックで動けない

この場合は、空き家バンク登録+家財等処分補助金が候補です。ただし、空き家バンク登録と継続登録の条件があるので、制度前提で進める必要があります。

最低限の工事で貸したい・売りたい

この場合は、通常のリフォーム補助金が本命です。補助対象工事の組み方や、どこまで直せば十分かの見極めが大切です。

危険すぎて活用が難しい

この場合は、除却補助金の対象になる可能性があります。ただし特定空家等であることが前提なので、まずは現地確認や相談になります。

相続した実家を売る方向もある

この場合は、補助金より3,000万円特別控除の要件確認を先にした方がよいケースがあります。


9. 岡山市の補助金を使うときの注意点

岡山市の空き家関連制度は、かなり共通点があります。
まず大事なのは、事前相談が必要な制度が多いことです。空家等総合相談窓口の案内でも、補助金や空き家情報バンクの相談先が整理されていますし、各制度ページでも事前相談が求められています。

次に、予算に達し次第終了する制度が多いことです。
「あとで考えよう」と思っている間に、その年度分が終わることもあるので、使いたい制度が見えたら早めに確認した方が安心です。

また、制度によっては空き家バンク登録が必要だったり、特定空家等認定が必要だったり、10年間の活用条件があったりします。
なので、補助額だけ見て決めるのではなく、自分の空き家に本当に合う制度かを見るのが大事です。


10. ミニクルホームとしておすすめしたい進め方

実務的には、空き家活用は
「補助金があるから工事する」
ではなく、
「この家をどう活かすかを決めてから、使える制度を当てる」
の順番の方が失敗しにくいです。

たとえば、

  • 貸せる見込みがある家なら、診断→最低限のリフォーム→募集
  • 片付けで止まっているなら、空き家バンク登録→家財処分補助
  • 危険性が高いなら、除却補助の可能性確認
  • 売却も考えるなら、税特例の確認

という流れの方が、制度を使いやすいです。これは各制度の対象条件を踏まえた整理です。


まとめ

岡山市で空き家活用に使える制度を、オーナー向けに整理すると、特に見ておきたいのは次の流れです。

  • まず状態確認なら、空き家診断補助金
  • 片付け費用を抑えたいなら、家財等処分補助金
  • 最低限直して貸す・売るなら、通常のリフォーム補助金
  • 危険な空き家を除却したいなら、除却補助金
  • 相続した空き家を売るなら、3,000万円特別控除の確認

補助金は便利ですが、どの制度が合うかは空き家の状態と目的次第です。
だからこそ、最初に「売る」「貸す」「管理する」「解体する」のどれが合うかを整理することが大切です。


岡山市で空き家活用を考えているけれど、どの補助金が使えるかわからない方へ。
ミニクルホームでは、空き家相談・空き家管理・空き家活用のご相談を受けています。

  • この家は貸せるのか
  • 最低限どこを直せばいいのか
  • 空き家バンク登録が向いているのか
  • 売却した方がいいのか
  • 補助金や税特例の確認をどう進めるか

こうしたことを、家の状態や地域性を見ながら整理できます。

岡山市の空き家相談窓口は086-803-1410ですが、
実際に**「自分の家ならどう動くべきか」**は、個別に見た方が早いことも多いです。

LINE・電話・お問い合わせフォームから、お気軽にご相談ください。


FAQ

Q1. 補助金は、見積もりを取ってから申し込めばいいですか?

制度によりますが、岡山市の空き家関連制度は事前相談着手前申請が前提のものが多いです。先に工事や処分を進めると対象外になるおそれがあるため、先に確認した方が安全です。

Q2. 一番使いやすい補助金はどれですか?

多くの方にとって入りやすいのは、空き家診断補助金通常のリフォーム補助金です。片付けがネックなら、空き家バンク登録を前提に家財等処分補助金も候補になります。

Q3. 家財等処分補助金は、誰でも使えますか?

誰でもではありません。空き家情報バンク登録が前提で、売買や賃貸に至らない場合は2年以上継続登録する条件があります。

Q4. 危ない空き家ならすぐ除却補助が出ますか?

除却補助金は、特定空家等が対象です。岡山市が現地確認したうえで判断する制度なので、まず相談が必要です。

Q5. 相続した実家を売る場合も補助金がありますか?

売却そのものの補助金というより、条件を満たせば譲渡所得の3,000万円特別控除が使える可能性があります。岡山市で確認書の交付手続きが関係するので、早めに確認した方が安心です。

相続した実家、どうしていますか?

何から手をつければいいか分からない。 遠くて見に行けない。 でも放っておくのは不安——。

そんなとき、 「とりあえず管理を任せる」 だけでも、気持ちはずっとラクになります。

ミニクルホームにお気軽にご相談ください。 岡山市周辺の空き家、一緒に守りましょう。

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岡山県知事(3)第5473号

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業務内容:

売買仲介・賃貸仲介・管理・賃貸空室対策コンサルタント・内装リフォーム保険代理店 

住所:岡山県岡山市北区奉還町二丁目19番14号

JR岡山駅西口徒歩7分

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