【岡山の学生向け】退去時にぼったくられない!入居直後に絶対やるべきチェックリスト
岡山の大学へ進学し、初めて賃貸物件へ入居するときは、家具家電の搬入、電気・ガス・水道の開始、大学の手続きなどで忙しくなります。
しかし、荷物を運び込む前に必ず行ってほしいのが、室内の傷・汚れ・設備不良の確認と記録です。
入居前からあった床の傷やクロスの汚れを記録していないと、卒業や就職で退去するときに、「入居中に付けた傷ではないか」と判断される可能性があります。
もちろん、高額な退去費用が請求されたからといって、直ちに「ぼったくり」と決めつけることはできません。
借主の不注意による傷、清掃不足によるカビ、契約書に明記されたクリーニング特約など、借主負担となる費用もあります。
大切なのは、入居時の状態を客観的に記録し、管理会社へ報告した証拠を残すことです。
- 家具や段ボールを入れる前に撮影する
- 部屋全体の写真と傷のアップ写真をセットで残す
- 壁・床だけでなく、水回り・収納・設備も確認する
- におい・異音・水圧など写真に写らない状態は文章で記録する
- 傷を見つけたら写真を保存するだけでなく管理会社へ報告する
- 入居時確認表は提出期限内に返送する
- 設備故障を自分で修理しない
- 写真・動画・メールを退去精算が終わるまで保存する
スマートフォンの中に写真を残していても、管理会社へ伝えていなければ、入居時からあった傷だと認識されていない可能性があります。
気になる傷、汚れ、設備不良は、入居時確認表、メール、LINEなど、送信記録が残る方法で管理会社へ報告しましょう。
なぜ入居直後のチェックが重要なのか
退去時の原状回復トラブルでは、「その傷がいつ付いたのか」が問題になることがあります。
入居直後の記録がなければ、入居前からあった傷なのか、学生本人が生活中に付けた傷なのかを客観的に説明しにくくなります。
一般的に、通常の生活で自然に生じた損耗や、年月の経過による劣化は、借主がすべて修繕するものではありません。
一方で、借主の故意・過失、通常の使用を超える使い方、清掃や報告を怠ったことで拡大した損傷は、借主負担になる可能性があります。
実際の負担は、損傷原因、契約内容、特約、入居期間などによって判断されます。
入居当日の正しい確認順序
荷物を運び込む前に、室内全体を動画で撮影します。
- 玄関から各部屋を連続して撮る
- 壁・床・天井が分かるようにゆっくり動かす
- 収納や設備の位置関係を残す
傷・汚れ・へこみ・変色を、全体写真とアップ写真で撮影します。
- 家具で隠れる壁や床
- 冷蔵庫・洗濯機置場
- ベッドや机を置く予定の場所
照明、エアコン、換気扇、水栓、排水などの動作を確認します。
- 水漏れ
- 異音
- 排水の詰まり
- リモコンやスイッチの不具合
写真では判断しにくい、騒音、におい、結露、給湯温度などを確認します。
入居時確認表に期限がある場合は、期限を優先してください。
写真・動画を正しく残す7つのポイント
- 家具を入れる前に撮影する 家具や荷物を入れた後では、入居前からあった傷なのか、搬入時に付いた傷なのか分かりにくくなります。
- 最初に部屋全体を動画で撮る 玄関から居室、水回り、収納、ベランダまで連続して撮影すると、傷の位置関係を説明しやすくなります。
- 全体写真とアップ写真をセットにする 傷だけのアップ写真では、部屋のどこにある傷か分かりません。壁面全体と傷の近接写真を両方残します。
- 傷の大きさが分かるようにする メジャーや定規を一緒に写し、傷・へこみ・変色の大きさを記録します。
- 明るい状態で撮る 昼間の自然光と室内照明を使い、影や反射で傷が見えなくならないようにします。
- 元の写真データを残す 加工・圧縮した写真だけでなく、撮影日時などの情報が残った元データも保存します。
- 部屋ごとに整理する 「玄関」「洋室北側」「キッチン」「浴室」など、写真の場所が分かる名称で整理します。
動画は部屋全体の位置関係を残すのに向いていますが、小さな傷や汚れは確認しにくいことがあります。
動画で全体を記録し、気になる場所は静止画で詳しく残しましょう。
場所別|入居直後の完全チェックリスト
扉・鍵・下駄箱
- 玄関ドアの傷・へこみ
- 鍵が正常に回るか
- ドアガードの動作
- ドアクローザーの動作
- 下駄箱内部の汚れ・におい
- 玄関床の傷・割れ
クロス・穴・変色
- クロスの破れ・めくれ
- 画びょう・釘・ネジの穴
- 黒ずみ・黄ばみ・染み
- 天井の水染み
- カビ・結露跡
- 補修した跡
傷・へこみ・浮き
- フローリングの傷
- 家具跡・へこみ
- 床材の浮き・めくれ
- 飲み物などの染み
- 床鳴り
- クッションフロアの破れ
ガラス・網戸・サッシ
- ガラスのひび
- 網戸の破れ
- 鍵・クレセントの動作
- サッシの汚れ・変形
- 窓の開閉
- 結露・カビ跡
内部まで開けて確認
- 棚板の傷・たわみ
- 扉・レールの動作
- 内部のカビ・染み
- 湿気や異臭
- 前入居者の残置物
- ハンガーパイプのぐらつき
排水・物干し・避難設備
- 床のひび・汚れ
- 排水口の詰まり
- 物干し金具の破損
- 隣室との隔て板
- 避難はしご周辺
- 不要品・残置物
キッチンで確認すること
- シンクの傷・さび・へこみ
- 蛇口からの水漏れ
- 排水口の流れ・におい
- 収納内部の油汚れ・カビ
- 換気扇の動作・異音
- コンロの点火・破損
- 壁やタイルの焦げ・油汚れ
- 給湯器からお湯が出るか
- 冷蔵庫置場の床・壁の傷
- 電子レンジ用コンセントの位置
排水口と収納内部のにおい
写真ではにおいを記録できません。
「シンク下収納を開けると下水のようなにおいがする」「排水口から強いにおいがある」など、場所と状態を文章で記録して管理会社へ伝えましょう。
浴室・洗面所・トイレで確認すること
カビ・水漏れ・排水
- 浴槽の傷・ひび
- 壁・天井・目地のカビ
- シャワーホースの漏れ
- 排水の流れ
- 換気扇の動作
- 鏡の割れ・うろこ汚れ
洗面台・洗濯機置場
- 洗面ボウルのひび
- 収納内部の水染み
- 蛇口・排水管の漏れ
- 防水パンのひび・汚れ
- 洗濯機用蛇口の状態
- 床の変色・浮き
便器・水・換気
- 便器・便座のひび
- 床への水漏れ
- 水が正常に流れるか
- タンク内部の異音
- 換気扇の動作
- 壁・床の汚れ
洗面台下、キッチン下、トイレ、洗濯機用蛇口などの水漏れを放置すると、床や下階へ被害が広がる可能性があります。
濡れている場所を撮影し、水の使用を止め、管理会社または緊急連絡先へ速やかに連絡してください。
設備は「あるか」ではなく「動くか」を確認
| 設備 | 確認すること | 記録方法 |
|---|---|---|
| エアコン | 冷暖房、リモコン、異音、水漏れ、におい | 動作動画・型番写真 |
| 照明 | 点灯、ちらつき、破損 | 点灯状態の写真 |
| インターホン | 映像、音声、録画機能 | 画面・動作動画 |
| 換気扇 | 作動、吸い込み、異音 | 動画・文章 |
| 給湯器 | お湯、温度、エラー表示 | リモコン表示写真 |
| コンセント | 破損、焦げ、カバーの外れ | 近接写真 |
| 火災警報器 | 外れ・破損・設置場所 | 全体写真 |
| 備え付け家電 | 動作、傷、型番、付属品 | 全体・型番写真 |
室内にエアコン、照明、冷蔵庫、洗濯機などがあっても、すべてが貸主の修理対象とは限りません。
故障時に修理・交換される契約上の「設備」なのか、借主が自己責任で使用する「残置物」なのかを契約書や設備表で確認しましょう。
写真では残せない状態はメモする
排水・カビ・たばこ臭
場所、強さ、窓を開けた後も残るかを文章で記録します。
設備音・床鳴り・振動
発生場所、時間、設備を動かしたときだけかを動画と文章で残します。
水圧・排水速度
水が極端に弱い、排水に時間がかかるなど、使用した感覚を報告します。
エアコン・給湯
設定温度にならない、温度が不安定などの状態を記録します。
管理会社へ送る報告文テンプレート
本日、〇〇マンション〇〇号室へ入居しました。
荷物を搬入する前に室内を確認したところ、入居前からと思われる傷・汚れ・不具合がありましたので、写真を添付してご報告します。
- 洋室北側の壁:クロスのめくれ約3cm
- 洋室入口付近の床:線状の傷約10cm
- キッチン下収納:内部に水染みとにおい
- 浴室換気扇:作動時に大きな異音
- 網戸:右下部分に破れ
入居時からの状態として記録をお願いいたします。
修理や確認が必要な箇所について、今後の対応方法をご連絡ください。
氏名:〇〇〇〇
物件名・号室:〇〇マンション〇〇号室
入居日:〇年〇月〇日
小さな傷は入居時から存在したことを記録してもらい、設備故障や水漏れなど生活に支障があるものは、修理や点検も依頼しましょう。
写真と書類の保存方法
- スマートフォン本体だけでなくクラウドにも保存する
- 保護者にも写真・動画を共有する
- 物件名と入居日をフォルダ名に入れる
- 管理会社へ送信したメール・LINEを保存する
- 入居時確認表のコピーを取る
- 修理完了後の写真も残す
- 退去精算が完了するまで削除しない
4年間の学生生活では、スマートフォンの機種変更、故障、紛失が起こることがあります。
写真をスマートフォンの中だけに保存せず、クラウドや保護者の端末など、複数の場所へ保存しましょう。
遠方の保護者がしておきたいこと
- 入居日の撮影チェックリストを共有する
- 写真と動画を保護者にも送ってもらう
- 入居時確認表の提出期限を確認する
- 管理会社への報告内容を一緒に確認する
- 契約書・重要事項説明書・設備表を保存する
- 修理連絡先と夜間緊急連絡先を登録する
初めて一人暮らしをする学生さんは、どの程度の傷を報告すべきか判断できない場合があります。
迷った箇所は撮影し、保護者と管理会社の双方へ共有しておくと安心です。
オンライン内見で決めた物件でも再確認が必要
オンライン内見や過去の室内写真を見て契約した場合でも、鍵を受け取った後に現況を確認してください。
- 案内された部屋番号と一致しているか
- 掲載写真と設備が同じか
- 間取り図にない柱・段差がないか
- 前入居者の退去後に傷が増えていないか
- 清掃が完了しているか
- 設備・残置物の内容が契約書と一致しているか
通常損耗と借主負担になりやすい例
| 場所 | 通常損耗・経年変化になりやすい例 | 借主負担になりやすい例 |
|---|---|---|
| クロス | 日光による変色、通常範囲の画びょう跡 | 落書き、喫煙によるヤニ、ネジ・釘による大きな穴 |
| 床 | 家具設置による通常のへこみ、日焼け | 家具を引きずった傷、飲み物を放置した染み |
| 浴室 | 通常清掃をしていても生じる経年劣化 | 換気・清掃不足で拡大した著しいカビ |
| キッチン | 通常使用による設備の劣化 | 清掃を長期間怠った油汚れ・焦げ付き |
| 窓 | 通常使用による部品の劣化 | 結露を放置して拡大したカビ・腐食 |
| 設備 | 通常使用による故障・耐用による交換 | 誤った使い方や故意による破損 |
※実際の負担は、発生原因、損傷範囲、入居期間、契約書・特約などによって異なります。
入居後に退去費用を増やさない習慣
家具へ保護材を付ける
ベッドや机の脚に保護材を付け、キャスター椅子の下へマットを敷きます。
強力テープやネジを避ける
壁へ物を取り付ける前に、契約上認められる方法を確認します。
換気・清掃を続ける
浴室、窓、収納の湿気を逃がし、カビや結露を放置しないようにします。
すぐ管理会社へ連絡する
水漏れ、雨漏り、設備異常を放置せず、写真を添えて報告します。
壁紙の剥がれや設備故障を自分で修理すると、補修跡が残ったり、指定外の材料を使用したりして、別の費用が発生する可能性があります。
修理する前に、管理会社へ対応方法を確認してください。
退去時にも同じ角度で撮影する
退去が決まったら、入居時に撮影した写真を見返し、同じ場所を同じような角度で撮影しましょう。
- 荷物をすべて撤去する
- 通常範囲の清掃を行う
- 入居時写真と現在の状態を比較する
- 壁・床・水回りを撮影する
- 設備・リモコン・鍵の返却数を確認する
- 退去立会い書類の内容を確認する
- 精算書・工事明細を受け取る
その場で金額が分からない書類に注意
退去立会いの確認書へ署名するときは、単なる傷・汚れの確認なのか、費用負担まで認める合意書なのかを確認しましょう。
工事金額や借主負担額が分からない場合は、内容を質問し、控えを受け取ってください。
高額な退去費用を請求されたとき
- 契約書と特約を確認する クリーニング費、エアコン清掃、短期解約違約金などを確認します。
- 入居時の写真と報告記録を確認する 請求された傷が入居前から存在していなかったかを確認します。
- 精算明細を求める 場所、工事項目、面積、数量、単価、借主負担の理由を確認します。
- 通常損耗・経年変化を分ける 普通に生活して自然に生じた劣化まで請求されていないかを確認します。
- 管理会社・貸主へ説明を求める 感情的に争うのではなく、項目ごとに負担根拠を質問します。
- 解決しない場合は相談窓口を利用する 消費生活センターや法律の専門家などへ相談します。
借主の過失による大きな損傷、喫煙、無断ペット、残置物、水漏れの放置などがある場合は、高額になる可能性があります。
金額だけで判断せず、請求項目、契約内容、損傷原因を確認しましょう。
入居時チェックでよくある失敗
家具搬入後に撮影した
ベッドや冷蔵庫で壁・床が隠れ、入居前の状態を確認できなくなります。
傷のアップだけを撮った
部屋のどの場所にある傷なのか説明できません。
管理会社へ報告しなかった
本人の写真には残っていても、管理側に入居時の状態として登録されていません。
提出期限を過ぎた
入居時確認表に提出期限がある場合、遅れると確認が難しくなります。
壁と床しか見なかった
収納、水回り、換気扇、エアコンなどの不具合を見落とします。
卒業前に写真を消した
スマートフォンの機種変更や容量不足で、入居時の記録がなくなることがあります。
保護者と学生で共有する最終チェックリスト
- 荷物を入れる前に動画を撮ったか
- 全体写真と傷のアップ写真を撮ったか
- 壁・床・天井・収納を確認したか
- キッチン・浴室・トイレを確認したか
- エアコン・換気扇・給湯を動かしたか
- におい・異音・水圧をメモしたか
- 管理会社へ写真付きで報告したか
- 入居時確認表を期限内に提出したか
- 保護者にもデータを共有したか
- 退去精算まで保存できる状態にしたか
よくある質問
枚数に決まりはありません。各部屋の壁・床・天井、水回り、収納、設備を全体とアップで撮影すると、数十枚以上になる場合があります。
退去時に問題となる可能性がある傷や汚れは、迷ったら写真と文章で報告しておくと安心です。
本人の記録としては役立ちますが、入居時から存在した状態として管理側にも認識してもらうため、送信記録が残る方法で報告しましょう。
気付いた時点ですぐに撮影し、管理会社へ報告してください。入居時確認表の期限が過ぎている場合も、報告しないより記録を残すことが大切です。
一般的には借主負担ではないと考えられますが、契約書の特約や損傷原因によって判断が異なります。契約内容と請求根拠を確認してください。
定額清掃費の特約があっても、ごみ、残置物、著しい油汚れやカビを放置してよいわけではありません。通常範囲の清掃を行いましょう。
請求された場所、工事項目、数量、単価、借主負担となる理由が分かる説明や明細を求めましょう。
まとめ|退去費用対策は入居初日から始まる
岡山の学生向け賃貸で退去費用トラブルを防ぐためには、卒業直前ではなく、入居初日の行動が重要です。
鍵を受け取ったら、家具や段ボールを運び込む前に、玄関から居室、水回り、収納、ベランダまで動画で撮影しましょう。
壁、床、天井、窓、キッチン、浴室、トイレなどは、部屋全体の写真と傷・汚れのアップ写真をセットで残します。
設備を実際に動かし、水漏れ、異音、排水不良、エアコンの不具合などがあれば、勝手に修理せず管理会社へ連絡してください。
撮影した写真をスマートフォンへ保存するだけでなく、入居時確認表、メール、LINEなどを使って管理会社へ報告し、保護者とも共有しましょう。
入居時の写真、契約書、特約、修理記録は、退去精算が終わるまで保存してください。
入居時と退去時の状態を客観的に比較できる記録が、納得できる退去精算につながります。
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